ぞう‐にん【雑人】
身分の低い者。下賤の者。「車の前に—立ち隔てて見えざりしかば」〈徒然・四一〉
ぞう‐にん【雑任】
律令制の諸官司で、四等官の下で種々の職に任じられた属官。官掌(かじょう)・史生・舎人(とねり)など。
ぞうにん‐ばら【雑人輩】
《「ばら」は接尾語》雑人ども。武家では、具足を着用しない雑兵(ぞうひょう)。「矢面の—そこのき候へとて」〈平家・一一〉
ぞうにん‐ぶぎょう【雑人奉行】
⇒国奉行(くにぶぎょう)
ぞうねん‐あんていざい【増粘安定剤】
食品や飲料に粘性を付与するための食品添加物。その用途により、粘りやとろみをつける増粘剤、食品をゲル状にするゲル化剤...
ぞうねん‐ざい【増粘剤】
液体の粘性を高めるために添加する物質。医薬品、化粧品、コンクリートなどで用いられる。食品添加物の場合は増粘安定剤と...
ぞうねん‐たとうるい【増粘多糖類】
食品や飲料に粘性を付与する食品添加物のうち、天然由来の多糖類を用いたもの。ペクチン、カラギーナンなどが知られる。増...
ぞう‐の‐うた【雑の歌】
⇒雑歌(ぞうか)
ぞう‐の‐おり【象の檻】
軍事通信の傍受を目的とする巨大な円形のケージ型アンテナ施設の通称。高さ数十メートルの鉄塔が同心円状に配置され、直径...
ぞう‐の‐テラス【象のテラス】
《Elephant Terrace》カンボジア北部、アンコールにある遺跡。アンコールトムの王宮の塔門に隣接する。1...
ぞうのはなし【象のはなし】
秋山清の第1詩集。昭和34年(1959)刊行。
ぞう‐の‐ゆがみ【像の歪み】
⇒収差
ぞう‐は【増派】
[名](スル)すでに派遣してある人数に加えて、さらに派遣すること。「救助隊を—する」
ぞう‐はい【増配】
[名](スル)株式の配当や物資の配給量をふやすこと。「配当金を—する」⇔減配。
ぞう‐はい【雑俳】
⇒ざっぱい(雑俳)
ぞう‐はつ【増発】
[名](スル) 1 列車・バス・飛行機などの運行回数をふやすこと。「臨時列車を—する」 2 紙幣などの発行をふやすこと。
ぞうは‐ていこう【造波抵抗】
船など流体中を運動する物体が、波をつくり出すことによって受ける抵抗。高速になるほど大きくなる。
ぞう‐はん【造反】
[名](スル)体制に逆らうこと。謀反(むほん)を起こすこと。「若手の党員が—する」 [補説]中国から輸入された語。...
ぞう‐はん【蔵版/蔵板】
版木・紙型を所蔵していること。また、それで印刷した書物。
ぞうはん‐ゆうり【造反有理】
反逆には道理があるということ。1939年に毛沢東が演説で初めて用い、1966年に始まった文化大革命のスローガンの一...
ぞう‐ばいりつ【像倍率】
⇒撮影倍率
ぞう‐ひ【臧否】
よいことと悪いこと。善悪。良否。また、よしあしを批判すること。
ぞう‐ひ【雑肥】
堆肥(たいひ)・焼土など、いろいろな雑物を含んだ肥料。
ぞうひき【象引】
歌舞伎十八番の一。歌舞伎の荒事(あらごと)の演出形態で、荒事師と悪方(あくがた)が象を引き合うもの。元禄14年(1...
ぞうひ‐びょう【象皮病】
リンパの循行障害のため、特に下肢の皮膚・皮下組織が象の皮のように厚く硬くなる慢性の病気。バンクロフト糸状虫がリンパ...
ぞう‐ひょう【雑兵】
1 身分の低い兵士。歩卒。ざっぴょう。 2 取るに足りない者。下っ端。「我輩の如き—すら…一身を顧みるに遑(いとま...
ぞうひょうものがたり【雑兵物語】
江戸前期の兵法書。2巻。松平信興著とされる。天和3年(1683)以前の成立。弘化3年(1846)刊。雑兵の話に託し...
ぞう‐ひん【贓品】
「贓物(ぞうぶつ)」に同じ。
ぞうび‐ちゅう【象鼻虫】
ゾウムシの別名。
ぞう‐びん【増便】
[名](スル)飛行機・船・バスなどの、定期便の本数を増やすこと。「帰省バスを—する」⇔減便。
ぞう‐ふ【贈賻】
喪に服している家への進物。
ぞう‐ふ【臓腑】
五臓と六腑。はらわた。内臓。
ぞう‐ふく【増幅】
[名](スル) 1 振幅を大きくすること。特に、電気信号の振幅やエネルギーを増大させて出力すること。 2 物事の程...
ぞうふく‐き【増幅器】
入力信号を増幅する装置。真空管やトランジスターを用い、電圧・電流の信号を、性質・特性はそのままに、より大きく変換さ...
ぞう‐ぶつ【造仏】
仏像や仏具をつくること。
ぞう‐ぶつ【造物】
造物主がつくったもの。万物。自然。造化。
ぞう‐ぶつ【贓物】
犯罪によって他人の財産を侵害し、手に入れた物。盗品の類。贓品。ぞうもつ。
ぞうぶつ‐くよう【造仏供養】
仏像をつくって供物として捧げること。また、その法会。
ぞうぶつ‐ざい【贓物罪】
盗品譲受け等罪の旧称。平成7年(1995)の刑法改正以前の呼称。贓罪。
ぞうぶつ‐しゃ【造物者】
「造物主」に同じ。
ぞうぶつ‐しゅ【造物主】
宇宙のすべての物をつくり、支配する神。造化の神。天帝。造物者。
ぞう‐ぶん【増分】
1 数量としてふえた分。 2 数学で、変数の二つの値の差。関数y=f(x)において、変数xの二つの値x1, x2に...
ぞうぶん‐バックアップ【増分バックアップ】
《incremental backup》コンピューターなどでデータをバックアップする際、前回のバックアップ以降に追...
ぞう‐へい【造兵】
1 兵器を製造すること。 2 「造兵廠(ぞうへいしょう)」の略。
ぞう‐へい【造幣】
貨幣を製造すること。
ぞう‐へい【増兵】
[名](スル)兵士の数をふやすこと。兵力を増強すること。「戦局に応じて—する」
ぞうへい‐がく【造兵学】
兵器の開発や製造技術などについて研究する学問。
ぞうへい‐きょく【造幣局】
貨幣の鋳造のほか、勲章・賞牌(しょうはい)などの製造や地金銀の精製分析、合金の製造、貴金属の品位証明などを行う行政...
ぞうへい‐し【造兵司】
律令制で、兵部省に属し、兵器の製造などをつかさどった役所。
ぞうへい‐しょう【造兵廠】
旧日本陸海軍で、兵器・弾薬・車両・艦船などの購入・設計・製造・修理などを担当した機関および工場。