うみ【生み/産み】
生むこと。生んだこと。物を新しく作り出すこと。「—の苦しみ」「—の親」
うみ【海】
1 地球上の陸地でない部分で、全体が一続きになって塩水をたたえている所。地球表面積の4分の3を占め、約3億6000...
うみ【膿】
1 炎症部が化膿(かのう)して生じる黄白色または黄緑色の不透明な粘液。主に白血球と血清からなり、組織の崩壊物、死ん...
うみ【海】
文芸雑誌。昭和44年(1969)中央公論社から創刊、昭和59年(1984)終刊。海外作品を多く紹介したほか、村上春...
うみ‐あいさ【海秋沙】
カモ科の水鳥。全長約55センチ。冠羽が目立ち、くちばしは細く、縁が鋸歯(きょし)状。水に潜り、魚や甲殻類を捕食する...
うみ‐あけ【海明け】
北海道のオホーツク海沿岸地方で、春になって流氷が沿岸から離れ、出漁が可能になること。
うみ‐イグアナ【海イグアナ】
イグアナ科の爬虫(はちゅう)類。海に潜る唯一のトカゲで、全長約1.5メートル。ガラパゴス諸島に分布。海岸に群れをな...
うみいろのごご【海色の午後】
唯川恵の小説。昭和59年(1984)、第3回コバルトノベル大賞を受賞した処女作。
うみ‐う【海鵜】
ウ科の海鳥。全長84センチくらい。全身緑黒色。水に潜って巧みに魚を捕らえる。東アジア特産で、海岸の岩壁に集団営巣す...
うみうさぎ‐がい【海兎貝】
ウミウサギガイ科の巻き貝。サンゴ礁にすむ。貝殻は拳(こぶし)状で、殻高8センチくらい。殻表は純白で光沢が強く、内面...
うみ‐うし【海牛】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱の軟体動物のうち、殻のないものの総称。巻き貝の仲間であるが、殻は退化。体はナメクジ形で、...
うみ‐うそ【海獺】
アシカの別名。うみおそ。
うみ‐うちわ【海団扇】
1 花虫綱トゲヤギ科の腔腸(こうちょう)動物。本州南部以南の浅海に分布。群体をなして扇状に広がり、各枝は癒着し、網...
うみ‐うなぎ【海鰻】
アナゴやウミヘビなど、形状がウナギに似た海水魚のこと。
うみ‐うま【海馬】
タツノオトシゴの別名。
うみ‐えら【海鰓】
ウミエラ科の腔腸(こうちょう)動物。浅海の砂泥底に直立し、全長約20センチ。左右に葉状体がえら状に並ぶ。黄白または...
うみ‐お【績麻/績苧】
紡いだ麻糸。細く裂いて糸として縒(よ)った麻糸。うみそ。「娘子(をとめ)らが—かくといふ鹿脊(かせ)の山時し行けれ...
うみ‐おうむ【海鸚鵡】
ウミスズメ科の海鳥。全長約25センチ。上面は黒褐色、下面は白色。くちばしは縦に平たく、赤い。北太平洋に分布。日本で...
うみ‐おと・す【生み落(と)す/産み落(と)す】
[動サ五(四)]子や卵を産む。「玉のような子を—・す」
うみ‐かぜ【海風】
1 海の風。海上を吹く風。 2 海岸地方で、日中、海から陸に向かって吹く風。穏やかな風で、海軟風ともいう。かいふう...
うみ‐からまつ【海唐松】
花虫綱ウミカラマツ科の腔腸(こうちょう)動物。本州中部以南の浅海に分布。群体は木の枝状に分かれ、扇状になり、骨軸は...
うみ‐が【海処】
《「が」は所の意》海。海辺。⇔陸(くぬが)。「—行けば腰泥(なづ)む」〈記・中・歌謡〉
うみ‐がき【熟み柿】
熟した柿の実。じゅくし。
うみがきこえる【海がきこえる】
氷室冴子の青春小説。平成2年(1990)から平成4年(1992)、雑誌「月刊アニメージュ」に連載。平成5年(199...
うみ‐がめ【海亀】
ウミガメ科およびオサガメ科のカメの総称。いずれも海産で、大形。四肢はひれ状。産卵のときは陸に上がる。アカウミガメ・...
うみ‐がも【海鴨】
カモ類のうち、主に海にすむものの総称。
うみ‐がらす【海烏/海鴉】
ウミスズメ科の海鳥。全長44センチくらい。背面は灰黒色、腹部は白い。日本では北海道沿岸の島などの岩場で繁殖。オロロ...
うみぎく‐がい【海菊貝】
ウミギクガイ科の二枚貝。潮間帯付近の岩礁に、右殻の殻頂で固着。殻長8センチくらい。殻表は大小のとげ状の突起で覆われ...
うみ‐ぎり【海霧】
海に発生する霧。移流霧の一種。蒸気霧のこともある。《季 夏》 [補説]書名別項。→海霧
うみぎり【海霧】
原田康子の小説。平成14年(2002)、上下2冊で刊行。作者自身の実家をモデルとした大河小説。第37回吉川英治文学...
うみ‐ぎわ【海際】
海のほとり。海辺。
うみ‐くさ【海草】
《「うみぐさ」とも》海中に生育する藻や草の総称。かいそう。
うみ‐ぐも【海蜘蛛】
ウミグモ綱に属する節足動物の総称。海岸から深海まで分布。体長2ミリほどのものから、脚の長さ80センチのものまであり...
うみ‐けむし【海毛虫】
多毛綱ウミケムシ科の環形動物。海岸の石の下や砂地にすみ、夜、水面に泳ぎ出す。体は紡錘形で、体長5〜8センチ、各環節...
うみ‐さち【海幸】
1 海でとれる獲物。海藻・魚介類などの海産物。うみのさち。⇔山幸(やまさち)。 2 海の獲物をとる力をもった道具。...
うみさちひこ【海幸彦】
火照命(ほでりのみこと)の異称。
うみさち‐やまさち【海幸山幸】
日本神話の一。弟の山幸彦(彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと))は兄の海幸彦(火照命(ほでりのみこと))に漁猟の道...
うみ‐サボテン【海サボテン】
花虫綱ウミサボテン科の腔腸(こうちょう)動物。海の砂泥底にすみ、棍棒(こんぼう)状の群体をなし、淡肉色。夜になると...
うみ‐しか【海鹿】
アメフラシの別名。
うみ‐しだ【海羊歯】
ウミユリ綱ウミシダ目の棘皮(きょくひ)動物の総称。外見はシダに似て、羽状の腕が10〜40本放射状に伸び、その下面に...
うみ‐しば【海芝】
ウミシバ科などの腔腸(こうちょう)動物の総称。沿岸の海藻や岩の上に芝草状に着生する。
うみ‐じ【海路】
海上の船の航路。船路(ふなじ)。うなじ。うみつじ。⇔陸路(くがじ)。「いさなとり—に出でて」〈万・三六六〉
うみ‐じ【産字/生字】
謡・浄瑠璃・長唄・民謡など日本の声楽で、ある音(おん)を長く延ばしてうたう場合に、延ばされる母音部分。例えば「し」...
うみ‐すずめ【海雀】
1 チドリ目ウミスズメ科の海鳥。全長約25センチ。体は丸みを帯び背面は青灰色、腹は白い。北太平洋に分布。日本では冬...
うみせん‐かわせん【海千河千】
「海千山千」に同じ。
うみせん‐やません【海千山千】
《海に千年、山に千年すんだ蛇(じゃ)は竜(りゅう)になるという言い伝えから》世間の経験を多く積み、物事の裏表を知り...
うみ‐そ【績麻】
「うみお」に同じ。「髪は—をわがねたる如くなれど」〈読・雨月・蛇性の婬〉
うみ‐ぞうめん【海素麺】
1 ウミゾウメン科の紅藻。干潮線付近の岩や貝殻に繁茂し、濃紅色のひも状で、ほとんど分枝しない。寒天質で粘性があり、...
うみ‐ぞい【海沿い】
海に沿った陸地。沿岸。海辺。また、海に沿っていること。「—の町」
うみたけ‐がい【海茸貝/海筍貝】
ニオガイ科の二枚貝。泥中に深い穴を掘ってすむ。貝殻は長楕円形で薄く、殻長7センチくらい。殻表は白く、粗い布目状。房...