おん‐い【恩威】
恩恵と威光。温かい情けと厳しい態度。「—共に行われて其向う所を示すことあらば」〈福沢・学問のすゝめ〉
おん‐い【温位】
水蒸気を含んでいない空気の塊の圧力を断熱的に1000ヘクトパスカルまで変化させたときに、その空気が示す温度。ポテン...
おん‐い【蔭位】
《父祖のお蔭(かげ)で賜る位の意》律令制で、親王以下五位以上の者の子と、三位以上の者の孫とが、21歳になると自動的...
おん‐いき【音域】
楽器や肉声が発することのできる音の高低の範囲。音の幅。「—が広い」
おん‐いしわた【温石綿】
⇒クリソタイル
おんい‐てんかん【音位転換】
⇒音位転倒
おんい‐てんとう【音位転倒】
一つの語の中の音素が入れ替わる現象。音位転換。メタテシス。 [補説]幼児が「とうもろこし」を「とうもころし」とする...
おん‐いり【御入り】
来ることの意の尊敬語。ご入来。おいで。お越し。「これに曽我十郎殿の—のよし」〈曽我・六〉
おん‐いり‐あ・る【御入りある】
[連語]「おいりある」の改まった形。多く謡曲で用い、連声(れんじょう)で「おんにある」とも発音される。「さてさてお...
おん‐いり‐そうろ・う【御入り候ふ】
[連語] 1 「ある」「居る」「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「照日の前と申す御方…御里に—...
おん‐いん【音韻】
1 音と響き。ねいろ。 2 漢字の音と韻。声母(漢字音の子音)と韻母(漢字音の頭子音を除いた後の部分)。 3 言語...
おんいん‐がく【音韻学】
1 中国語の漢字音に関する学問。 2 広く言語音を研究する学問。
おんいん‐こうたい【音韻交替】
語の中のある音が、文法的な機能や派生的な意味の違いに応じて他の音と交替する現象。例えば、「脚」の意の英語foot(...
おんいん‐へんか【音韻変化】
ある言語のある音が、歴史上の一時期に他の音へ変化すること。例えば、日本語のハ行の頭子音が[Φ]から[h]になった類。
おんいん‐ろん【音韻論】
《phonology》言語学の一部門。言語の音(アクセントなどをも含む)を記述し、その歴史的変化の過程、そこにみら...