わし【鷲】
タカ目の鳥のうち、大形のものの総称。翼が大きくて風に乗って飛び、くちばし・つめは先が曲がって鋭く、小獣・鳥・魚など...
わ‐し【和市】
古代、合意のうえでの売買のこと。のち、単なる売買をさすようになり、中世には売買価格、相場、年貢銭納の場合の換算率を...
わ‐し【和紙】
ミツマタ・コウゾ・ガンピなどの靭皮(じんぴ)繊維を原料として、手漉(す)きで作る日本古来の紙。強靭で変質しにくく、...
わ‐し【和詩/倭詩】
1 漢詩に対して、和歌。やまとうた。 2 日本人の作った漢詩。 3 江戸時代、漢詩の形式にならった仮名交じりの詩。...
わし【和紙】
東野辺薫の短編小説。戦時下の東北を舞台に、紙漉(す)きの村に生きる人々を描く。昭和18年(1943)発表。同年、第...
わし【鷲】
川田順の歌集。昭和15年(1940)刊。本作と翌年刊行の歌文集「国初聖蹟歌」により、昭和17年(1942)、第1回...
わし【私/儂】
[代]《「わたし」の音変化》一人称の人代名詞。近世では女性が親しい相手に対して用いたが、現代では男性が、同輩以下の...
わし
[感]歌謡の囃子詞(はやしことば)。よいしょ。「梯(はし)立の熊来酒屋にまぬらる奴(やっこ)—」〈万・三八七九〉
ジュコーフスキー
[1783〜1852]ロシアの詩人。ロシア‐ロマン主義の代表者の一人で、西欧の詩の翻訳紹介などで有名。作「リュドミ...
わしお‐うこう【鷲尾雨工】
[1892〜1951]小説家。新潟の生まれ。本名、浩。直木三十五とともに出版社を設立するが、失敗。その後、実証的な...
わ‐しき【和式】
日本風の様式。和風。日本式。「—トイレ」⇔洋式。
わし‐ぐち【鷲口】
和船で、舵軸を受けるために作った舵床のへこみ。
わし‐ざ【鷲座】
天の赤道上にある星座。天の川の中にあり、α(アルファ)星アルタイルは七夕の牽牛(けんぎゅう)星として親しまれ、光度...
わし・す【走す】
[動サ下二]走らせる。「あしひきの山田を作り山高み下樋(したび)を—・せ」〈記・下・歌謡〉
わしたか‐もく【鷲鷹目】
タカ目(もく)の旧称。→鷹(たか)
わ‐しつ【和室】
日本風の部屋。日本間。⇔洋室。
わし‐づかみ【鷲掴み】
1 ワシが獲物をつかむように、手のひらを大きく開いて荒々しくつかむこと。「札束を—にして逃げる」 2 しっかりとら...
わしづ‐きどう【鷲津毅堂】
[1825〜1882]幕末・明治の漢詩人。尾張の人。名は宣光。字(あざな)は重光。毅堂は号。永井荷風の外祖父。昌平...
和(わ)して同(どう)ぜず
《「論語」子路から》君子は人と協調するが、安易に同調したり雷同したりすることはない。主体的に人とつき合うべきである...
和(わ)して流(りゅう)せず
《「礼記」中庸から》人と協調はするけれども、信念を失って流されることがない。
わしとたか【鷲と鷹】
井上梅次監督・脚本による映画の題名。昭和32年(1957)公開。出演、石原裕次郎、浅丘ルリ子、三国連太郎ほか。
ワシニ‐とう【ワシニ島】
《Wasini Island》ケニア南部、インド洋にある島。モンバサの南西約80キロメートルの村シモニの沖合に位置...
わしのこ【鷲の子】
《原題、(フランス)L'Aiglon》ロスタンによる戯曲。ナポレオンの遺児、ライヒシュタット公の生涯を描く。190...
わし‐の‐みね【鷲の峰】
「霊鷲山(りょうじゅせん)」に同じ。「仏の御弟子のさかしき聖だに、—をばたどたどしからず頼み聞こえながら」〈源・若菜上〉
わし‐の‐やま【鷲の山】
「霊鷲山(りょうじゅせん)」に同じ。「いとど—にも思ひ入り給はむ」〈宇津保・国譲中〉
わしば‐だけ【鷲羽岳】
富山県南東部、長野県大町市との県境にある山。標高2924メートル。飛騨山脈(北アルプス)中央部の高峰の一。南東に火...
わし‐ばな【鷲鼻】
ワシのくちばしのように、鼻筋が弓なりに曲がり先端のとがった鼻。鉤鼻(かぎばな)。
わし‐みみずく【鷲木菟】
フクロウ科の鳥。全長66センチくらい。全体に褐色で、腹面に暗褐色の縦斑がある。頭には耳のような羽角をもち、目が赤い...
わ‐しゃ【話者】
話す人。話し手。
ワシャクトゥン
グアテマラ北部、ペテン県東部にあるマヤ文明の遺跡。ティカルの北約20キロメートルに位置する。古典期にティカルとの戦...
わしゃ‐にんしき【話者認識】
人間の音声の特徴から、コンピューターで発話者を識別すること。会話の内容を個人別に音声認識することや、生体認証などに...
わ‐しゅ【和酒】
日本酒。洋酒に対していう。
わ‐しゅう【和州/倭州】
大和(やまと)国の異称。「眼を上ぐれば—の山遠く夏霞に薄れ」〈蘆花・不如帰〉
わ‐しゅう【和臭】
日本のものらしい独特の感じ。また、漢詩文などにみられる、いかにも日本人の作品であると感じさせる言葉の用い方。「—が漂う」
わ‐しゅう【和習】
日本独特の風習。
わ‐しゅうごう【和集合】
二つ以上の集合のどちらかに属している要素の全体からなる集合。記号「∪」で表す。ジョイン。カップ。結び。合併集合。
わしゅう‐ざん【鷲羽山】
岡山県倉敷市、下津井岬の南東部にある山。標高133メートル。名勝地。付近に瀬戸大橋の起点がある。
わ‐しょ【和書】
1 日本の書籍。また、日本語で書かれている書物。⇔洋書。 2 和とじの本。和本。
わ‐しょく【和食】
日本風の食事。新鮮な魚介や野菜を用い、材料の持ち味を生かして調理すること、器の種類や盛り付けにも趣向を凝らすこと、...
わ‐しょっき【和食器】
和食に用いられる食器。茶碗、箸、口取り皿など。→洋食器
わしらのあたらしいごりょうしゅに【わしらの新しいご領主に】
《原題、(ドイツ)Mer hahn en neue Oberkeet》⇒農民カンタータ
せいワシリー‐だいせいどう【聖ワシリー大聖堂】
《Sobor Vasiliya Blazhennogo/Собор Василия Блаженного》ロシア連...
ワシリエフスキー‐とう【ワシリエフスキー島】
《Vasil'yevskiy ostrov/Васильевский остров》ロシア連邦北西部、レニングラー...
わしり‐で【走り出】
家の門から走り出た所。門口。はしりで。「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)の山は出で立ちのよろしき山—のよろしき山の...
アクショーノフ
[1932〜2009]ロシアの小説家。ソ連時代に長編「星の切符」などで反逆的な若者を大胆に描き、1960年代の青春...
カチャーロフ
[1875〜1948]ロシア・ソ連の俳優。モスクワ芸術座の中心的な俳優として活躍。
エロシェンコ
[1889〜1952]ロシアの盲目の詩人・童話作家。大正3年(1914)に来日して数年間滞在。その間、日本語とエス...
カンディンスキー
[1866〜1944]ロシア生まれの画家。表現主義を経て抽象絵画の創始者の一人となる。モスクワやワイマールのバウハ...
わし・る【走る】
[動ラ四] 1 「はしる」に同じ。「東西に急ぎ南北に—・る」〈徒然・七四〉 2 世俗のことにあくせくする。「身を知...
ワシレーフスカヤ
[1905〜1964]ソ連の女流小説家。ポーランド生まれ。第二次大戦中ソ連に亡命。劇作家コルネイチュクの夫人。作「...