こつ‐ずい【骨髄】
1 骨の内腔を満たしている柔らかい組織。赤血球・白血球・血小板をつくる造血器官で、赤い色を呈するが、年齢とともに脂...
こつずいいけいせい‐しょうこうぐん【骨髄異形成症候群】
造血幹細胞に異常が生じ、正常な血液細胞を十分に作ることができなくなる疾患の総称。血液細胞の癌(がん)の一つ。赤血球...
こつずい‐いしょく【骨髄移植】
白血病などの治療のために、HLA抗原などの組織適合性が一致する提供者(ドナー)から採取した骨髄を、静脈から患者に注...
こつずい‐えん【骨髄炎】
骨髄に化膿(かのう)性の細菌が侵入して起こる疾患。小児に起こりやすく、大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)に生...
こつずい‐かんさいぼう【骨髄幹細胞】
骨髄に含まれる造血幹細胞のこと。→造血幹細胞
こつずい‐がきゅう【骨髄芽球】
造血幹細胞が前駆細胞を経て顆粒球に分化する過程の初期の段階で、好中球・好酸球・好塩基球の各前駆細胞から分化する細胞。
こつずい‐こうかしょう【骨髄硬化症】
⇒骨髄線維症
こつずいせい‐プロトポルフィリンしょう【骨髄性プロトポルフィリン症】
ポルフィリン症の一種。小児期までに光線過敏症を発症することが多い。ヘム合成酵素フェロケラターゼの欠損により、ヘムの...
こつずい‐せんいしょう【骨髄線維症】
造血幹細胞の異常による腫瘍性疾患。線維芽細胞がコラーゲンを過剰につくり、骨髄が広い範囲で線維化する。脾腫を伴う。骨...
骨髄(こつずい)に入(い)・る
「骨髄に徹する」に同じ。 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
骨髄(こつずい)に徹(てっ)・する
心の底までしみ込む。骨髄にとおる。骨髄に入る。「恨み—・する」
骨髄(こつずい)に徹(とお)・る
「骨髄に徹する」に同じ。
骨髄(こつずい)を砕(くだ)・く
非常に苦心する。肝胆を砕く。「御身をせめて一両年世にあらせ奉らばやと—・き給ひしに」〈義経記・六〉