よね【米】
1 こめ。 2 《米の字を分解すると八十八になるところから》88歳。米寿(べいじゅ)。
よね【娼】
1 遊女。女郎。「—が情の底深き」〈浄・天の網島〉 2 情人。「平家においては誰人の—さまぞ」〈浄・主馬判官盛久〉
よねいち【米市】
狂言。男が米俵に小袖を着せて背負って行くと、若者たちにとがめられ、「俵藤太のお娘御、米市御寮人の里帰り」と答えるが...
よねかわ‐まさお【米川正夫】
[1891〜1965]ロシア文学者。岡山の生まれ。単独で「トルストイ全集」「ドストエフスキー全集」の訳を完成。
よね‐ぐるい【娼狂ひ】
遊女遊びに夢中になること。遊女狂い。「江戸へ—に参る」〈浮・一代男・八〉
よねざわ【米沢】
山形県南東部の市。もと上杉氏の城下町。繊維・電機工業や米作・和牛飼育が盛ん。また、酒・刃物を特産。米沢城跡に上杉神...
よねざわ‐おり【米沢織】
山形県米沢地方から産出する織物の総称。江戸時代、藩主上杉鷹山(うえすぎようざん)の産業奨励により始まった。紬(つむ...
よねざわ‐ぎゅう【米沢牛】
山形県南部の置賜地方で飼育された黒毛和牛で、一定の基準に適合したもの。銘柄牛の一つ。松阪牛・神戸ビーフと並んで日本...
よねざわ‐し【米沢市】
⇒米沢
よねざわ‐つむぎ【米沢紬】
山形県米沢地方から産出する紬。長井紬。置賜紬(おきたまつむぎ)。米沢琉球(りゅうきゅう)紬。
よねざわ‐ひこはち【米沢彦八】
落語家。 (初世)[?〜1714]上方落語の祖。大坂の生玉(いくたま)神社境内で興行した仕方物真似で人気を博す。著...
よねざわ‐ほのぶ【米沢穂信】
[1978〜 ]小説家。岐阜の生まれ。平成13年(2001)「氷菓(ひょうか)」で角川学園小説大賞奨励賞を受賞し、...
よねざわ‐ぼんち【米沢盆地】
山形県南部の断層盆地。最上川の上流域を占める。稲作が中心で、ブドウ・洋ナシなどの栽培、酪農業も盛ん。中心都市は米沢...
よねざわ‐りゅうきゅうつむぎ【米沢琉球紬】
《絣柄(かすりがら)が琉球紬に似ているところから》米沢紬の異称。米琉(よねりゅう)。
よねしろ‐がわ【米代川】
秋田県北部を西流する川。奥羽山脈中に源を発し、能代(のしろ)で日本海に注ぐ。長さ136キロ。流域の秋田杉・鉱産物の...
よね‐ず【米酢】
「こめす」に同じ。
よねだ‐てつや【米田哲也】
[1938〜 ]プロ野球選手。鳥取の生まれ。昭和31年(1956)阪急(オリックスの前身)に入団し、投手として活躍...
よねだ‐の‐よそう【米田の予想】
「コラッツ予想」に同じ。数学者の米田信夫が取り組んだことからの名。
よ‐ねつ【予熱】
[名](スル)エンジン・機器などを、円滑、すみやかに始動させるために、あらかじめ温めておくこと。また、その熱。「エ...
よ‐ねつ【余熱】
1 さめないで残っている熱気。ほとぼり。「ボイラーの—を利用する」 2 残暑。「—いまだ尽きざるほどなれば、往還の...
よねなが‐くにお【米長邦雄】
[1943〜2012]将棋棋士。山梨の生まれ。昭和48年(1973)の棋聖戦で初タイトルを奪うと、昭和59年(19...
よね‐の‐いわい【米の祝い】
米寿(べいじゅ)の祝い。88歳の賀の祝い。
よね‐の‐まもり【米の守り】
米寿(べいじゅ)の祝いに、上に「米」の字を書いて人に配る丸餅(まるもち)。
よねはら‐うんかい【米原雲海】
[1869〜1925]彫刻家。島根の生まれ。高村光雲に師事し、同門の山崎朝雲らと日本彫刻会を結成。木彫の振興に尽力した。
よねまる‐マール【米丸マール】
鹿児島県姶良(あいら)市にある火口跡。直径約1キロの円形のくぼ地で、約8000年前のマグマ水蒸気噴火によって形成さ...
よね‐まんじゅう【米饅頭】
米粉で作った皮に小豆あんを包んだ饅頭。浅草聖天金竜山の麓屋・鶴屋に始まるといい、名の由来は、よねという娘が考案した...
よね‐やま【米山】
新潟県の柏崎市と上越市との境にある山。標高993メートル。山頂に雨乞い祈願の米山薬師がある。西廻り航路の目印とされた。
よねやま‐じんく【米山甚句】
新潟県柏崎・直江津地方の民謡。明治中期から座敷歌として広く流行した。
よね‐りゅう【米琉】
「米沢琉球紬(よねざわりゅうきゅうつむぎ)」の略。
よ‐ねん【余年】
残りの寿命。余命。余生。「平安に—を送りしが」〈中村訳・西国立志編〉
よ‐ねん【余念】
ほかの考え。余計な考え。他念。
余念(よねん)が無(な)・い
1 ほかのことを考えず、一つのことに熱中する。「自伝の執筆に—・い」 2 少しも邪念がない。たわいがない。「添寝の...
よねんごと‐の‐こくぼうけいかくみなおし【四年毎の国防計画見直し】
⇒キュー‐ディー‐アール(QDR)
よねん‐な・い【余念無い】
[形][文]よねんな・し[ク]一つのことに精神を集中して、他のことを考えないさま。「—・く観察する」