よめ【嫁/娵/媳】
1 息子の妻。⇔婿。「息子の—に菊子が来て」〈康成・山の音〉 2 妻。また、他人の妻。「彼の—さんは働き者だ」 3...
よ‐め【夜目/夜眼】
夜、暗い中で物を見ること。また、夜、物を見る目。「—にも白く見える花」「—がきく」
よ‐め【良目】
[形動ナリ]見た目のよいさま。器量のよいさま。「少し—なる女房の」〈浄・薩摩歌〉
よめ‐あたり【嫁当(た)り】
嫁に接する態度。
よ‐めい【余命】
残りの命。これから先残っている命。「—いくばくもない」
よめ‐いびり【嫁いびり】
姑(しゅうとめ)などが嫁をいじめて苦しめること。
よめ‐いり【嫁入り】
[名](スル)女性が結婚して夫のもとに行くこと。とつぐこと。また、その儀式。「旧家に—する」⇔婿入り。
よめいり‐こん【嫁入り婚】
婚姻成立の儀礼を夫方で挙げ、妻は初めから夫宅に居住する婚姻の方式。娶嫁(しゅか)婚。夫処(ふしょ)婚。→婿入(むこ...
よめいり‐どうぐ【嫁入り道具】
嫁入りするときに持っていくタンス・鏡台などの道具類。
よめいり‐どき【嫁入り時】
嫁入りの時。また、嫁入りするのにふさわしい年ごろ。
よめいり‐まえ【嫁入り前】
嫁入りする前。女性が結婚する前であること。「—の娘」
よめ‐い・る【嫁入る】
[動ラ五(四)]嫁に行く。とつぐ。「農村に—・る」
よめ‐が‐かさ【嫁笠】
ヨメガカサガイの別名。
よめがかさ‐がい【嫁笠貝】
ツタノハガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に群生。貝殻は笠形で、殻径4センチくらい。殻表には不規則な放射肋(ろく)があり...
よめ‐がかり【嫁掛(か)り】
嫁に養われること。
よめ‐が‐きみ【嫁が君】
ネズミの別名。特に正月三が日に忌み詞として使う。《季 新年》「行灯(あんどん)の油なめけり—/子規」
よめ‐が‐はぎ【嫁が萩】
ヨメナの別名。
よ‐めぐり【夜巡り】
「夜回り」に同じ。「ゆづる打ちをしつつ—するやうになむ侍る」〈宇津保・蔵開上〉
よめ‐ご【嫁御】
1 嫁を敬っていう語。 2 ネズミの異名。
よめ‐ごぜ【嫁御前】
嫁を敬っていう語。「謀反の用意をせうとすれば、この—の知りて」〈史記抄・淮南衡山伝〉
よめ‐ごりょう【嫁御寮】
嫁を敬っていう語。
よめ‐じょ【嫁女】
「嫁(よめ)」に同じ。「『—、—』と源三郎、二声呼んで」〈鏡花・歌行灯〉
よめ‐ぜっく【嫁節供】
八朔(はっさく)の異称。この日、新嫁に贈り物を持たせて里帰りさせる習慣があった。
よめっ‐こ【嫁っ子】
「嫁(よめ)」に同じ。
よめ‐つき【嫁突き】
《「よ(読)みつ(突)き」の音変化》羽根突き遊びで、「ひとこ、ふたご、みわたし、よめご」などと数えながらすること。
よめ‐とおめ【四目十目】
夫婦縁組みで、男女の年齢を、一方から数えて4年目または10年目にあたるもの、すなわち三つ違いと九つ違いのものはよく...
夜目(よめ)遠目(とおめ)笠(かさ)の内(うち)
夜見るとき、遠くから見るとき、笠に隠れた顔の一部をのぞいて見るときは、はっきり見えないので実際より美しく見えるもの...
よめ‐とり【嫁取り】
嫁を迎えること。また、その儀式。
よめ‐な【嫁菜】
キク科の多年草。水田のあぜなど湿った所に生える野菊で、高さ30〜90センチ。地下茎で増え、葉は細くて縁に粗いぎざぎ...
よめ‐ぬすみ【嫁盗み】
当人どうしは結婚の意志があるが、娘の親の承諾が得られないなどの場合に、若者仲間が娘を連れ出して結婚を強行させること。
よめ‐の‐さら【嫁の皿】
ヨメガカサガイの別名。
よめ‐ひろめ【嫁広め】
《「よめびろめ」とも》嫁を親類や近隣の人々に披露(ひろう)すること。
よめ‐まぎらかし【嫁紛らかし】
「紛らかし」に同じ。
よ・める【読める】
[動マ下一][文]よ・む[マ下二]《読むことができる意から》 1 理解できる。合点がいく。隠された真意がわかる。「...
よる‐めん【夜面】
惑星・衛星などの、恒星を向いていない半球。⇔昼面。