さけ【酒】
1 エチルアルコールを含んだ飲料の総称。製造法から、醸造酒・蒸留酒・混成酒に大別され、また、原料の違いによって世界...
さけ【梟】
フクロウの古名。〈和名抄〉
さけ【鮭/鮏】
1 サケ目サケ科の海水魚。全長約1メートル。体は長い紡錘形で側扁し、尾びれ近くに脂びれがある。背側は暗青色、腹側は...
さけ【鮭】
洋画家、高橋由一による油絵。縦長の画面に、縄で吊るされ身を欠き取られた新巻鮭を描いたもの。明治8年から12年(18...
さ‐けい【左契】
二分した割符のうち、自分が持つほうの一片。他片を右契といい、相手に渡して約束のしるしとした。転じて、約束の証拠。左券。
さ‐けい【左傾】
[名](スル) 1 左側に傾くこと。⇔右傾。 2 思想が左翼的な立場に傾くこと。⇔右傾。
さ‐けい【砂鶏/沙鶏】
1 ハト目サケイ科の鳥。全体に黄土色で黒い斑がある。翼が長く、短い脚には毛が生えている。ユーラシア中南部に分布。日...
さけおんなうた【酒、女、歌】
《原題、(ドイツ)Wein, Weib und Gesang》ヨハン=シュトラウス2世による管弦楽によるワルツ。1...
さけ‐かす【酒粕/酒糟】
もろみから清酒を絞ったあとのかす。焼いて食べるほか、蒸留して焼酎(しょうちゅう)をつくったり、熟成して食酢の原料や...
さけ‐がわ【鮭川】
山形県北部を流れる川。丁(ひのと)岳山地の三滝(さんたき)山(標高986メートル)に源を発し、途中真室(まむろ)川...
さけ‐かん【鮭缶】
鮭の水煮や油漬けの缶詰。
酒(さけ)が酒(さけ)を飲(の)・む
酒の酔いがまわるに従って、ますます大酒を飲む。
さけ‐がしら【鮭頭/裂頭】
アカマンボウ目フリソデウオ科の深海魚。体は銀白色で、細長く側扁が著しい。全長にわたって赤い背びれがある。日本近海に生息。
酒(さけ)が回(まわ)・る
1 酒の酔いが、からだじゅうに行き渡る。すっかり酔った状態になる。「—・って饒舌になる」 2 酒が、居合わせた人す...
さけ‐きき【酒利き】
酒の味や風味を鑑定すること。また、その人。ききざけ。
さけ‐きげん【酒機嫌】
「さかきげん」に同じ。
さけく【幸く】
[副]「さきく」の上代東国方言。「久慈川は—あり待て潮舟にま梶しじぬき我は帰り来む」〈万・四三六八〉
さけ‐くさ・い【酒臭い】
[形][文]さけくさ・し[ク]人の吐く息などに、酒を飲んだ人特有の匂いがあるさま。「—・い息を吐きながらからんでくる」
さけ‐ぐせ【酒癖】
《「さけくせ」とも》酒に酔ったときに出る癖。さかぐせ。「—が悪い」
さけ‐くらい【酒食らい】
《「さけぐらい」とも》大酒飲み。のんべえ。
さけ‐ごと【酒事】
「さかごと」に同じ。
さけ‐さかな【酒肴】
酒と、酒のさかな。酒と料理。しゅこう。「—でもてなす」
さけ‐じ【裂け痔】
⇒切れ痔
さけ‐ずき【酒好き】
[名・形動]酒を飲むことが好きなこと。また、そういう人や、そのさま。「仲間には—が多い」「—な男」
さけ‐ずし【酒鮨】
鹿児島県の郷土料理。地酒と塩で調味した鮨飯と各種の具とを、琉球塗の鮨桶(すしおけ)に交互に詰め、3時間ほど軽く重石...
さけ‐づくり【酒造り】
「さかづくり」に同じ。
さけづくり‐うた【酒造り唄】
民謡で、造り酒屋で働く人たちがうたう仕事歌。桶洗い・米とぎ・麹(こうじ)つくり・醪(もろみ)の仕込みなどのそれぞれ...
さけ‐づけ【酒漬(け)】
1 酒に漬けること。また、そのもの。 2 絶えず酒を飲んでいること。酒びたり。「この一週間ずっと—だ」
さけてかいきょう【裂けて海峡】
志水辰夫によるハードボイルド小説。昭和58年(1983)刊。「飢えて狼」「背いて故郷」とともに3部作をなす。
さけ‐とば【鮭冬葉】
鮭の身を棒状に切って塩水に漬け、乾燥させたもの。非常に硬く歯応えがある。
さけ‐どころ【酒所】
よい酒の生産地として知られる所。さかどころ。
酒(さけ)に飲(の)ま◦れる
酒にひどく酔って、自制心を失う。「飲むのはいいが、—◦れてはいけない」
酒(さけ)に別腸(べっちょう)有(あ)り
《「通俗篇」飲食から》酒には酒の入る別の腸がある。酒量の多少は身体の大小には関係しないことをいう。
さけ‐の‐け【酒の気】
酒の酔い。酒に酔っている気味。しゅき。「昨日の—が抜けない」
さけ‐の‐さかな【酒の肴】
酒を飲むときに添える食べ物。また、酒席に興を添える事柄や話題。「豆腐を—にする」「友人の結婚話を—にして盛り上がる...
さけ‐の‐つかさ【酒司】
1 「造酒司(みきのつかさ)」に同じ。 2 後宮十二司の一。造酒司で醸造のことをつかさどった役。みきのつかさ。しゅし。
さけ‐のみ【酒飲み】
1 酒を飲むこと。 2 酒が非常に好きで、多量に、また、しょっちゅう飲む人。上戸。
酒飲(さけの)み本性(ほんしょう)違(たが)わず
⇒酒の酔い本性違わず
酒(さけ)の酔(よ)い本性(ほんしょう)違(たが)わず
酒に酔っても、本来の性質は失わない。酒飲み本性違わず。生(なま)酔い本性違わず。酒の酔い本性忘れず。
酒(さけ)の酔(よ)い本性(ほんしょう)忘(わす)れず
⇒酒の酔い本性違わず
酒(さけ)は憂(うれ)いの玉箒(たまははき)
《蘇軾「洞庭春色詩」から》酒は心の憂いを取り除いてくれるすばらしい箒(ほうき)のようなものである。
酒(さけ)は百薬(ひゃくやく)の長(ちょう)
《「漢書」食貨志から》酒はほどよく飲めば、どんな薬よりも健康のためによい。
さけび【叫び】
1 大声をあげること。また、その声。「助けを求める—」 2 他に向かって必死の思いでする主張。「民族独立の—」
さけび‐ごえ【叫び声】
大きく張りあげる声。叫ぶ声。叫び。「—をあげる」
さけ‐びたし【酒浸し】
1 酒に浸すこと。さかびたし。 2 「さけびたり」に同じ。
さけ‐びたり【酒浸り】
酒の中に浸っているかのように、絶えず酒ばかり飲んでいること。さけびたし。さかびたり。「—の生活」
さけびとささやき【叫びとささやき】
《原題、(スウェーデン)Viskningar och rop》スウェーデン映画。1972年の作品。監督・脚本はベル...
さけ・ぶ【叫ぶ】
[動バ五(四)] 1 大声を発する。大声で言う。「助けを求めて—・ぶ」「万歳を—・ぶ」 2 世間に対して強く訴える...
さけ‐ぶぎょう【酒奉行】
⇒さかぶぎょう
さけ‐ぶとり【酒太り/酒肥り】
[名](スル)「さかぶとり」に同じ。