ぎょう‐ぜん【凝然】
[ト・タル][文][形動タリ]じっとして動かないさま。「—として彫塑の如く佇(たたず)めり」〈芥川・開化の殺人〉
ぎょう‐そ【翹楚】
《「翹」は高くぬきんでる、「楚」は高く伸びた雑木の意》才能が衆にぬきんでてすぐれていること。また、その人。俊秀。
ぎょう‐そ【行訴】
「行政訴訟」の略。
ぎょう‐そう【行草】
行書と草書。
ぎょう‐そう【行装/行粧】
外出の際の服装。旅のいでたち。「御者(ぎょしゃ)はことごとく女装せり。忌わしき—かな」〈鴎外訳・即興詩人〉
ぎょう‐そう【形相】
顔つき。顔かたち。特に、怒りや嫉妬など激しい感情の現れた顔つき。「—が変わる」「憤怒(ふんぬ)の—」→形相(けいそう)
ぎょうそ‐ほう【行訴法】
「行政事件訴訟法」の略称。
ぎょうそん【行尊】
[1057〜1135]平安後期の天台宗の僧。源基平(みなもとのもとひら)の子。諸国を行脚(あんぎゃ)。祈祷(きとう...
ぎょう‐ぞう【形像】
仏などの姿・形をかたどった絵や彫刻。けいぞう。「畳(かたびら)の上に仏の—を画(か)きて」〈今昔・一・二三〉
ぎょう‐たい【行体】
1 行書の書体。 2 身なり。いでたち。特に、山伏など修行者の姿。
ぎょう‐たい【業体】
⇒ぎょうてい(業体)
ぎょう‐たい【業態】
1 営業や企業の状態・体制。 2 生活や職業活動の状態。「住民の—」
ぎょう‐たい【凝滞】
[名](スル)物事の流れがとどこおって通じないこと。「富は益々一部に—する」〈魯庵・社会百面相〉
ぎょう‐たつ【暁達】
物事や道理によく通じること。通暁。
ぎょう‐たん【暁旦】
夜明け。あかつき。
ぎょうたん‐ぞろえ【行端揃え】
《justification》⇒均等割り付け
ぎょうだ【行田】
埼玉県北部の市。江戸時代は阿部氏・松平氏などの城下町。もとは足袋の生産で知られ、現在は輸送機械工業が盛ん。古墳が多...
ぎょうだ‐し【行田市】
⇒行田
ぎょう‐ちゃく【凝着】
[名](スル)⇒付着2
ぎょうちゃく‐まもう【凝着摩耗】
二種の固体の接触面の凝着部分がせん断されることによって生じる摩耗。
ぎょう‐ちゅう【蟯虫】
線虫綱蟯虫科の袋形動物。体は糸状で、体長約1センチ。雄のほうが小さい。人間の盲腸などに寄生。雌は夜間に肛門からはい...
ぎょう‐つう【暁通】
[名](スル)よく知っていること。精通していること。通暁。「内地に在て事情に—する者が、精確の報道を為さば」〈雪嶺...
ぎょう‐てい【行程】
道のり。こうてい。「—猶数里あり」〈織田訳・花柳春話〉
ぎょう‐てい【業体】
1 営業や企業の状態。業態(ぎょうたい)。 2 おこない。所行。また、風体。ぎょうたい。「此様(こん)な身で此様な...
ぎょう‐てつ【撓鉄】
鉄を撓(たわ)める(曲げる)こと。特に、造船業において鋼板を曲げること、またその技能についていう。平たい鋼板を焼い...
ぎょう‐てん【仰天】
[名](スル)《天を仰ぐほど驚く意》ひどくびっくりすること。「—して腰を抜かす」
ぎょう‐てん【暁天】
明け方の空。また、夜明け。
ぎょうてん‐の‐ほし【暁天の星】
明け方の空は星がまばらであること。数の少ないことのたとえ。暁星。
ぎょう‐とう【行頭】
文章などの行のはじめ。⇔行末。
ぎょう‐とく【行徳】
仏道修行によって身に備わる徳。
ぎょうとく【行徳】
千葉県市川市南部の地名。江戸川の河港、成田街道の宿場町として発達。江戸時代は製塩が盛んであった。工業地・住宅地。新...
ぎょう‐どう【行道】
1 仏道の修行をすること。 2 法会で、僧が行列して読経しながら仏像や仏堂の周囲を右回りにめぐること。 3 法会で...
ぎょう‐どう【凝当/凝濁】
杯の底に残った酒。また、その酒で、杯の口を当てた部分を洗い流すこと。また、杯の飲み残しを捨てるための容器。魚道(ぎ...
ぎょうどう‐めん【行道面】
行道3に用いる仮面。法会によって獅子(しし)・菩薩(ぼさつ)・天童・八部衆などがある。
ぎょう‐にん【行人】
1 仏道を修行する人。行者(ぎょうじゃ)。 2 比叡山延暦寺の堂衆(どうじゅ)。 3 高野山で、山中で修行する者。...
ぎょうにん‐づか【行人塚】
行者が生きたまま埋葬され、即身成仏したと伝えられる塚。東日本に多い。
ぎょう‐にんべん【行人偏】
漢字の偏の一。「役」「往」などの「彳」の称。
ぎょう‐ねん【行年】
《「行」は経(ふ)る意》「享年」に同じ。
ぎょう‐ねん【凝念】
思いをこらすこと。また、その思い。
ぎょうねん【凝然】
[1240〜1321]鎌倉後期の華厳宗の僧。伊予の人。字(あざな)は示観。各宗の教義に精通。後宇多上皇に菩薩戒を授...
ぎょうねん‐すいにち【行年衰日】
陰陽道(おんようどう)で、生まれ年の干支(えと)と年齢の関係によってその人の忌むべき日と定めた日。
ぎょう‐はく【澆薄】
[名・形動]道徳が衰えて人情のきわめて薄いこと。また、そのさま。「人情の—に流るるをいと嘆かわしきことに思いて」〈...
ぎょう‐ふう【暁風】
明け方の風。「—冷々として青黒き海原を掃い来り」〈蘆花・自然と人生〉
ぎょう‐ぶ【刑部】
「刑部省」の略。
ぎょう‐ぶ【行歩】
歩くこと。歩行。「身に病付きて—することあたはず」〈今昔・一三・二〇〉
ぎょうぶ‐きょう【刑部卿】
刑部省の長官。正四位下相当。
ぎょうぶ‐しょう【刑部省】
1 律令制で、太政官(だいじょうかん)八省の一。訴訟や罪人の裁判・処罰などを管掌。うたえただすつかさ。うたえのつか...
ぎょう‐ぶっしょう【行仏性】
仏語。法相(ほっそう)宗で、修行によって仏性を得ること。→理仏性
ぎょうぶ‐なしじ【刑部梨子地】
蒔絵(まきえ)の技法の一。金箔を置いて梨子地漆で地塗りをし、刑部梨子地粉といわれる不整形の金銀粉末を置き、その上に...
ぎょう‐ほう【行法】
1 (ギャウハフ) 法律を執行すること。 2 (ギャウホフ) 《古くは「ぎょうぼう」》仏語。仏道を修行すること。ま...