白黒(しろくろ)にな・る
入り乱れる。混乱する。「—・って追うつまくっつ」〈狂言記拾遺・双六僧〉
白黒(しろくろ)をつ・ける
物事の是非・善悪・真偽などを決める。決着をつける。黒白(こくびゃく)をつける。
しろ‐ぐくり【白括り】
くくった部分が白く仕上がる絞り染め。
しろ‐ぐつわ【白轡】
磨き込んで白く光っている轡。「白葦毛(しらあしげ)なる老馬に、かがみ鞍置き、—はげ」〈平家・九〉
しろ‐げ【白毛】
馬の毛色の一。毛の色の白いもの。
しろ‐こ【白子】
「しらこ2」に同じ。
しろ‐こうじ【白麹】
米で製した、乳白色の麹。
しろ‐こうじきん【白麹菌】
白い胞子をつくる麹菌の総称。黒麹菌が変異したもので、主に九州地方で焼酎の製造に用いられる。→黄麹菌
しろ‐こしょう【白胡椒】
完熟したコショウの実の外皮を取り去り乾燥させたもの。辛みが少なく、おだやかな芳香がある。ホワイトペッパー。
しろ‐こそで【白小袖】
白無地の小袖。しろむく。
シロゴイノ
セルビア西部の村。ズラティボル山地の高原地帯に位置する。郷土の伝統的な集落を復元した野外博物館があり、観光地として...
しろ‐ごし【白輿】
「白木輿(しらきごし)」に同じ。
しろ‐ごま【白胡麻】
1 種子の白いゴマ。 2 《形が白ごまに似ているところから》白い読点のこと。読点の輪郭を線で書き表した記号。古く、...
しろ‐ごめ【白米】
ついて白くした米。はくまい。
しろ‐さい【白犀】
サイ科の哺乳類。サイでは最大で、体高2メートル、体重3.6トンに達する。体は灰色で、角は2本あり、口先は地上の草を...
しろ‐ざけ【白鮭】
サケの別名。
しろ‐さつま【白薩摩】
白っぽい土を使い、無色の釉(うわぐすり)で仕上げた薩摩焼。表面に貫乳(かんにゅう)が表れる。古くは藩主など上流階級...
しろ‐さばく【白砂漠】
《White Desert》エジプト中西部、リビア砂漠内の一画の通称。ファラフラオアシスの北約45キロメートルに位...
しろ‐さやまき【白鞘巻】
《「しろざやまき」とも》銀の金具で飾った鞘巻。
しろ‐さんご【白珊瑚】
サンゴ科の腔腸(こうちょう)動物。樹枝状の群体をつくる。骨軸は白色。深海底に産し、装飾品の材料にする。
しろ‐サントメ【白サントメ】
純白色のサントメ革。また、それを模した革。
しろ‐ざ【白藜】
ヒユ科の一年草。アカザに似るが、若葉が灰緑色。しろあかざ。
しろ‐ざくら【白桜】
1 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は白あるいは赤または紫。春に用いる。 2 ミヤマザクラの別名。 3 イヌザク...
しろ‐ざけ【白酒】
蒸したもち米にこうじ・みりん・しょうちゅうなどを加えて作った、白くて濃い、特有の香気がある甘い酒。ひな祭りなどに飲...
しろ‐ざとう【白砂糖】
精製した白色の砂糖。
しろ・し【著し】
[形ク]《「しろ(白)し」と同語源》「しる(著)し」に同じ。「又—・く院がたへ参るよしを言ひて」〈保元・上〉
しろ‐した【白下】
《白砂糖の下地の意》サトウキビを煮詰めてできた、砂糖の結晶と糖蜜のまざった半流動物。精製を繰り返して和三盆などに加工。
しろした‐がれい【城下鰈】
別府湾に臨む大分県日出(ひじ)町沖でとれるマコガレイ。
しろ‐したば【白下翅】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約9センチ。前翅は灰褐色、後ろ翅は白色で中央部と外縁に暗色帯がある。夏に山地に多い。
しろ‐しっくい【白漆喰】
顔料を加えない白色のしっくい。壁の上塗りに使う。
しろ‐しぼり【白搾り】
「しらしぼり1」に同じ。
しろし‐め・す【知ろしめす】
[動サ四]《「しらしめす」の音変化で、平安時代以降の語》「知る」の尊敬語。 1 知っていらっしゃる。おわかりでいら...
しろ‐しょいん【白書院】
《「しろじょいん」とも》檜(ひのき)の白木造りを主とし、漆塗りをしていない書院。武家では奥向き、寺家では表向きの座...
しろ‐しょうぞく【白装束】
1 上下ともに白い衣服。また、それを着ること。多く神事や凶事のときに用いる。 2 束帯の下着に白色を用いた装束。
しろ‐しょうゆ【白醤油】
色が淡く透明に近い醤油。小麦を主原料とする。
しろ‐じ【白地】
1 布や紙などの地(じ)の白いこと。また、その白い地(じ)。「—の浴衣」 2 地質の白いこと。白の無地。「—の花入れ」
しろ‐じろ【白白】
[副] 1 いかにも白く見えるさま。「—(と)続く雪原」 2 夜がしだいに明けていくさま。しらじら。「東の空が—と...
しろすじ‐かみきり【白条天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長約5センチ、黒色の地に白い不規則な条紋がある。幼虫は鉄砲虫とよばれ、クリ・クヌギ・カシ・...
シロス‐とう【シロス島】
《Syros/Σύρος》ギリシャ南東部、エーゲ海にある島。キクラデス諸島のほぼ中央に位置する。中心都市は東岸のエ...
しらすな‐やま【白砂山】
群馬・新潟・長野の県境にある山。三国山脈の最高峰。標高2140メートル。東は三国峠、西は志賀高原、北は佐武流(さぶ...
しろ‐ず【白酢】
白梅酢(しろうめず)のこと。
しろ‐ずみ【白炭】
1 表面が白く灰をかぶっている良質の木炭。火もちがよい。カシ・クリなどの原材を高熱で焼き、外に出して消し粉をかけて...
しろ‐ずみ【白墨】
胡粉(ごふん)を練り固めて作った白色の絵の具。しらずみ。
シロセット‐かこう【シロセット加工】
薬液による加工で、毛織物につけた折り目やひだに耐久性をもたせること。オーストラリアで開発された。
しろ‐ぜめ【城攻め】
敵の城を攻めること。
しろ‐そこひ【白底翳】
白内障(はくないしょう)の俗称。
シロソ‐とりで【シロソ砦】
《Fort Siloso》シンガポール南部のセントーサ島にある要塞。1880年代に英国がシンガポール港の防御のため...
しろ‐た【代田】
代(しろ)掻きを終えて、田植えの用意の調った田。《季 夏》「腰たるき百姓歩む—べり/誓子」
しろ‐た【白田】
1 雪が積もっている冬の田。 2 《「畠」の字を「白」と「田」に分けて読んだものとも、「白田(はくでん)」を訓読み...
しろた【中白】
干し芋の一部が白く硬くなり、品質が劣化すること。サツマイモ栽培時の水分不足や澱粉(でんぷん)の蓄積不良が原因。