かめ【瓶/甕】
1 古代から物入れ・貯蔵・煮炊きなどに使った底深く口径の広い土製・陶磁製や金属製の容器。 2 酒を杯につぐ細長い器...
かめ【亀】
1 カメ目の爬虫(はちゅう)類の総称。体の構造は中生代の祖先形から大きな変化がなく、背面と腹面とに骨質の甲をもち、...
カメ
西洋犬のこと。明治初期、西洋人が飼い犬を呼ぶのに「Come here!」と言うのを「カメヤ」と聞き、「カメ」を犬の...
かめ‐あな【甌穴】
⇒おうけつ
かめ‐あや【亀綾】
細かい亀甲(きっこう)文様を織り出した綾織りの絹織物。亀綾縞(かめあやじま)。亀屋縞。
かめい【亀井】
姓氏の一。 [補説]「亀井」姓の人物亀井勝一郎(かめいかついちろう)亀井玆矩(かめいこれのり)亀井昭陽(かめいしょ...
かめ‐い【亀居】
《亀の後足が左右に開くのに似るところから》足先を左右に開いて、その間に尻を据える座り方。叙位・除目(じもく)のとき...
か‐めい【下名】
[名]以下に記した氏名。また、その者。 [代]一人称の人代名詞。自分をへりくだっていう語。わたくし。「—は右証書を...
か‐めい【下命】
[名](スル) 1 命令を下すこと。また、その命令。言いつけ。「—を拝する」 2 注文を受ける側から、商品や仕事な...
か‐めい【加盟】
[名](スル)盟約に加入すること。団体や組織に一員として加わること。「国連に—する」
か‐めい【仮名】
実名を避けて仮につける名。
か‐めい【佳名/嘉名】
1 いい名。縁起のいい名。 2 いい評判。名声。「位を極めて—を残す事」〈花伝・五〉
か‐めい【家名】
1 家の名。また、家の跡目。家督。かみょう。「—を継ぐ」 2 家の名誉・名声。家の体面。「—に傷がつく」「—を汚す...
かめい‐か【仮名化】
[名](スル)特定の個人に関するデータから個人情報を取り除いて匿名化し、残されたパーソナルデータに仮名となる別の識...
かめい‐かついちろう【亀井勝一郎】
[1907〜1966]評論家。北海道の生まれ。初め、プロレタリア文学の理論家として活躍、のち、転向して日本浪曼派に...
かめい‐これのり【亀井玆矩】
[1557〜1612]安土桃山・江戸初期の武将。名は新十郎。主家の尼子氏滅亡後、織田信長・豊臣秀吉に仕え、因幡(い...
かめい‐ざん【亀井算】
そろばんによる割り算の一。九九を応用した、今日行われている方法。考案した百川治兵衛(ももかわじへえ)が正保2年(1...
かめい‐しょうよう【亀井昭陽】
[1773〜1836]江戸後期の儒学者。筑前の人。名は昱(いく)。南冥の長男。父南冥の跡を継ぎ徂徠学を奉じ、のち徂...
かめい‐しょぶん【下命処分】
国や地方公共団体が、特定人に対して作為・不作為・給付・受忍の義務を命じる行政処分。不作為を命じることを特に禁止とい...
かめいど【亀戸】
《古称「亀島」とこの地の名井「亀ヶ井」がまざってできた地名という》東京都江東区北東部の商工業地。鷽替(うそか)えや...
かめいど‐じけん【亀戸事件】
大正12年(1923)9月、関東大震災の混乱のさなか、亀戸の労働組合員らが軍隊によって不法検束され、殺害された事件。
かめいど‐だいこん【亀戸大根】
ダイコンの一品種。長さ20センチ程度で小ぶり。東京都江東区亀戸で産する。
かめいど‐てんじんしゃ【亀戸天神社】
亀戸にある神社。祭神は菅原道真で、相殿に天穂日命(あめのほひのみこと)を祭る。寛文3年(1663)大鳥居信祐(おお...
かめい‐なんめい【亀井南冥】
[1743〜1814]江戸後期の儒学者・医師。筑前の人。名は魯。字(あざな)は道載(どうさい)。徂徠(そらい)学を...
かめい‐は【亀井派】
自由民主党の派閥の一。志帥(しすい)会の平成15年(2003)から同17年における通称。→伊吹派
かめい‐ふみお【亀井文夫】
[1908〜1987]映画監督。福島の生まれ。昭和14年(1939)「戦ふ兵隊」が軍部の検閲により公開禁止となる。...
カメイロス
ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶロードス島の北西岸にある古代都市の遺跡。同島における古代三大ポリスの一。ドリス人によ...
かめ‐うら【亀卜】
「きぼく(亀卜)」に同じ。
カメオ
1 瑪瑙(めのう)・貝殻などの色の違った層を利用して、精巧な浮き彫りをした装飾品。 2 演劇や映画などの、印象的な...
かめおか【亀岡】
京都府中南部の市。亀岡盆地南部にある。もと松平氏の城下町。明智光秀の亀山城築城に始まり、城跡に、現在は大本教(おお...
かめおか‐し【亀岡市】
⇒亀岡
かめおか‐ぼんち【亀岡盆地】
京都府中西部、丹波高地南部に広がる構造盆地。南北約10キロメートル、東西約3.5キロメートルとほぼ南北にのびる。旧...
カメオ‐しゅつえん【カメオ出演】
映画や演劇などで、短い時間で強い印象を与える登場のしかた。多く、大物俳優や著名人が端役で出演する場合にいう。
かめ‐かん【甕棺】
土器・陶器の甕を用いた棺。遺体を入れるものと遺体を腐らせたのち骨だけを入れるものとがある。日本では弥生時代に九州北...
かめ‐がい【亀貝】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱カメガイ科の貝。世界の温・熱帯の海に群れをなして浮遊する。殻長2センチくらい。殻は巻かず...
かめがおか‐いせき【亀ヶ岡遺跡】
青森県つがる市にある縄文時代晩期の遺跡。精巧な土器や、土偶・漆器など豊富な遺物を出土。地名は、瓶(かめ)がたくさん...
かめがやつ‐ざか【亀ヶ谷坂】
神奈川県鎌倉市北部にある峠坂。扇ヶ谷(おうぎがやつ)と山ノ内を結ぶ。鎌倉七口の一。
かめぎく【亀菊】
鎌倉前期の京都の白拍子(しらびょうし)。後鳥羽上皇の寵姫。上皇が亀菊に与えた摂津国長江・倉橋両荘の地頭職の停廃を幕...
かめぞう‐こもん【亀蔵小紋】
《江戸中期の歌舞伎俳優市村亀蔵(9代目市村羽左衛門)が着はじめたところから》渦巻きの模様のある小紋。
かめだ‐いりょうだいがく【亀田医療大学】
千葉県鴨川市にある私立大学。平成24年(2012)開学。
かめだ‐はんとう【亀田半島】
北海道南西部、渡島(おしま)半島の南東部を占める半島。津軽海峡と太平洋に面する。半島一帯はコクガンの越冬地。
かめだ‐ほうさい【亀田鵬斎】
[1752〜1826]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は長興。別号、善身堂。井上金峨に学ぶ。朱子学を批判し、異端者と...
かめのうえ‐の‐やま【亀の上の山】
《「列子」湯問に、天帝の命により15匹の大亀が首で支えているとあるところから》蓬莱(ほうらい)山の異称。亀山(かめ...
かめ‐の‐お【亀の尾】
1 《形が亀の尾に似るところから》尾骶骨(びていこつ)(尾骨)のこと。「背中の—のずん(=マンナカ)に是(こ)れほ...
かめ‐の‐かがみ【亀の鑑】
《「亀鑑(きかん)」を訓読みにした語》手本。規範。「あづまの—にうつさば、曇らぬ影もや現はるると」〈十六夜日記〉
かめ‐の‐こ【亀の子】
1 子供の亀。また、小さい亀。《季 夏》「—の歩むを待って引きもどし/汀女」 2 「亀の甲1」に同じ。 3 幼児を...
かめ‐の‐こう【亀の甲】
1 亀のからだを覆う角質の硬い殻。甲羅。かめのこ。 2 六角形が前後左右に連続した模様。きっこう。 3 ベンゼン環...
亀(かめ)の甲(こう)より年(とし)の劫(こう)
《「劫」はきわめて長い時間。「甲」と「劫」と音が通じるところからいう》長年の経験が貴重であるということ。亀の甲より...
かめのこ‐しばり【亀の子縛り】
ひし形の目のように斜め十文字に縛ること。
かめのこ‐せんべい【亀の子煎餅】
小麦粉・砂糖・卵を材料に、亀の甲羅の形に焼いたせんべい。