よる【夜】
日の入りから日の出までの暗い間。太陽が沈んで暗くなっている間。よ。⇔昼。 [補説]気象庁の天気予報等では、18時頃...
よ・る
[動ラ下二]疲労する。つかれる。「—・れに—・れたる痩せ馬なれば」〈謡・鉢木〉
よ・る【因る/拠る/由る/依る】
[動ラ五(四)]《「寄る」と同語源》 1 (因る・由る)それを原因とする。起因する。「濃霧に—・る欠航」「成功は市...
よ・る【寄る】
[動ラ五(四)] 1 ある人・物やある所に向かって近づく。近寄る。「彼女のそばに—・る」「たき火の近くに—・る」 ...
よ・る【選る/択る】
[動ラ五(四)]《「える」の音変化》複数の中から目的や基準にあったものを取り出す。えらぶ。「気に入ったのを—・る」...
よ・る【縒る/撚る】
[動ラ五(四)] 1 糸など、何本かをねじり合わせて1本にする。「縄を—・る」 2 ねじる。ねじるように曲げる。ま...
よ・る【揺る】
[動ラ四]ゆれる。ゆる。「臣(おみ)の子の八符の柴垣下動(とよ)み地震(なゐ)が—・り来(こ)ば破(や)れむ柴垣」...
よ‐るい【余類】
残った仲間。残党。余党。
よる‐うぐいす【夜鶯】
ナイチンゲールの別名。
よるがあけたら【夜が明けたら】
歌謡曲。歌手、浅川マキの代表曲。昭和44年(1969)発表。浅川マキ本人による作詞作曲。
よる‐がお【夜顔】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉はサツマイモに似て心臓形で大きい。7〜9月、らっぱ状の白い花をつけ、夕方開...
よる‐がた【夜型】
昼前後に起床して夕方ごろから活動し、夜遅くに就寝する生活習慣をいう。→朝型
よる‐ごはん【夜御飯】
夜の食事。晩ご飯。夕ご飯。 [補説]比較的、近年になってできた語とされる。
よる‐せき【夜席】
寄席などで、夜行われる興行。⇔昼席。
ヨルダン
アラビア半島北西部にある王国。正称、ヨルダン‐ハシェミット王国。首都アンマン。西部のヨルダン川流域以外は砂漠。トル...
ヨルダン‐がわ【ヨルダン川】
西アジアの内陸河川。シリア・レバノン国境のヘルモン山に源を発して南流、ガリラヤ湖(ティベリアス湖)を経て死海に注ぐ...
ヨルダンがわせいがん‐ちく【ヨルダン川西岸地区】
ヨルダン川の西側に位置する、イスラエルとヨルダンにはさまれた地域。国連などによりパレスチナ国の領域とされているが、...
ヨルダンハシェミット‐おうこく【ヨルダンハシェミット王国】
「ヨルダン」の正称。ヨルダンハシミテ王国。
よるときりのすみで【夜と霧の隅で】
北杜夫の中編小説。ナチスによる「夜と霧」作戦が実行された時代を背景に、精神科医の苦悩を描く。昭和35年(1960)...
寄(よ)ると触(さわ)ると
一緒に寄り集まるごとに。何かというと。機会さえあれば。「—みんなその話だ」
よるとざす【夜とざす】
《原題、(フランス)Fermé la nuit》モランの短編小説集。1923年刊。4作品を収録。日本では堀口大学の...
夜(よる)となく昼(ひる)となく
夜と昼との区別なく。昼夜兼行で。「—働き続ける」
よるになるまえに【夜になる前に】
《原題、(スペイン)Antes que anochezca》アレナスの自伝。同性愛者としてカストロ政権下で迫害を受...
よるにほしをはなつ【夜に星を放つ】
窪美澄(くぼみすみ)の短編小説集。令和4年(2022)刊行。少年と高齢の女性との交流を描いた「星の随(まにま)に」...
よる‐の‐あき【夜の秋】
秋の気配の感じられる、夏の終わりの夜。《季 夏》「涼しさの肌に手を置き—/虚子」
よるのあり【夜の蟻】
高井有一による連作短編集。平成元年(1989)刊。定年を期に息子夫婦と同居することになった老夫婦の日常を描く。「半...
よる‐の‐いとなみ【夜の営み】
性行為を婉曲にいう語。
よるのうた【夜の歌】
《原題、(ドイツ)Lied der Nacht》マーラーの交響曲第7番の通称。ホ短調。全5楽章。通称は第2、第4楽...
よる‐の‐おとど【夜の御殿】
1 清涼殿内の天皇の御寝所。朝餉(あさがれい)の間の東隣にある。よるのおまし。よんのおとど。 2 中宮あるいは東宮...
よる‐の‐おまし【夜の御座】
1 「夜の御殿(おとど)1」に同じ。「—に入り給ひぬ」〈源・若紫〉 2 貴人の夜具。「夜のしとねをば公家にては—と...
よる‐の‐おんな【夜の女】
夜、街頭で客を求め売春をする女。
よるのかげ【夜の影】
《原題The Shadow of Night》英国の詩人チャップマンによる哲学的な叙情詩。1594年刊。
よるのかわ【夜の河】
沢野久雄の小説。昭和27年(1952)発表。京染屋の名手と妻子ある大学教授の一途な愛と別れを描く。昭和31年(19...
よるのガスパール【夜のガスパール】
《原題、(フランス)Gaspard de la nuit》 ベルトランの散文詩集。副題は「レンブラント、カロ風の幻...
よる‐の‐ころも【夜の衣】
夜、寝るときに着る衣服。また、寝間着。「蝉(せみ)の羽の—は薄けれど移り香濃くも匂ひぬるかな」〈古今・雑上〉
夜(よる)の衣(ころも)を返(かえ)・す
夜の衣を裏返して着て寝る。夢で恋しい人に会えるという俗信による。「—・しわび給ふ夜な夜な」〈狭衣・四〉
よるのさんか【夜の讃歌】
《原題、(ドイツ)Hymnen an die Nacht》ノバーリスの詩。1800年、文芸誌「アテネーウム」に発表...
よるのせみ【夜の蝉】
北村薫の連作短編集。平成2年(1990)刊行のミステリー。「円紫さんと私」シリーズの第2作。平成3年(1991)、...
よる‐の‐そこ【夜の底】
夜の深い闇をいう語。「—に姿を消す」
よるのたいこ【夜の太鼓】
石垣りんによる第3散文集。平成元年(1989)刊行。父祖の地への思いや、自作の詩などについて綴る。
よる‐の‐ちょう【夜の蝶】
バー・キャバレーなどで客をもてなす女性。そのはなやかさを蝶にたとえたもの。
よる‐の‐つる【夜の鶴】
1 夜鳴くツル。 2 《白居易「五弦弾」から》子を思う親の愛情の深さにたとえていう語。焼け野の雉子(きぎす)。夜鶴...
よる‐の‐とばり【夜の帳】
夜の闇を、帳にたとえていう語。「—が下りる」
夜(よる)の帳(とばり)が下(お)・りる
《「帳」は、垂れ絹》夜になる。夜になって暗くなるさまを、垂れ絹が下りたことにたとえたもの。
よる‐の‐にしき【夜の錦】
「闇(やみ)の夜(よ)の錦」に同じ。
よるのねざめ【夜の寝覚】
平安後期の物語。5巻または3巻。作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)と伝えられるが未詳。成立年未詳。中の...
よるのはてへのたび【夜の果てへの旅】
《原題、(フランス)Voyage au bout de la nuit》セリーヌの処女小説。1932年刊。俗語や隠...
よる‐の‐ふすま【夜の衾】
夜、寝る布団。夜具。寝具。「少将の形見には—」〈高野本平家・三〉
よる‐の‐まち【夜の町/夜の街】
夜間の町。また、夜間営業が主体の飲食店などが多い繁華街。
よるのみだらなとり【夜のみだらな鳥】
《原題、(スペイン)El obsceno pájaro de la noche》ドノソの長編小説。1970年刊。聾...