かなわ【鉄輪】
謡曲。四番目物。夫に捨てられた女が貴船(きぶね)神社へ丑(うし)の刻参りをして恨みを晴らそうとするが、安倍晴明(あ...
カナワット
シリア南部の村。スウェイダーの北東約7キロメートルに位置する。新約聖書に登場するデカポリス(十都市連盟)の一つ、カ...
かなわ‐つぎ【金輪継ぎ】
木材の継ぎ手の一。柱の根継ぎ、桁(けた)などの曲げの生じる部分に用いる。
かなわ◦ない【適わない/叶わない/敵わない】
[連語]《動詞「かなう」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒適う5
かなわ◦ぬ【適わぬ/叶わぬ/敵わぬ】
[連語]《動詞「かなう」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》⇒適う5
叶(かな)わぬ時(とき)の神頼(かみだの)み
「苦しい時の神頼み」に同じ。
かな‐わらび【鉄蕨】
オシダ科の常緑、多年生のシダ。暖地の林下に群生。葉は堅く、光沢があり、羽状に深く切れ込む。葉の裏面に、包膜で覆われ...
かな‐わん【金椀】
金属製の椀(わん)。かなまり。
か‐なん【火難】
火による災難。火事。「—除け」
かなん【河南】
中国中東部の省。省都は鄭州(ていしゅう)。黄河中流域を占め、西部に三門峡・函谷関がある。洛陽・開封など古都が多い。...
か‐なん【家難】
一家が被る災難。
か‐なん【華南】
中国南部の称。広東(カントン)・福建・台湾の三省および広西チワン族自治区の地域。ホワナン。
か‐なん【禍難】
わざわい。災難。
カナン
パレスチナ地方の古称。旧約聖書で、神がイスラエルに与えたという約束の地。「乳と蜜の流れる地」とよばれた。カナーン。
カナンガ
コンゴ民主共和国中南部の都市。旧称ルルアブルグ。カサイ川の支流ルルア川沿いに位置する。北西のイレボ、南東のルブンバ...
かなん‐しょう【河南省】
⇒河南
かなんふ【河南浦】
雅楽の舞曲。唐楽。黄鐘(おうしき)調で新楽の中曲。三人舞。尾張浜主作という。興福寺の常楽会(じょうらくえ)に舞われ...
カナート
アジア西部、北部アフリカなど乾燥地帯にみられる水利施設。地下水を、長い地下水路によって集落近くまで導き、利用するもの。
カナーボン
英国ウェールズ北西部の港湾都市。メナイ海峡に注ぐセイオン川の河口に面する。グウィネズ地方の行政・商業の中心都市。1...
カナーボン
オーストラリア、西オーストラリア州西部の町。ガスコイン川河口部、世界遺産(自然遺産)に登録されたシャーク湾の湾口北...
カナーボン‐こくりつこうえん【カナーボン国立公園】
《Carnarvon National Park》オーストラリア、クイーンズランド州中東部にある国立公園。ブリスベ...
カナーボン‐じょう【カナーボン城】
《Caernarfon Castle》英国ウェールズ北西部の港湾都市カナーボンにある城。13世紀末にエドワード1世...
カナール‐とう【カナール島】
《Îlot Canards》ニューカレドニアの首都ヌーメアの南西沖合にある小島。アンスバタとボートで結ばれる。周辺...
カナーン
⇒カナン
か‐に
[名](スル)「かんにん(堪忍)」の音変化。「—して上げましょう」〈二葉亭・浮雲〉
かに【蟹】
1 十脚目短尾下目の甲殻類の総称。体は頭胸部にあたる甲と、一対のはさみ脚および四対の歩脚からなる。腹部は甲の腹側に...
かに【可児】
岐阜県南部の市。住宅地化が著しい。自動車部品・陶磁器などの工業が盛ん。西部の今渡は木曽川の日本ライン下りの出発点。...
かに【蟹】
河野多恵子の短編小説。昭和38年(1963)発表。同年、第49回芥川賞受賞。
カニア
⇒ハニア
か‐に‐あられ【窠に霰】
織り紋の一。四角形を互い違いに並べた小さな石畳風の霰文を地紋にして、窠紋(かもん)を配列したもの。平安時代以来、表...
かに‐あるき【蟹歩き】
1 カニの脚のように膝を曲げて歩くこと。がにまたで歩くこと。 2 カニのように横向きに歩くこと。
かに‐かくに
[副]あれこれと。いろいろと。「—渋民村は恋しかりおもひでの山おもひでの川」〈啄木・一握の砂〉 「—思ひわづらひ哭...
かに‐かま【蟹蒲】
《「かにかまぼこ」の略》色・風味・食感などがカニの身そっくりに作られたかまぼこ。
かに‐かん【蟹缶】
カニ肉の缶詰。
か‐にく【果肉】
果実の皮と種子との間にある肉質の部分。
かにくい‐ざる【蟹食猿】
オナガザル科のサル。体長40〜65センチ、尾は体長と同じくらいある。ニホンザルと近縁。東南アジアに分布、マングロー...
かに‐くさ【蟹草】
カニクサ科の蔓性(つるせい)で多年生のシダ。関東以西の山地に自生。蔓状の地上部は葉の変形したもので、葉状の部分は羽...
かに‐くそ【蟹屎】
新生児が生後初めてする大便。黒くて粘りがある。胎便。かに。かにばば。
かに‐ぐま【蟹隈】
歌舞伎の隈取りの一。紅隈(べにぐま)で、形状・色彩ともにカニを模したもの。半道敵(はんどうがたき)役に用いる。戯(...
かに‐ぐも【蟹蜘蛛】
カニグモ科のクモの総称。第1および第2歩脚が長く、前方のほか横へも歩ける。網を張らず、物陰から小昆虫などを襲う。褐...
かに‐こうせん【蟹工船】
北洋でカニ漁を行う母船。漁獲したカニを船中で缶詰に加工する設備をもつ。蟹母船。《季 冬》 [補説]書名別項。→蟹工船
かにこうせん【蟹工船】
小林多喜二の小説。昭和4年(1929)発表。厳しい労働条件に苦しむ蟹工船の労働者たちが、団結して闘争に立ち上がる。...
かに‐こうもり【蟹蝙蝠】
キク科の多年草。高山の針葉樹林の下に群生。高さ0.5〜1メートル。葉はカニの甲羅のような形で縁にぎざぎざがあり、3...
かに‐ざ【蟹座】
黄道十二星座の一。双子座と獅子(しし)座の間にあり、3月下旬の午後8時ごろ南中する。中央に散開星団プレセペがある。...
かに‐し【可児市】
⇒可児
カニシカ
2世紀ころの古代インドのクシャン朝の国王。王朝の最盛期を現出した。仏教を保護し、首都プルシャブラに寺院を建立、また...
かに‐せいうん【蟹星雲】
牡牛(おうし)座にある惑星状星雲。カニの甲のような形に見える。1054年の超新星の残骸と考えられ、現在もガス体が四...
かに‐ぞく【蟹族】
大きなリュックサックを背負った登山者・旅行者のこと。駅の改札などを通る際に、横幅のある荷物がじゃまにならないよう、...
かに‐たま【蟹玉】
ほぐしたカニの身と野菜を卵にまぜて仕上げた中国料理。芙蓉蟹(フーヨーハイ)。
かに‐だまし【蟹騙】
十脚目カニダマシ科の甲殻類の総称。潮間帯にみられ、カニに似るが、ヤドカリ類の一群。イソカニダマシなど。