よこ【横】
1 水平の方向。また、その長さ。「首を—に振る」「瓶を—にする」「手を—に伸ばす」⇔縦。 2 左右の方向。また、そ...
よこ‐あい【横合(い)】
1 横の方。よこて。「—から足を出して転ばせる」 2 直接関係のない立場。局外。「—から口を挟む」
よこ‐あな【横穴】
1 山腹や崖などに横に掘った穴。 2 古墳時代の墓の一種。墳丘を築く代わりに軟らかい土の丘陵の斜面や崖面に横に穴を...
よこあなしき‐せきしつ【横穴式石室】
横方向に開口する石積みの墓室。日本では古墳時代後半を代表する墓室。石室とそれに連絡する通路とからなり、石積みの壁と...
よこ‐あめ【横雨】
風のために横なぐりに降る雨。
よこ‐あるき【横歩き】
横向きに歩くこと。
よこい【横井】
姓氏の一。 [補説]「横井」姓の人物横井小楠(よこいしょうなん)横井也有(よこいやゆう)
よこい‐しょうなん【横井小楠】
[1809〜1869]江戸末期の思想家・政治家。熊本藩士。通称、平四郎。藩政改革に努めたが失敗し、松平慶永に招かれ...
よこ‐いじ【横意地】
ことさらに曲がった言い分を押し通そうとする心。片意地。「—を張る」
よこ‐いた【横板】
1 木目を横にして用いる板。 2 能舞台で、本舞台と鏡板との間の部分。床板が横に張ってあるところからいう。後座(あ...
横板(よこいた)に雨垂(あまだ)れ
詰まりながらしゃべることのたとえ。⇔立て板に水。
よこ‐いっせん【横一線】
1 競走で、走者に遅速なくほぼ一線に並んで走っている状態。 2 実力に差がなく、同等の段階で争っている状態。「素粒...
よこ‐いと【横糸/緯/緯糸】
織物の横方向に通っている糸。縦糸に直角に織り込まれる。ぬきいと。ぬき。⇔縦糸。
よこい‐やゆう【横井也有】
[1702〜1783]江戸中期の俳人。尾張の人。名は時般(ときつら)。別号、野有・素分・知雨亭など。尾張藩の重臣で...
よ‐こう【予行】
練習のために前もって行うこと。「卒業式の—」
よ‐こう【予稿】
前もって書いておく概要。本稿に対していう。
よ‐こう【余光】
1 日が暮れてなお残っている光。余映。 2 先人のおかげ。余徳。
よ‐こう【余香】
残り香。余薫。
よこう‐えんしゅう【予行演習】
催事などの前に、実際どおりに練習すること。
よこう‐すべり【余効滑り】
⇒余効変動
よこう‐へんどう【余効変動】
大きな地震の後に、長期間にわたってゆっくりと進行する地殻の変動。スロー地震の一種。震源域の断層の周囲で広範囲にわた...
よこ‐えいそう【横詠草】
和歌の書式の一。横に二つに折った紙を、さらに縦に四つ折りにしてそれに歌を書くもの。添削してもらうときの書式。⇔竪詠...
よこ‐えび【横蝦】
端脚目ヨコエビ科の甲殻類の総称。多くは海産で、海藻の間や石の下にすむ。体長1センチ以下のものが多く、形はエビに似る...
よこ‐おび【横帯】
1 水平方向に長く伸びる帯状のものや模様。 2 柔道で、締めた帯の体の左右の部分。 3 梵鐘の部分の名。紐で区切ら...
よこ‐およぎ【横泳ぎ】
からだを横向きにして顔を上に向け、あおり足をすると同時に、下方の手を前方に伸ばして水を押さえながら上方の手で水をか...
よこ‐お・る【横ほる】
[動ラ四]横に広がる。横たわる。「東のかたに山の—・れるを見て」〈土佐〉
よこ‐かく【横画】
漢字の横の線。横棒。⇔縦画。
よこ‐かぜ【横風】
横から吹きつける風。
よこかわ【横川】
群馬県安中市の地名。江戸時代は中山道松井田宿と坂本宿との間の宿駅。碓氷関跡がある。信越本線が長野方面へ通じていたが...
よこ‐がお【横顔】
1 横向きの顔。横から見た顔。プロフィール。 2 ある人物の、一般にはあまり知られていない一面。プロフィール。「作...
よこ‐がき【横書(き)】
文字を横に並べて書くこと。また、その書いたもの。「—の履歴書」⇔縦書き。
よこ‐がく【横額】
横に長い掛け額。
よこ‐がけ【横掛(け)】
1 横にして掛けること。 2 横幅の広い額や軸物の類。 3 刀や棒などで横ざまに切ったり打ったりすること。「腰の番...
よこ‐がすり【横絣】
横糸だけに絣糸(かすりいと)を用いて絣模様を織り出したもの。
よこ‐がみ【軸】
車の心棒。「こよなき—より引き落としけるに、轅(ながえ)ばかり出でたりける」〈落窪・二〉
よこ‐がみ【横上】
長い旗の上端につけて、旗を垂らして張るための横木。「旗の—には金剛童子をかきたてまって」〈平家・一一〉
よこ‐がみ【横紙】
1 漉(す)き目が横に通っている紙。 2 紙の漉き目を横にして使うこと。
よこがみ‐やぶり【横紙破り】
《和紙は漉き目が縦に通っていて横には破りにくいところから》自分の思ったとおりを無理に押し通そうとすること。また、そ...
横紙(よこがみ)を裂(さ)・く
「横紙を破る」に同じ。
横紙(よこがみ)を破(やぶ)・る
無理を押し通す。横紙破りをする。「人の—・るになれば、さこそあれとて」〈義経記・六〉
よこがわ‐きゅうちゅう【横川吸虫】
吸虫類の一種。体は長楕円形で、体長約2ミリ。人間・猫・犬などの小腸に寄生。第1中間宿主はカワニナ、第2中間宿主は淡...
よこ‐ぎり【横切り】
《「よこきり」とも》 1 横ぎること。横に通ること。「囲の前を衝と—に乗り抜けつ」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 横に...
よこ‐ぎれ【横切れ】
《「よこきれ」とも》 1 横に切れていること。 2 織り目が横になるように裁ってある布切れ。 3 横道に入ること。...
よこ‐ぎ【横木】
1 横に渡した木の棒。「柵(さく)の—」 2 車の後部に横に渡した木。軫(しん)。
よこ‐ぎき【横聞き】
横合いから聞くこと。
よこぎり‐じま【横切り縞】
横に走った筋のある縞。
よこ‐ぎ・る【横切る】
[動ラ五(四)] 1 横の方向に通りすぎる。一方の側から他方の側へ渡る。横断する。「車道を—・る」 2 ふと現れて...
よ‐こく【与国】
助け合う関係にある国。同盟国。
よ‐こく【予告】
[名](スル)前もって告げ知らせること。「先発投手を—する」
よこく‐かいさん【予告解散】
政府があらかじめその月日を予告して行う衆議院の解散。→抜き打ち解散