じっけん‐げんしょうがく【実験現象学】
直接経験(現象)をあるがままにとらえ、その特性に従って記述・分類し、実験的に現象の現れる条件を明らかにしようとする...
じっけん‐こうこがく【実験考古学】
遺跡から発掘・出土した遺物について、その製作法や使用法を実験的に再現する考古学の一分野。先史時代と同じ条件での石器...
じっけんこうぼう【実験工房】
昭和26年(1951)に結成された、前衛的な芸術家グループ。命名は詩人の滝口修造。結成メンバーは武満徹・山口勝弘など。
じっけん‐し【実検使】
古代・中世、訴訟・災害・刑事事件などが起こったとき、実情を調査し、報告するために派遣された臨時の職。
じっけん‐しき【実験式】
1 化合物の組成を、最も簡単な原子数の比で示した化学式。例えば、ぶどう糖C6H12O6の実験式はCH2Oである。組...
じっけん‐しつ【実験室】
科学研究を目的とした実験を行うための部屋。「理科の—」
じっけんしつ‐けい【実験室系】
二つの粒子が衝突や散乱をする場合に、標的となる粒子が最初に原点に静止するようにとった座標系。→重心系
じっけん‐しゅぎ【実験主義】
1 真理を具体的な経験でとらえようとする立場。 2 デューイが主張する認識論上の立場。感覚的要素は特定の目的の実現...
じっけん‐しょうせつ【実験小説】
1 ゾラの主張した小説の方法論。自然科学者が実験を行うように、一定の遺伝的素質をもった人間がある社会環境のもとでい...
じっけんしょうせつろん【実験小説論】
《原題、(フランス)Le Roman expérimental》ゾラによる文学論。1880年刊行。自然主義文学理論...
じっけん‐しんりがく【実験心理学】
精神現象および行動の研究に実験的方法を用いる心理学。方法による区分なので、研究領域は限定されないが、一般に知覚や学...
じっけん‐じょう【実検状】
土地調査結果を記録して上申した書状。注進状。
じっけん‐すいそう【実験水槽】
実験用の中・大型の水槽。水力学の実験や流体の実験などに用いられる。
じっけん‐せいぶつ【実験生物】
実験に用いる動物・植物・細菌・微生物・細胞・遺伝子など。研究に不可欠な特定の性質を備えた生物が他の生物と交雑しない...
じっけん‐だい【実験台】
1 実験器具や材料などをのせる台。 2 実験の対象になるもの。「新療法の—になる」
じっけんだな【十軒店】
東京都中央区にあった地名。江戸時代には人形店が並び、3月・5月の節句の近くになると市が立ちにぎわった。
じっけん‐てき【実験的】
[形動]試みに行ってみるさま。「—な段階」
じっけん‐どうぶつ【実験動物】
医学その他の研究に用いるために飼育し、繁殖させている動物。猿・犬・ウサギ・モルモットなど。→実験生物
じっけん‐の‐ま【実検の間】
書院造り主殿の窓のある所。後世、首実検のために設けたと付会された。
じっけん‐ぶつりがく【実験物理学】
実験で得られた結果から物理法則を探求し、理論の正当性を確かめる物理学の一分野。→理論物理学
じっけんよう‐さんきゃく【実験用三脚】
⇒三脚台
じっけん‐ろ【実験炉】
原子炉の開発において、初期段階に、基礎的な研究開発を行うために建設・運転される小規模な原子炉。実験炉で得られた技術...
じっ‐こ【地っ子】
ノリの養殖で、自分の養殖場で育ったノリの胞子によって付着したたね。地元産のノリの胞子。
じっ‐こう【実行】
[名](スル) 1 実際に行うこと。「計画を—に移す」「予定どおりに—する」 2 刑法で、故意をもって犯罪を構成す...
じっ‐こう【実効】
実際に現れる効力や効果。「—がある」「—が上がる」
じっこう‐おんど【実効温度】
体感温度の一種。いろいろな温度と湿度の組み合わせを表すのに、同じ体感になる湿度100パーセントの場合の温度で代表さ...
じっこうかのう‐コード【実行可能コード】
⇒実行ファイル
じっこうかのう‐ファイル【実行可能ファイル】
⇒実行ファイル
じっこう‐かわせレート【実効為替レート】
多数の国の通貨が取引される外国為替市場における通貨の相対的な実力を図る指標。対象となるすべての通貨との2通貨間為替...
じっこう‐き【実行器】
動物が外界に向かって能動的に働きかけるための直接的手段となる器官や細胞のこと。筋肉・繊毛・発電器・発光器・分泌腺な...
じっこう‐きょう【実行教】
教派神道の一。富士講をもとに柴田花守が組織化した教団。明治15年(1882)一派独立。本部は埼玉県さいたま市。
じっこう‐きんり【実効金利】
金融機関から借り入れを行う際に歩積み預金や両建て預金といった拘束性預金をさせられた場合、借り手が実際に負担する実質...
じっこう‐キー【実行キー】
⇒エンターキー
じっこうけいしき‐ファイル【実行形式ファイル】
⇒実行ファイル
じっこう‐さいせいさんすう【実効再生産数】
感染症が流行している集団において、ある時点で、一人の感染者から二次感染する人数の平均値。再生産数が1を上回ると、一...
じっこう‐しつど【実効湿度】
火災予防の目的で、木材などの乾燥度を示す目安にする湿度。当日と前日・前々日の平均湿度を考慮して計算する。
じっこう‐しはい【実効支配】
ある国や勢力が、対立する国や勢力あるいは第三国の承認を得ないまま、軍隊を駐留させるなどして、一定の領域を実質的に統...
じっこうじ‐エラー【実行時エラー】
⇒ランタイムエラー
じっこう‐スループット【実効スループット】
《effective throughput》データ通信やコンピューターで実際に計算を行ったときのスループット。単位...
じっこう‐せんりょう【実効線量】
放射線が人の健康に与える影響を表す線量。人体の各組織・臓器が受けた等価線量に組織荷重係数を乗じ、全身について合計し...
じっこう‐ぜいりつ【実行税率】
同一の輸入品目についていくつかの関税率があるとき、実際に適用される関税率。日本では、基本税率・暫定税率・協定税率・...
じっこう‐ぜいりつ【実効税率】
実際に負担する税額の所得金額に対する割合。表面税率に対比していう。
じっこう‐ち【実効値】
周期的に変化する交流の電流や電圧の大きさを表すのに用いる値。瞬時値の2乗を1周期の間で平均し、その値の平方根で表す。
じっこう‐つうしんそくど【実効通信速度】
インターネットなどの通信速度で、実際の利用状況における最大の速度。電波の受信状況や他の利用者数によって異なる。→最...
じっこう‐はんげんき【実効半減期】
体内に取り込まれた放射性物質の量が、核種の崩壊および人体の代謝・排泄機能により減少し、半分になるまでの時間。有効半...
じっこう‐ファイル【実行ファイル】
《executable file》コンピューターが直接実行できるバイナリーファイル。主に機械語で書かれたプログラム...
じっこう‐みすい【実行未遂】
犯罪の実行行為は終了したが、結果の生じなかったもの。欠効犯。
じっこう‐よさん【実行予算】
明治憲法下で、予算が成立しなかった場合に前年度の予算を調整した上で施行していた予算。施行予算。
じっこう‐りょく【実行力】
実際にそのことを行える能力。計画などを実行に移す力。「—のない人」
じっこく‐とうげ【十国峠】
静岡県東部、熱海市と函南(かんなみ)町との境にある峠。伊豆・相模・駿河・遠江・甲斐・武蔵・常陸・安房・上総・下総の...