けが【怪我】
[名](スル)《「怪我」は当て字で、動詞「けがる」の語幹からかという》 1 あやまってからだに傷を負うこと。また、...
け‐が【仮我】
仏語。人間は五蘊(ごうん)の因縁が仮に和合したもので、実体としての我があるわけではないが、仮に我があるとしたもの。
けが‐あやまち【怪我過ち】
思いがけない過ち。偶然の過失。そそう。「心もとなや、我が夫(つま)に—の知らせの夢と」〈浄・薩摩歌〉
け‐がい【化外】
王化の及ばない所。国家の統治の及ばない地方。⇔化内。
け‐がえ【毛替】
江戸時代、畑に植えるべき作物を田に植えること。
けが‐がち【怪我勝ち】
思いもかけず勝利を得ること。
け‐かき【毛掻き】
[名](スル)《「けがき」とも》 1 織物の仕上げの工程の一。無数の小さなかぎ針をつけた棒や刷毛(はけ)などで、織...
け‐がき【毛描(き)/毛書(き)】
[名](スル) 1 日本画で、人物の毛髪や鳥獣などの毛を細い線で描くこと。また、その部分。 2 (毛書き)仮面の毛...
け‐がき【毛牡蠣】
イタボガキ科の二枚貝。岩礁に群生。左殻全面で付着し、右殻には管状のとげが密生する。灰紫色。中にカクレガニのクロピン...
け‐がき【罫書(き)/罫描(き)】
[名](スル)工作物をつくるとき、部材寸法やリベット穴の位置などを、罫書き針などを使って書き入れること。型取り。
けがき‐ふで【毛描(き)筆】
毛描き用の穂先の細い筆。
けが・し【汚し/穢し】
[形シク]けがらわしい。きたならしい。「年経(ふ)れば—・しきみぞに落ちぶれて濡れしほどけぬいとほしの身や」〈夫木...
けが・す【汚す/穢す】
[動サ五(四)] 1 大切なもの、清らかなものをよごす。「美しい心を—・す行為」「聖地を—・す」 2 恥ずべき行為...
けが‐な【怪我な】
[連語](下に打消しの語を伴って用いる)間違っても。全然。けがにも。「—にっこりともせず」〈浄・女夫池〉
け‐がに【毛蟹】
クリガニ科の海産のカニ。甲は丸みを帯びた四角形。甲長約10センチ。橙(だいだい)色の体全体に長い剛毛が生えている。...
けが‐にも【怪我にも】
[連語]「怪我(けが)な」に同じ。「那麼(あんな)御気性だから、—仰有(おっしゃ)りはしないけれども」〈鏡花・湯島詣〉
けが‐にん【怪我人】
けがをした人。負傷者。
怪我(けが)の功名(こうみょう)
過失と思われたこと、なにげなしにやった事が、意外によい結果になること。
毛(け)の生(は)えた
それよりはほんの少しまさっていることのたとえ。「素人(しろうと)に—くらいの芸」
けが‐まけ【怪我負け】
負けるはずがない者が何のはずみで負けること。
け‐がみ【罫紙】
⇒けいし(罫紙)
けがらい【汚らひ/穢らひ】
けがれ。特に、人の死によるけがれ。「すずろなる—に籠りて」〈源・手習〉
けがら・う【汚らふ/穢らふ】
[動ハ四]《動詞「けがる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》 1 人の死や葬儀に立ち会うなどして、身にけがれを...
けがらわし・い【汚らわしい/穢らわしい】
[形][文]けがらは・し[シク]けがれている。きたならしい。自分まで汚れそうで不快な感じがする。「—・い金」「そん...
け‐がり【毛刈(り)】
ヒツジなどの毛を短く刈ること。
けが・る【汚る/穢る】
[動ラ下二]「けがれる」の文語形。
けがれ【汚れ/穢れ】
1 けがれること。清潔さ、純粋さなどを失うこと。また、失われていること。「—を知らない子供たち」 2 不名誉である...
けが・れる【汚れる/穢れる】
[動ラ下一][文]けが・る[ラ下二] 1 清らかさ、純粋さ、神聖さなどが損なわれて、よごれた状態になる。よごれる。...
け‐がわ【毛皮/毛革】
1 毛がついたままの獣の皮。「—のコート」《季 冬》 2 漢字の構成部分の一。「皰(ほう)」「皺(しゅう)」などの...
けがわさん【毛皮さん】
《原題、(オランダ)Het Pelsken》⇒毛皮をまとったエレーヌフールマン
けがわをまとったエレーヌフールマン【毛皮をまとったエレーヌフールマン】
《原題、(オランダ)Hélène Fourment met een bontmantel》ルーベンスの絵画。板に油...