い‐で【井手】
田の用水として、水の流れをせき止めてためてある所。井堰(いせき)。
いで【井手】
京都府南部、綴喜(つづき)郡の地名。左大臣橘諸兄(たちばなのもろえ)が別荘を置いた所。西流する玉川は山吹と蛙の名所...
いで
[感] 1 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。「—、君も書い給へ」〈源・若紫〉 2...
いで
[接助]活用語の未然形に付く。 1 打消しを表しながら下に続ける意を表す。…ないで。…ずに。「問ひも致さ—、不念(...
イデア
《見られたもの、知られたもの、姿、形の意》プラトン哲学で、時空を超越した非物体的、絶対的な永遠の実在。感覚的世界の...
いで‐あ・う【出で会ふ/出で逢ふ】
[動ハ四] 1 出て人にあう。対面する。「心を破らじとて、祖母(おば)おとど—・ふ」〈源・玉鬘〉 2 偶然に人にあ...
イデアルのぶんかいについて【イデアルの分解について】
京都出身の数学者、園正造による論文。昭和7年(1932)発表。
イディオム
慣用句。成句。熟語。
イディ‐さん【イディ山】
《Idi/Ίδη》ギリシャ南部、クレタ島の中央部にある山。標高2456メートル。同島の最高峰。ギリシャ神話の大地の...
イディッシュ‐ご【イディッシュ語】
《Yiddish》インド‐ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属する言語。表記にはヘブライ文字を用いる。中世ドイツ語方言...
いで‐い【出居】
1 外の方に出て座ること。「例はことに端近なる—などもせぬを」〈源・薄雲〉 2 寝殿の庇(ひさし)の内部にある応接...
いで‐いで
[感] 1 心から感動した気持ちを表す語。いやもう。「—、いといみじうめでたしや」〈大鏡・後一条院〉 2 決意や勧...
いでい‐の‐ざ【出居の座】
1 「出居(いでい)3」に同じ。 2 「出居(いでい)2」に同じ。
いで‐いり【出で入り】
1 出たり入ったりすること。ではいり。「夜深きほどに、人をしづめて—などし給へば」〈源・夕顔〉 2 動作。立ち居振...
いで‐い・る【出で入る】
[動ラ四]出たり入ったりする。「—・る下人(しもびと)だになくて、つれづれとながめ給ふ」〈源・蓬生〉
いで・いる【出で居る】
[動ワ上一] 1 ある場所に出て座る。「御格子(みかうし)ども上げわたして、人々—・ゐたり」〈源・花宴〉 2 開け...
イデオフォン
言語学で、動物の声や物音、動作の状態などを表した語。擬声語および擬態語。オノマトペ。
イデオロギッシュ
[形動]特定の主義や考え方をもっているさま。「—な労働運動」
イデオロギー
1 政治・道徳・宗教・哲学・芸術などにおける、歴史的、社会的立場に制約された考え方。観念形態。 2 一般に、思想傾...
イデオロギー‐せいとう【イデオロギー政党】
幅広い国民の現実的な要求より、特定の政治思想の実現を教条的に重視する政党。→国民政党
イデオローグ
《ナポレオンが、自分に批判的なデスチュット=ド=トラシらのフランスの観念学派を軽蔑して呼んだ語》 1 あるイデオロ...
いでかて‐に【出でかてに】
[連語]《「いでがてに」とも》出ることをためらって。出にくく。→かてに「赤駒(あかごま)が門出をしつつ—せしを見立...
いで‐ぎえ【出で消え】
人中で見劣りすること。→出(い)で映(ば)え「—は、いとこよなかりけるに」〈源・東屋〉
いで・く【出で来】
[動カ変] 1 内から出てくる。現れる。「げにいとあはれなりなど聞きながら、涙のつと—・こぬ、いとはしたなし」〈枕...
イデコ
《individual-type Defined Contribution pension plan》「個人型確定...
いで‐しお【出で潮】
満ちてくる海の潮。多く「月の出」と掛けて用いられる。さし潮。でしお。「月もろともに—の波の淡路の島影や」〈謡・高砂〉
いで‐たち【出で立ち】
1 旅立ち。出立(しゅったつ)。門出(かどで)。「—を見送る」 2 旅立ち、出陣などふだんと違った身ごしらえをする...
いでたち‐いそぎ【出で立ち急ぎ】
1 出発の準備。「このごろの—を見れど、何ごとも言はず」〈土佐〉 2 死に支度。「世に心とどめ給はねば、—をのみ思...
いで‐た・つ【出で立つ】
[動タ五(四)] 1 旅などに出発する。出て行く。「旅芸人たちが—・つらしい物音が聞こえて来た」〈康成・伊豆の踊子...
いで‐ちょう【井手町】
⇒井手
いで‐の‐したおび【井手の下帯】
別れていた男女が、のちに再びめぐり会って契りを結ぶこと。昔、山城国の井手に使者として行った男が、少女に帯を解いて与...
いで‐の‐たまがわ【井手の玉川】
京都府綴喜(つづき)郡の井手町を流れる川。六玉川(むたまがわ)の一。[歌枕]「駒とめてなほ水かはむ山吹の花の露そふ...
いで‐ばえ【出で映え/出で栄え】
人前に出ると、いっそう映えること。見映えがすること。→出で消(ぎ)え「目もあやなる御さまかたちの、いとどしう—を見...
いで‐まごろく【井出孫六】
[1931〜2020]小説家・ルポライター。長野の生まれ。実証的な手法で社会問題に鋭く切り込む。「アトラス伝説」で...
いで‐まし【出で座し】
天皇など尊い方のお出かけ。行幸。「わが大君の—の山越す風の」〈万・五〉
いで‐まじら・う【出で交じらふ】
[動ハ四]すすんで人々の中に入って、交際をする。「家の子の君達(きんだち)、—・ひ給はず」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
いで‐ま・す【出で座す】
[動サ四]《動詞「い(出)ず」に尊敬の補助動詞「ます」が付いたものの一語化》 1 「出る」「行く」の尊敬語。おいで...
いでみ‐の‐はま【出見浜】
大阪市住吉区、住吉神社の西側にあった海岸。潮干狩りの名所であった。[歌枕]「住吉(すみのえ)の—の柴な刈りそね未通...
いで‐むか・う【出で向かふ】
[動ハ四] 1 出て、ある方向に向かう。「東男(あづまをのこ)は—・ひ顧みせずて」〈万・四三三一〉 2 出て行って...
いで‐や
[感]《「や」は終助詞、「いで」を強めていう語》 1 困惑やとまどいや不承知の気持ちなどを表す。いやもう。さあ。さ...
いで‐ゆ【出で湯】
温泉。湯治場。「—の町」
いでわ【出羽】
⇒でわ(出羽)
い‐でん【位田】
律令制で、親王以下五位以上の者に位階に応じて支給された田地。初め輸租田であったが、しだいに私有地化した。
い‐でん【遺伝】
[名](スル) 1 生物の形質が遺伝子によって、親から子へ、あるいは細胞から次の世代の細胞へ伝達されること。遺伝子...
いでん‐あんごう【遺伝暗号】
遺伝情報を担っている暗号。伝令RNA上の塩基配列。4種の塩基が順に三つを単位として読まれ、64種ある。これに対応し...
いでん‐いがく【遺伝医学】
遺伝子疾患の診断・治療・カウンセリングおよびその研究を行う医学の一分野。
いでん‐いりょう【遺伝医療】
遺伝子疾患の患者や、その家族を対象とする医療。生活習慣病などの多因子遺伝疾患も対象に含まれる。
いでん‐カウンセラー【遺伝カウンセラー】
遺伝子疾患に関する不安や悩みを抱えている人に対して適切な情報を提供し、当事者が自律的に意思決定を行えるように心理的...
いでん‐カウンセリング【遺伝カウンセリング】
遺伝子疾患に関する不安や悩みを抱えている人に対して、専門医や遺伝カウンセラーが適切な情報を提供するとともに、心理的...
いでん‐がく【遺伝学】
遺伝現象を研究する生物学の一分野。