くらぶ‐やま【暗部山/闇部山】
鞍馬山の古称。くらぶの山。[歌枕]「梅の花にほふ春べは—闇に越ゆれど著(しる)くぞありける」〈古今・春上〉
クラプロート
[1783〜1835]ドイツの東洋学者。シベリア・蒙古など各地を調査し、日本語・モンゴル語など東洋諸語の研究や書籍...
クラプロート
[1743〜1817]ドイツの化学者。分析方法の改良に貢献。ウラン・ジルコニウム・セリウムを発見した。著「鉱石化学...
くらべ【比べ/較べ/競べ】
1 くらべること。比較。「丈(たけ)—」 2 くらべて優劣を争うこと。競争。「がまん—」「知恵—」 [補説]12と...
くらべ‐あわ・せる【比べ合(わ)せる】
[動サ下一][文]くらべあは・す[サ下二]二つまたは複数のものをくらべてみる。「二つの文章の異同を—・せる」
くらべ‐うま【競べ馬】
古くからの乗馬競技。2頭または数頭で、一定の距離を競走して勝敗を争う。奈良・平安時代には宮中儀式の一つともされた。...
くらべ‐がた・し【比べ難し】
[形ク]つきあいにくい。機嫌をとりにくい。「女のいと—・く侍りけるを、あひはなれにけるが」〈後撰・雑三・詞書〉
くらべ‐ぐる・し【比べ苦し】
[形シク] 1 くらべにくい。比較しにくい。「世の中や、ただかくこそとりどりに—・しかるべき」〈源・帚木〉 2 相...
クラベス
拍子木状の2本の硬い材質の棒を打ち合わせ、乾いた響きを出す打楽器。もともとラテン音楽の楽器。
くらべ‐もの【比べ物】
比べて優劣をみること。「前とは—にならないほどの出来栄え」
くら‐べや【暗部屋】
宮中の局(つぼね)の名。清涼殿の近くというが、正確な位置は不明。「つれづれなる昼つかた、—の方を見やれば」〈讃岐典...
くら・べる【比べる/較べる/競べる】
[動バ下一][文]くら・ぶ[バ下二] 1 二つ以上のものをつき合わせて差異や優劣などを調べる。比較する。「身長を—...
クラペイロン
[1799〜1864]フランスの物理学者。カルノーの熱機関に関する理論に数学的な裏付けを行い、熱平衡にある物質の二...
くら‐ぼうし【蔵法師】
1 戦国大名のもとで蔵を預かり、米穀などの出納をつかさどった僧形の者。蔵衆(くらしゅう)。 2 江戸時代、江戸の深...
くら‐ぼね【鞍橋/鞍骨/鞍瓦】
鞍の骨格をなす部分。前輪(まえわ)・後輪(しずわ)・居木(いぎ)からなる。鞍。鞍瓦(あんが)。
くらま【鞍馬】
京都市左京区の地名。鞍馬寺の門前町。
くら‐まい【蔵米】
1 江戸時代、幕府・諸藩の米蔵に収納された米。 2 江戸時代、幕臣・藩士らに支給された俸禄米。切米(きりまい)。 ...
くらまい‐きって【蔵米切手】
江戸時代、蔵米の落札人が米商に発行した証書。
くらま‐いし【鞍馬石】
鞍馬から産する閃緑岩(せんりょくがん)。風化して褐色を帯びる。庭石にする。
くらまい‐ちぎょう【蔵米知行】
江戸時代、幕府が旗本・御家人に、また諸藩が家臣に対し、知行地を与えるのではなく、米を俸禄として支給したこと。→地方...
くらまい‐とり【蔵米取り】
江戸時代、知行地を与えられず、俸禄米としての蔵米を支給された幕臣や藩士。切米(きりまい)取り。
くらまえ【蔵前】
東京都台東区の地名。隅田川の西岸にあり、江戸時代に幕府の米蔵が置かれた。
くらまえ‐こうぎょうかい【蔵前工業会】
東京工業大学卒業生の同窓会。一般社団法人。
くらまえばし‐どおり【蔵前橋通り】
東京都文京区湯島から江戸川区北小岩までの道路の呼び名。沿線に神田明神・亀戸天神社などがある。
くらまえ‐ふう【蔵前風】
1 江戸時代、浅草蔵前の札差(ふださし)の豪奢(ごうしゃ)な風俗。 2 女性の髪の結い方の一。丸髷(まるまげ)の一...
くら‐まぎれ【暗紛れ】
暗やみに紛れること。また、その時刻や場所。「花が雪あかりのような作用をして、あたりの物象を—から浮き上らせているの...
くらま‐ぐち【鞍馬口】
京都市北区南部の地名。賀茂川に架かる出雲路橋の西のあたり。京都七口の一で、岩倉を経て鞍馬に至る。出雲路口。 ⇒鞍馬口通り
くらまぐち‐どおり【鞍馬口通り】
京都市街地北部を東西に走る道路の呼び名。東は賀茂川に架かる出雲路橋西から、西は金閣寺門前に至る。全長約3.2キロ。
くらま‐ごけ【鞍馬苔】
イワヒバ科の常緑、多年生のシダ。山地の樹林下に生える。茎は地をはい、分枝して苔のように広がる。葉は鱗片(りんぺん)...
くらまじし【鞍馬獅子】
歌舞伎舞踊。富本、のち清元。本名題「夫婦酒替奴中仲(みょうとざけかわらぬなかなか)」。中村重助作詞、名見崎徳治作曲...
くらま・す【晦ます/暗ます】
[動サ五(四)] 1 居場所をわからないようにする。見つけられないように姿を隠す。「行方を—・す」「姿を—・す」 ...
くら‐まち【蔵町/倉町】
蔵が建ち並んでいる一区画。「—に御倉いと多かり」〈宇津保・俊蔭〉
クラマティ‐とう【クラマティ島】
《Kuramathi Island》モルジブ諸島中央部、ラスドゥ環礁南部の島。同環礁の主島ラスドゥ島の西側に隣接す...
くらま‐てんぐ【鞍馬天狗】
昔、鞍馬の僧正谷(そうじょうがたに)に住んでいたという天狗。 [補説]作品名別項。→鞍馬天狗
くらまてんぐ【鞍馬天狗】
謡曲。五番目物。鞍馬山の大天狗が源氏再興を目ざす牛若丸に兵法を授け、将来の助力を約束する。 大仏次郎(おさらぎじろ...
くらま‐でら【鞍馬寺】
京都市左京区鞍馬本町にある寺。鞍馬弘教(こうきょう)の本山。もと天台宗。山号は松尾山。開創は宝亀元年(770)、開...
クラマトルシク
ウクライナ東部、ドネツク州の都市。ドンバス重工業地帯の重要な工業都市の一つで機械工業が盛ん。ロシア語名クラマトルスク。
クラマトルスク
ウクライナの都市クラマトルシクのロシア語名。
くらま‐の‐たけきり【鞍馬の竹伐り】
⇒竹切祭(たけきりまつり)
くらま‐の‐ひまつり【鞍馬の火祭】
鞍馬寺境内にある由岐神社で、10月22日夜に行われる祭礼。若者が松明(たいまつ)をかついで回り、沿道に立て並べた松...
くらま‐はちりゅう【鞍馬八流】
剣術の流派の一。平治年間(1159〜1160)、鬼一法眼が鞍馬の僧八人に秘伝を授けたことからの称といわれる。
くらま‐まいり【鞍馬参り】
「鞍馬詣(くらまもう)で」に同じ。
くらま‐もうで【鞍馬詣で】
鞍馬寺へ参詣すること。鞍馬参り。
くらま‐やま【鞍馬山】
京都市北部の山。標高570メートル。中腹に鞍馬寺がある。牛若丸(源義経)が天狗(てんぐ)から武技を学んだ伝説で知ら...
くらま‐りゅう【鞍馬流】
剣術の流派の一。 1 天正年間(1573〜1592)に、大野将監(おおのしょうげん)が創始。将監鞍馬流。 2 「鞍...
クラミジア
クラミジア目の微生物の総称。ウイルスとリケッチアの両方に似た性質がある。宿主の細胞に寄生し、インターフェロンの産生...
クラミジア‐かんせんしょう【クラミジア感染症】
《chlamydia infection》クラミジアによる感染症。性行為により感染する。尿道炎・副睾丸(ふくこうが...
くらみつ‐としお【倉光俊夫】
[1908〜1985]小説家。東京の生まれ。朝日新聞社会部を経て、松竹演劇部、映画部勤務ののち、作家となる。「連絡...
クラミドモナス
クラミドモナス属の緑藻の総称。約300種が知られ、主に淡水に、また海水や氷雪上にも生じる。単細胞で、2本の鞭毛(べ...
くら・む【暗む/眩む/晦む】
[動マ五(四)] 1 暗くなる。「刻一刻と—・んで行くなかに」〈里見弴・今年竹〉 2 (「目がくらむ」の形で) ㋐...