す・ぐ【過ぐ】
[動ガ上二]「すぎる」の文語形。
す・ぐ【挿ぐ】
[動ガ下二]「すげる」の文語形。
すぐ【直ぐ】
[形動][文][ナリ] 1 物の形などが、直線的で曲がっていないさま。「百折れ千折れ、五間とは—に続かぬ坂道を」〈...
す‐ぐき【酸茎】
スグキナの葉と根を塩漬けにし、室(むろ)に入れて加温し、強く乳酸発酵させて作った漬物。京都の名産。すぐきづけ。《季 冬》
すぐき‐な【酸茎菜】
京都市上賀茂地区特産のカブの一品種。根は短い倒円錐形。主として漬物にする。→酸茎
すぐ‐さま【直ぐ様】
[副]時間的に間を置かないさま。ただちに。即刻。「連絡が入って—出動する」
すぐ・す【過ぐす】
[動サ四]「す(過)ごす」に同じ。
すぐ‐せ【過ぐ世】
「すくせ(宿世)」に同じ。「—の夢をここに繰り返すようなもので」〈鏡花・湯島詣〉
すぐ‐だのみ【直頼み】
⇒じかだのみ(直頼み)
す‐ぐち【兎口】
みつくち。兎唇(としん)。
す‐ぐち【素口/虚口】
何も食べないこと。また、空腹であること。「—にては福楽無し」〈盛衰記・一八〉
す‐ぐち【巣口/銃口】
銃の筒口。銃口(じゅうこう)。〈和英語林集成〉
すぐ‐と【直ぐと】
[副] 1 時間を置かないさま。ただちに。「—飽きてしまった」 2 間を隔てず直接なさま。じかに。
すぐ‐どおり【直ぐ通り】
立ち寄らないで通りすぎること。素通り。「人の一たびは、—のならぬ巷(ちまた)ぞかし」〈浮・敗毒散・四〉
すぐな‐もじ【直ぐな文字】
平仮名の「し」の字。形がまっすぐであるところからいう。→二つ文字「二つ文字牛の角文字—ゆがみ文字とぞ君は覚ゆる」〈...
すぐ‐に【直ぐに】
[副]時間を置かないさま。ただちに。「—うかがいます」「帰ると—寝る」
すぐ‐は【直刃】
日本刀の刃文(はもん)の一。直線的な刃文。→乱れ刃
すぐ‐ばけ【直ぐ化け】
遊女などが、客の心をつかむために、身の上などをありのままに打ち明けること。「粋の客は—を以て倒(こか)すべし」〈浮...
すぐ‐みち【直ぐ道/直ぐ路】
まっすぐな道。また、近道。「是より野越えにかかりて—を行かんとす」〈奥の細道〉
すぐ‐やき【直焼(き)】
刃文(はもん)を直線的に表し出す日本刀の焼き入れ方。乱れ焼きなどに対していう。
すぐやき‐ば【直焼(き)刃】
直焼きにした刀剣の刃。
すくり【村主】
《「すぐり」とも。古代朝鮮語で村長の意という》古代の姓(かばね)の一。多く渡来人系の氏族に与えられた。
す‐ぐり【酸塊】
1 スグリ科の落葉低木。長野・山梨両県の特産。葉の付け根に3裂したとげをもつ。葉は三〜五つに裂け、縁に鋭いぎざぎざ...
すぐ・る【選る】
[動ラ五(四)] 1 多くの中からすぐれたものを選び出す。えりぬく。「優秀な選手を—・る」 2 扱(こ)く。しごく...
すぐ・る【過ぐる】
[動ラ四]《上二段動詞「すぐ」を四段に活用させたもの》通り過ぎる。「橘のほつ枝(え)を—・りこの川の下にも長く汝が...
すぐ・る【優る/勝る】
[動ラ下二]「すぐれる」の文語形。
すぐる【過ぐる】
[連体]《動詞「すぐ」の連体形から》過ぎ去った。去る。「—三月の末」
すぐれ‐て【優れて/勝れて】
[副]特別に。とりわけ。きわだって。「—民主的な憲法」
すぐれ‐びと【優れ人/勝れ人】
多くの中で特にすぐれた人。傑出した人。
すぐれ‐もの【優れ物/勝れ物】
多くの中で特にすぐれた品物。最良の品。また、思わぬ利用価値のあるすぐれたもの。「—のカメラ」
すぐ・れる【優れる/勝れる】
[動ラ下一][文]すぐ・る[ラ下二] 1 能力・容姿・価値などが他よりまさる。他よりぬきんでる。「語学に—・れる」...
す‐ぐろ【末黒】
春、野焼きなどのあとに草木が黒く焦げていること。また、その草木。《季 春》
すぐ‐ろく【双六】
「すごろく」の古形。「つれづれなぐさむもの、碁、—、物語」〈枕・一四〇〉