おり【折(り)】
[名] 1 折ること。また、折ったもの。「線にそって—をつける」「九十九(つづら)—の坂」 2 薄い木の板などで浅...
おり【澱/滓】
1 液体の底に沈んだかす。おどみ。 2 すっきりと吐き出されないで、かすのようにして積もりたまるもの。「心にたまった—」
おり【檻】
《「居(お)り」からという》猛獣や罪人が逃げないように入れておく、鉄格子などを使った頑丈な囲い、または室。 [補説...
おり【織(り)】
布などを織ること。その織り方や織りぐあい。また、織ったもの。「珍しい—」
お‐り【汚吏】
《「孟子」滕文公から》汚職など、不正なことをする役人。
おり【檻】
北方謙三の長編ハードボイルド小説。昭和58年(1983)刊。同年、日本冒険小説協会大賞受賞。やくざ稼業から足を洗い...
オリ
「オリンピック」の略。「—パラ」
お・り【居り】
[動ラ変]「お(居)る」の文語形。
おり‐あい【折(り)合い】
1 折り合うこと。譲り合って解決すること。「大筋での—がつく」 2 人と人との関係。仲。「お姑(しゅうと)さんとの...
おり‐あ・う【折(り)合う】
[動ワ五(ハ四)]意見などが対立する場合に、互いに譲り合って解決する。妥協する。おれあう。「値段が—・う」
おり‐あがり【織(り)上(が)り】
布などを織って仕上がること。また、仕上がりぐあい。
おり‐あ・がる【織り上がる】
[動ラ五(四)]織っている布が出来上がる。「帯が—・る」
おり‐あげ【折(り)上げ】
建築で、天井の中央部をまわりより高くした構造。回り縁から支輪を立てて湾曲した面を作り、天井の中央平面を高くする。ま...
おりあげ‐てんじょう【折(り)上げ天井】
折り上げにした天井。
おり‐あ・げる【織り上げる】
[動ガ下一][文]おりあ・ぐ[ガ下二]織っている布を完成させる。「絣(かすり)を—・る」
おり‐あ・し【折悪し】
[形シク]時機が悪い。あいにくである。「院の御忌みさしあひて、いと—・しくて、なに事の栄(は)えもなし」〈夜の寝覚・五〉
おり‐あしく【折悪しく】
[副]《形容詞「おりあし」の連用形から》時機が悪いことに。あいにく。「訪問した相手は—不在だった」⇔折好(よ)く。
おり‐い【下り居】
1 下りていること。馬や車などから下りて地面に座ること。「ここより花車、—の衣播磨潟(はりまがた)」〈謡・熊野〉 ...
おりいっ‐て【折(り)入って】
[副]深く心を込めて。特別に。ぜひとも。「—お願いしたいことがあります」
おり‐いと【織(り)糸】
布を織るために用いる糸。
おりい‐の‐みかど【下り居の帝】
退位した天皇。上皇。「—の位に定まり給ひぬ」〈狭衣・四〉
オリーブ【おりいぶ】
飴山実の俳句集。昭和34年(1959)刊行の第一句集。
おり‐い・る【折り入る】
[動ラ四]特別に心を込めて行う。→折り入って「ちと—・りまして御相談申したい義がござりまして」〈滑・八笑人・四〉 ...
おり・いる【下り居る】
[動ワ上一] 1 下りたままでいる。下りてそこにいる。「住吉の浜を行くに、いとおもしろければ、(馬カラ)—・ゐつつ...
おり‐いろ【織(り)色】
1 染めた糸で織った織物の色。 2 縦糸と横糸とで、色を変えて織った色合い。緯白(ぬきじろ)・麹塵(きくじん)などの類。
おり‐えいそう【折(り)詠草】
「横詠草(よこえいそう)」に同じ。
おり‐えだ【折(り)枝】
1 折り取った木の枝。また、その模様。 2 能楽の小道具で、シテが持って出る造花の木の枝。
おり‐えぼし【折烏帽子】
頂を折り伏せた形の烏帽子。武士がかぶったので侍烏帽子ともいう。
おり‐えり【折(り)襟】
洋服の襟で、首の周りに沿って外側に折ってあるもの。
オリエンタリスト
東洋の歴史・文化・言語などを研究する者。東洋学者。
オリエンタリズム
1 オリエント世界(西アジア)へのあこがれに根ざす、西欧近代における文学・芸術上の風潮。東洋趣味。 2 東洋の言語...
オリエンタル
[形動]東洋的。東洋風。「—な色調」「—調」⇔オクシデンタル。
オリエンティア
オリエンテーリングの参加者。オリエンテーリングの選手。
オリエンテーション
《「方向づけ」の意》新しい環境などに人を順応させるための教育指導。特に、学校・会社などで、新しく入った者に対し、組...
オリエンテ‐きゅう【オリエンテ宮】
《Palacio de Oriente》⇒マドリード王宮
オリエンテ‐ひろば【オリエンテ広場】
《Plaza de Oriente》スペインの首都、マドリード中央部にある広場。マドリード王宮と王立劇場の間に位置...
オリエンテーリング
山野で行われるスポーツの一。地図と磁石を使って指示された地点を発見、通過して目的地に達する速さを競うもの。20世紀...
オリエント
東方の国々。東洋。東方。⇔オクシデント。 メソポタミアおよびエジプトを中心とする地方。地中海以東、インダス川以西を...
おり‐おき【折置】
家屋の構造で、柱の上に梁(はり)を架け、その上に軒桁(のきげた)を置いたもの。
おり‐おり【折折】
[名]その時その時。「四季—の花」 [副] 1 時々。時たま。「—見かける人だ」 2 だんだん。徐々に。「齢は歳々...
おりおりのうた【折々のうた】
大岡信による、詩歌をテーマとする連載エッセー。昭和54年(1979)から平成19年(2007)にかけて、「朝日新聞...
オリオン
ギリシャ神話で、美男子で巨人の猟師。女神アルテミスの怒りにふれて殺されたとも、さそりに刺されて死んだともいわれる。...
オリオン‐ざ【オリオン座】
南天の大星座。2月上旬の午後8時ごろ南中する。三つ星とそれを取り囲む四辺形からなり、α(アルファ)星は赤いベテルギ...
オリオン‐せいうん【オリオン星雲】
オリオン座の三つ星のやや南に位置する散光星雲。別名、NGC1976またはM42。距離約1500光年で銀河系内にある...
オリオン‐だいせいうん【オリオン大星雲】
⇒オリオン星雲
オリオール
[1884〜1966]フランスの政治家。第二次大戦中、レジスタンス運動に参加。第四共和制初代(共和制第16代)大統...
おり‐かえし【折(り)返し】
[名] 1 着物などを折って二重にすること。また、その部分や折り目。「ズボンの—」 2 ある地点から引き返すこと。...
おりかえし‐うんてん【折(り)返し運転】
鉄道・バスなどで、不通区間が生じたとき、その両端の駅・停留場まで行き、そこから引き返す形で運行すること。
おりかえし‐ざつおん【折(り)返し雑音】
《folding noise》アナログ信号をデジタル信号に変換する際、偽の信号が生成されてしまう現象。アナログ信号...
おり‐かえ・す【折(り)返す】
[動サ五(四)] 1 紙・布などをもとの方へ折って重ねる。折って二重にする。「襟を—・す」 2 ある地点まで行って...