ぜん‐にん【前任】
以前にその任務に就いていたこと。また、その人。先任。「—者」⇔後任(こうにん)。
ぜん‐にん【善人】
1 善良な人。行いの正しい人。⇔悪人。 2 お人よし。だまされやすい人。「—も度をすぎると考えものだ」
善人(ぜんにん)猶以(なおも)て往生(おうじょう)を遂(と)ぐ況(いわ)んや悪人(あくにん)をや
《親鸞「歎異抄」から》他力をたのみとしない善人でさえ往生できる。ましてや、悪業に苦しみ、ひたすら他力をたのむ悪人が...
ぜん‐ねん【前年】
前の年。また、過ぎ去った年。先年。「—の売り上げ」
ぜんねんむじこ‐わりびき【前年無事故割引】
自動車保険の契約に際し、前契約の保険期間中にカウント事故および等級据え置き事故がなかった場合に適用される保険料の割...
ぜんねん‐われ【前年割れ】
[名](スル)売り上げや利益などの数値が前年を下回ること。 [補説]犯罪件数や死者数など、少ない方が好ましい数値に...
ぜん‐のう【全納】
[名](スル)納めるべきものをすべて納めること。「授業料を—する」
ぜん‐のう【全能】
どんなことでもできること。完全無欠な能力。「全知—の神」
ぜん‐のう【全農】
「全国農民組合」の略称。 《「全国農業協同組合連合会」の略称》昭和47年(1972)全購連と全販連とが合併して発足...
ぜん‐のう【前納】
[名](スル)前もって納めること。期限の前に納めること。「代金を—する」⇔後納。
ぜん‐のう【前脳】
脊椎動物の個体発生の初期に形成される三つの脳胞のうちの最前部。大脳と間脳になる。
ぜんのう‐せい【全能性】
⇒分化全能性
善(ぜん)の裏(うら)は悪(あく)
よいことには必ず悪いことがついて回るということ。
ぜんのうわりびき‐せいど【前納割引制度】
保険料、施設・サービスの利用料、学費、会費など定期的に支払う料金について、一定期間分を前もって一括して支払うことで...
ぜん‐の‐つとめ【禅の勤め】
歌舞伎下座音楽の一。銅羅(どら)と大太鼓で奏する鳴り物で、寺院や寂しい土手の場面などに用いる。禅囃子(ぜんばやし)...
ぜん‐の‐つな【善の綱】
《善所に導く綱の意》 1 万日供養や開帳のとき、仏像の手などにかけて参詣者などに引かせる5色の綱。仏にすがる意を表...
善(ぜん)は急(いそ)げ
よいことはためらわずすぐに行え。
ぜん‐はく【前膊】
前腕(ぜんわん)の旧称。
ぜん‐はくぎゅう【冉伯牛】
中国、春秋時代の人。孔門の十哲の一人。名は耕。顔回・冉雍(せんよう)とともに徳行に優れていたといわれる。生没年未詳。
ぜんはく‐こつ【前膊骨】
前腕骨(ぜんわんこつ)の旧称。
ぜん‐はん【前半】
《「ぜんぱん」とも》前後二つに分けた前のほうの半分。「試合の—が終わる」⇔後半。
ぜん‐はんき【前半期】
1期または1年を二分した前のほうの半期。⇔後半期。
ぜん‐はんしゃ【全反射】
光が、屈折率の大きな物質から屈折率の小さな物質に入射するとき、入射角がある一定の角度より大きいと、境界面で全部反射...
ぜんはんしゃ‐プリズム【全反射プリズム】
全反射を利用して光の進行方向を変えるプリズム。直角プリズム・五角プリズムなどがある。
ぜん‐はんせい【前半生】
人生を二分したときの前の半分。⇔後半生。
ぜんはん‐せん【前半戦】
競技や試合などの前半の部分。「選挙の—を有利に進める」⇔後半戦。
ぜん‐はん‐れん【全販連】
《「全国販売農業協同組合連合会」の略称》農業協同組合の販売部門の全国的組織。昭和47年(1972)全購連と合併して...
ぜん‐ば【前場】
取引所で午前中に行われる売買。またその時間。午前立会。⇔後場(ごば)。 [補説]前場の最初の取引を寄り付き、最後の...
ぜん‐ばつ【漸伐】
造林法の一。広域の森林を更新するために、天然に散分された種子が生育できるよう数回にわたって伐採すること。
ぜん‐ばやし【禅囃子】
⇒禅の勤(つと)め
ぜん‐ばらい【全払い】
[名](スル)全額を払うこと。全部を一度に支払うこと。「料金を—する」
ぜん‐ばん【全判】
枚葉(まいよう)印刷用紙の原紙標準寸法のもので、断裁されていない大きさのもの。A列全判・B列全判などがある。全紙。
ぜん‐ばん【前晩】
前日の晩。夕べ。前夜。「—父の客で使ったナイフやフォークを」〈志賀・大津順吉〉
ぜん‐ばん【禅板】
《「ぜんぱん」とも》座禅のとき、身を寄せかける板。長さ約50センチ、幅約6センチ、厚さ約1センチのもの。倚板(いばん)。
ぜん‐ばん【膳番】
膳部の番人。膳部の係。
ぜん‐ぱ【全波】
ラジオ受信機で、短波と中波との総称。オールウエーブ。
ぜん‐ぱい【全敗】
[名](スル)戦った試合などのすべてに負けること。「リーグ戦に—する」⇔全勝。
ぜん‐ぱい【全廃】
[名](スル)すべてやめること。全部廃止すること。「核兵器を—する」
ぜん‐ぱい【前拝】
1 社殿や仏堂で、前後に向拝(こうはい)があるときの、正面のもの。⇔後拝(ごはい)。 2 流れ造り本殿の母屋の前に...
ぜん‐ぱく【前泊】
[名](スル)用事がある日の前日に現地へ行き、宿泊すること。まえはく。⇔後泊。
ぜんぱ‐じゅしんき【全波受信機】
⇒オールウエーブ受信機
ぜんぱ‐せいりゅう【全波整流】
交流電流の正・負両波とも整流し、流れの向きを同じにすること。これに対し、正の部分だけ整流することを半波整流という。
ぜん‐ぱん【全般】
物事の全体。総体。「—にみられる傾向」「—的な知識」
ぜんぱん‐きせつよほう【全般季節予報】
気象庁が発表する季節予報(1か月予報・3か月予報・暖候期予報・寒候期予報)で、気象庁本庁が全国を対象として発表する...
ぜんぱん‐しゅうかんてんきよほう【全般週間天気予報】
気象庁が発表する週間天気予報の一つ。全国的に見た向こう1週間(発表日の翌日から7日先まで)の天気や気温などの概要を...
ぜんぱんせい‐ふあんしょうがい【全般性不安障害】
不安障害の一つ。特定の物事に対してではなく、あらゆることに漠然と不安を感じる状態が6か月以上続き、動悸やめまいがし...
ぜんぱん‐てんかん【全般癲癇】
癲癇(てんかん)のうち、最初から脳全体に発作が起こるものをいう。全身が痙攣(けいれん)したり、意識が消失したりする...
ぜんぱんふあん‐しょう【全般不安症】
⇒全般性不安障害
ぜんぱん‐ほっさ【全般発作】
癲癇(てんかん)の発作のうち、最初から脳全体に発作が起こるものをいう。欠神発作・ミオクロニー発作・間代発作・強直発...
ゼンパー
[1803〜1879]ドイツの建築家。古典主義の研究者で、ドレスデンの宮廷歌劇場(現ゼンパーオーパー)、ウィーンの...