こ‐ご【古語】
1 古い時代の言葉。昔使われて、今では一般には使われなくなった言葉。古言。「—辞典」 2 古人の言った言葉。ことわ...
こ‐ご【供御】
《「くご」の音変化》食事。「釈迦様の開帳の、相伴やらお—やら」〈浄・女腹切〉
こ‐ご【故吾】
もとの自分。昔のままの自分。「文三の今我(こんが)は—でない、しかしお政の—も今我でない」〈二葉亭・浮雲〉
こごう【小督】
中納言藤原成範(ふじわらのしげのり)の娘。高倉天皇に愛されたため、建礼門院の父平清盛によって追放された。小督の局(...
こ‐ごう【古豪】
競技などで、経験が豊富で力のある人や集団。古強者(ふるつわもの)。「—と新鋭の対決」
こ‐ごう【呼号】
[名](スル) 1 大声で叫ぶこと。「街頭で候補者の名前を—する」 2 威勢を示すために大げさに言いたてること。「...
こ‐ごうし【小格子】
1 細い角材を、間を透かして縦横に細かく組んだもの。⇔大格子。 2 江戸吉原の最も格式の低い遊女屋。または、そこの...
こ‐ごうし【紅格子】
紅(くれない)の地に格子縞を織り出した練貫(ねりぬき)の織物。身分の高い女房が着用した。くれないごうし。
こ‐ごえ【小声】
小さい声。低い調子の声。「—でささやく」⇔大声。
こごえ‐じに【凍え死に】
[名](スル)寒さのために、からだが冷えて死ぬこと。凍死。《季 冬》
こごえ‐し・ぬ【凍え死ぬ】
[動ナ五][文][ナ四・ナ変]からだが冷えきって死ぬ。凍死する。「寒さで—・ぬ」《季 冬》
こごえ‐つ・く【凍え付く】
[動カ五(四)]こおってくっつく。こおりつく。「波しぶきが甲板に—・く」
こごえ‐は・てる【凍え果てる】
[動タ下一][文]こごえは・つ[タ下二]すっかり凍えてしまう。凍えきってしまう。「—・てた手足を暖める」
こご・える【凍える】
[動ア下一][文]こご・ゆ[ヤ下二]寒さのために、からだが冷えきって固くなり、自由がきかなくなる。「手足が—・える...
こごえるきば【凍える牙】
乃南アサのミステリー小説。平成8年(1996)発表。同年、第115回直木賞受賞。平成13年(2001)と平成22年...
こ‐ごころ【子心】
よく物のわからない年ごろの、子供の心。子供心。
こ‐ごし【小腰】
1 腰。腰部。また、腰のちょっとしたしぐさをいう。 2 女房装束の裳(も)の大腰の左右に取り付け、前に回して結ぶ細...
こ‐ごし【小輿】
輿の一。台の四辺に朱塗りの高欄を巡らしただけで屋形のないもの。従者がかさを台上の人にかざす。
こご・し【凝し】
[形シク]岩がごつごつしていて険しいさま。「神さぶる岩根—・しきみ吉野の水分山(みくまりやま)を見れば悲しも」〈万...
こごしゅうい【古語拾遺】
平安時代の家伝。1巻。斎部広成(いんべのひろなり)撰。大同2年(807)成立。中臣(なかとみ)氏に押された斎部氏が...
こ‐ごしょ【小御所】
1 京都御所内の建物の一。紫宸殿(ししんでん)の東北にある。 ㋐室町時代、将軍参内のとき、休息したり装束を改めたり...
こ‐ごしょう【小小姓/児小姓】
貴人のそば近く仕えて雑用をする、元服前の小姓。⇔大小姓。
こごしょ‐かいぎ【小御所会議】
慶応3年12月9日(1868年1月3日)京都御所内の小御所で開かれた御前会議。大政奉還後の徳川氏処分を討議し、徳川...
小腰(こごし)を屈(かが)・める
腰をちょっとかがめる。「—・めてくぐり戸から出る」「—・めてあいさつする」
こごた【小牛田】
宮城県遠田郡の旧町名。仙台平野中央部に位置し、交通の要地。平成18年(2006)1月、南郷町と合併して美里町となる。
こ‐ごと【小言】
1 不平。文句。苦情。「—を並べる」 2 細かいことをいちいち取り立ててしかること。また、その言葉。「—を食う」
こ‐ごと【戸毎】
家ごと。1軒ごと。「電気灯のまだ—に点(とも)されない頃だったので」〈漱石・道草〉
こごとこうべえ【小言幸兵衛】
落語。世話好きだが口やかましい麻布古川の家主、田中幸兵衛のある一日の話。転じて、口やかましい人をいう。
こ‐ごま【小駒】
将棋で、金将・銀将・桂馬(けいま)・香車(きょうしゃ)・歩(ふ)のこと。→大駒
こごま・る【屈まる】
[動ラ五(四)]からだを折りたたむようにして、低い姿勢をとる。かがまる。「—・ってたき火にあたる」
こごみ
クサソテツの別名。特に若芽をいう。
こごみ【屈み】
こごむこと。かがむこと。「前—」
屈(こご)み女(おんな)に反(そ)り男(おとこ)
女はやや背を丸くこごめた姿勢、男はやや後ろへそった姿勢にするのが見ばえがよいということ。かがみ女にそり男。
こご・む【屈む】
[動マ五(四)] 1 足や腰を曲げて姿勢を低くする。かがむ。しゃがむ。「—・んで靴紐を結ぶ」 2 背をまるく曲げた...
こ‐ごめ【小米/粉米】
砕けて粉のようになった米。くだけごめ。くだけまい。
こごめ‐うつぎ【小米空木】
バラ科の落葉低木。山地に生え、よく分枝し、葉は卵形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。初夏、白い小花を総状に群生する。
こごめ‐かやつり【小米蚊帳吊】
カヤツリグサ科の一年草。畑地や原野の湿った所に生え、高さ20〜40センチ。全体はカヤツリグサに似ているが、花穂(か...
こごめ‐ぐさ【小米草】
ハマウツボ科の一年草。山地の草原に生え、高さ10〜20センチ。葉は卵形。夏、白い小花をつける。いぶきこごめぐさ。
こごめ‐ざくら【小米桜】
ユキヤナギの別名。シジミバナをいうこともある。《季 春》
こごめ‐ばな【小米花】
1 シジミバナの別名。 2 ユキヤナギの別名。《季 春》
こごめ‐びな【小米雛】
三重県山田地方で作られた、高さ1.5センチくらいの紙雛。3月3日の飾り、また、女児の遊びに使われた。
こごめ‐やなぎ【小米柳】
ユキヤナギの別名。
こごめ‐ゆき【小米雪】
小米の粒のように細かく、さらさらと降る雪。粉雪。
こご・める【屈める】
[動マ下一][文]こご・む[マ下二]からだを折り曲げる。こごむようにする。かがめる。「身を—・めて洞穴に入る」
こ‐ごもり【子籠もり】
1 胎内に子を宿していること。懐妊。 2 「子籠もり鮭(ざけ)」の略。
こごもり‐ざけ【子籠もり鮭】
塩漬けにしたサケの腹の中に、塩漬けにしたサケの卵を入れたもの。いれこざけ。
こご・ゆ【凍ゆ】
[動ヤ下二]「こごえる」の文語形。
こごら・す【凝らす】
[動サ五(四)]固まらせる。凝固させる。「豆腐を—・す」
こごり【凝り】
1 凍って固まること。こごること。また、そのもの。「霧が巨きな—になって太陽面を流れている」〈賢治・圃道〉 2 煮...
こごり‐どうふ【凝り豆腐】
「凍り豆腐」に同じ。