うも【芋】
イモの古名。「意吉麻呂(おきまろ)が家なるものは—の葉にあらし」〈万・三八二六〉
う‐もう【羽毛】
1 鳥のはね。また、鳥の柔らかな綿毛。 2 鳥のはねと獣の毛。「前代の御時に、—の類はすべて禁忌の物なりしかば」〈...
うもう‐きょうりゅう【羽毛恐竜】
《feathered dinosaurs》体表が羽毛で覆われた恐竜。1996年に中国遼寧省の白亜紀前期層で羽毛の痕...
うもう‐だに【羽毛蜱】
ウモウダニ科のダニの総称。体長0.4ミリほど。雄の第3脚が極端に肥大している。鳥の羽毛や皮膚の落ちくずを食べ、鳥の...
うもう‐ぶとん【羽毛布団】
鳥の羽毛を中に入れた布団。 [補説]布団にはダウン(下羽)とフェザー(羽軸のある羽毛)が用いられるが、ダウンが50...
うも・る【埋もる】
[動ラ下二]「うもれる」の文語形。
うもれ【埋もれ】
《「むもれ」とも表記》うもれること。家の中に隠れていること。引きこもっていること。「あな—や。今宵の月を見ぬ里もあ...
うもれ‐いた・し【埋もれ甚し】
[形ク]《「むもれいたし」とも表記》 1 気持ちが晴れ晴れしない。気が沈んでいる。「いと—・く、いかで年月を過ぐさ...
うもれきのはな【埋木廼花】
高崎正風の歌集。明治9年(1876)、上下2巻で刊行。
うもれ‐ぎ【埋(も)れ木】
1 地層中に埋まった樹木が長年の間に炭化して化石のようになったもの。亜炭の一種で、木目が残っており、質は緻密(ちみ...
うもれぎ【埋木】
江戸前期の俳諧論書。1冊。北村季吟著。明暦2年(1656)成立。延宝元年(1673)刊。15項目にわたる俳諧の式目...
うもれぎ‐ざいく【埋(も)れ木細工】
埋もれ木を細工して作った工芸品。仙台地方の名産。
埋(う)もれ木(ぎ)に花(はな)が咲(さ)く
長いこと逆境にあった身に意外の幸運が訪れることのたとえ。
うもれぎ‐の【埋もれ木の】
[枕]地下にあって表に現れない意から、「した」「人知れぬ」などにかかる。「名をしも惜しみ—下ゆそ恋ふる」〈万・二七二三〉
うずもれたはる【埋れた春】
秋田雨雀の戯曲。明治45年(1912)、雑誌「早稲田文学」に発表。全2幕。大正3年(1914)、美術劇場により初演。
うもれ‐みず【埋もれ水】
草木などの陰に隠れて人目に触れない水。「人知れぬ木の葉の下の—思ふ心をかき流さばや」〈千載・恋一〉
うも・れる【埋もれる】
[動ラ下一][文]うも・る[ラ下二]《平安時代以降「むもる」と表記されることが多い》 1 砂や土などに覆われて見え...
う‐もん【右門】
「右衛門府(うえもんふ)」の略。⇔左門。
う‐もん【有文】
1 衣服・冠などに模様のあること。⇔無文。 2 和歌・連歌・俳諧で、技巧や趣向のおもしろさが目立つもの。⇔無文。「...
う‐もん【有紋】
1 衣服や帯などに紋のあるもの。⇔無紋。 2 能楽で、正しい作法にのっとって行儀よく演じること。⇔無紋。
うもんとりものちょう【右門捕物帳】
佐々木味津三の作品。八丁堀の同心、むっつり右門こと近藤右門を主人公とする一連の時代小説。昭和3年(1928)から昭...