りょうげ‐ちがい【領解違ひ】
考え違い。誤解。「ちっとした—で物思はせた」〈浄・宵庚申〉
りゃく【掠】
[人名用漢字] [音]リャク(呉)(漢) リョウ(リャウ)(漢) [訓]かする かすめる 〈リャク〉奪い取る。かす...
りゃく【略】
[音]リャク(呉)(漢) [訓]ほぼ [学習漢字]5年 1 領土を経営する。「経略」 2 筋道を立てた計画。「英略...
りゃく【略】
1 はぶくこと。省略。「以下—」「一部—」 2 おおよそ。あらまし。 3 はかりごと。計略。「—をめぐらす」
りゃく‐い【略意】
だいたいの意味。大意。
りゃくえん‐きどう【略円軌道】
人工衛星がとる軌道のうち、恒星・惑星・衛星などの天体を中心とする、ほぼ円形の軌道の総称。
りゃく‐おう【略押】
花押(かおう)の代わりに用いられた簡単な符号。文字も花押も書けない者が代わりに書いた◯や△などの符号。
りゃくおう【暦応】
南北朝時代、北朝の光明天皇の時の年号。1338年8月28日〜1342年4月27日。れきおう。
りゃく‐おん【略音】
語中で連続する二つの音節が結合して1音節が省略される現象。また、その語形。「みづつく(水漬)」が「みづく」、「あみ...
りゃく‐かい【略解】
⇒りゃっかい(略解)
りゃく‐が【略画】
省略して簡単に描いた絵。
りゃく‐き【略記】
⇒りゃっき(略記)
りゃく‐ぎ【略儀】
「略式」に同じ。「—ながら書面にて御礼のみ申し上げます」
りゃく‐げ【略解】
「りゃっかい(略解)」に同じ。
りゃく‐げん【略言】
[名](スル) 1 簡略に要点だけを言うこと。また、その言葉。「—すれば」 2 「略音」に同じ。
りゃく‐ご【略語】
語形の一部を省いて簡略にした語。「高等学校」を「高校」、「ストライキ」を「スト」などとする類。また、ローマ字の頭文...
りゃく‐ごう【略号】
ある事物を簡単に表すために定めた記号。鉄道車両の用途を表すのに、寝台車を「ネ」、食堂車を「シ」などとする類。
りゃく‐ごう【歴劫】
⇒りゃっこう(歴劫)
りゃく‐し【略史】
歴史の概略を簡単に述べたもの。
りゃく‐しき【略式】
正式の手続きを一部省略して、簡単にしたやり方。略儀。「—の服装」
りゃくしき‐きそ【略式起訴】
検察官が裁判所に対して、略式手続による裁判を求めて起訴すること。略式命令請求。
りゃくしききそ‐ふそうとう【略式起訴不相当】
略式手続による起訴が適切ではないこと。検察官から略式手続の請求を受けた裁判所が、略式ではなく正式な刑事裁判を行う必...
りゃくしき‐さいばん【略式裁判】
⇒略式手続
りゃくしき‐てつづき【略式手続(き)】
簡易裁判所が、軽微な事件に限って、公判を開かずに書面審理で罰金・科料を言い渡す簡易な裁判手続き。略式裁判。
りゃくしき‐ふそうとう【略式不相当】
検察官から略式命令の請求を受けた裁判所が、その事件は、略式手続によるのではなく、正式な裁判を開いて審理する必要があ...
りゃくしき‐めいれい【略式命令】
略式手続きによって発せられる簡易裁判所の命令。これが確定すると、確定判決と同一の効果を生ずる。
りゃくしきめいれい‐せいきゅう【略式命令請求】
検察官が公判請求をせず、簡易裁判所に略式命令を請求すること。一定の軽微な犯罪について適用される起訴手続きで、書面審...
りゃくしきめいれい‐ふそうとう【略式命令不相当】
⇒略式不相当
りゃく‐しゅ【略取】
[名](スル) 1 力ずくで奪い取ること。「敵塁を—する」 2 法律で、暴力・脅迫などにより、人をかどわかし連れ去...
りゃくしゅ‐ざい【略取罪】
⇒略取誘拐罪
りゃくしゅゆうかい‐ざい【略取誘拐罪】
人を、それまでの生活環境から不法に離して、自己または第三者の支配内に置く罪。刑法224条などが規定している。 [補...
りゃく‐しょう【略称】
[名](スル)正式な名称を省略して呼ぶこと。また、その呼び名。略名。「日本教職員組合」を「日教組」、「北大西洋条約...
りゃく‐しょう【略章】
略式の勲章。勲章と同形同色で、径1.5センチくらいの小形に作られている。連佩(れんぱい)または小綬につり下げ、左胸...
りゃく‐じ【略字】
字画の複雑な漢字について、その点画の一部を省いて簡略にしたもの。「醫」を「医」、「學」を「学」などと書く類。略体。
りゃく‐じゅ【略綬】
勲章や褒章(ほうしょう)の代わりに用いる略式の綬。勲章の綬と同色で作られている。男子は左襟の孔(あな)に、女子は左...
りゃく‐じゅつ【略述】
[名](スル)あらましだけを簡略に述べること。また、その述べたもの。略叙。「事件の経過を—する」
りゃく‐じょ【略叙】
[名](スル)「略述」に同じ。
りゃく・す【略す】
[動サ五]「りゃく(略)する」(サ変)の五段化。「同文なので以下を—・す」 [動サ変]「りゃくする」の文語形。
りゃく・する【略する】
[動サ変][文]りゃく・す[サ変] 1 全体のうち一部分をはぶく。また、一部をはぶいて簡単にする。省略する。「いち...
りゃく‐ず【略図】
要所だけを簡単にかいた図。
りゃく‐せつ【略説】
[名](スル)要点を簡単に説くこと。また、そのもの。「現代文学の諸傾向を—する」
りゃく‐そう【略装】
略式の服装。正式でない服装。
りゃく‐たい【略体】
1 本来の形を簡略にしたもの。「—の礼式」 2 略した字体。略字。
りゃく‐だつ【略奪/掠奪】
[名](スル)暴力的にうばい取って自分のものにすること。「現金輸送車を—する」「—者」
りゃくだつ‐こん【略奪婚】
1 結婚の相手としての女性を他部族から略奪してくる結婚形態。原始社会や未開民族で行われた。 2 俗に、夫または妻の...
りゃくだつ‐のうぎょう【略奪農業】
肥料を施さないで作物を栽培・収穫する原始的農業。地力が消耗すると他に移る。
りゃく‐でん【略伝】
主要な経歴だけを記した伝記。簡略な伝記。「ゲーテの—」⇔詳伝。
りゃく‐どく【略読】
[名](スル)おおまかに読むこと。また、省略して読むこと。「要旨のみ—する」
りゃくにん【暦仁】
鎌倉時代、四条天皇の時の年号。1238年11月23日〜1239年2月7日。
りゃく‐ねんぴょう【略年表】
主な事柄だけを簡略にまとめた年表。