ち‐え【千枝】
たくさんに枝分かれした枝。ちえだ。「和泉なるしのだの森の葛の葉の—にわかれてものをこそ思へ」〈古今六帖・二〉
ち‐え【千重】
たくさん重なること。「ま幸(さき)くて妹が斎(いは)はば沖つ波—に立つとも障(さは)りあらめやも」〈万・三五八三〉
ち‐え【知恵/智慧】
1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。「—を借りる」「生活...
ちえい【智永】
中国南朝末・隋代の僧・書家。会稽(浙江省)の人。王羲之(おうぎし)7世の孫といわれる。作「真草千字文」など。生没年未詳。
ち‐えい‐けん【地衛研】
「地方衛生研究所」の略称。
ちえ‐いず【知恵伊豆】
松平信綱の通称。
知恵(ちえ)出(い)でて大偽(たいぎ)あり
《「老子」一八章から》人間が素朴であった昔は、自然のままの生活で平和であったが、時代が下って、人間の知恵が発達する...
知恵(ちえ)が回(まわ)・る
すぐにその場にふさわしい判断ができる。「いたずらとなると、よく—・る子だ」
ち‐えき【地役】
1 他人の土地を自分の便益のために利用すること。 2 「地役権」の略。
ちえき‐けん【地役権】
ある土地の便益のために、他人の土地を利用する物権。契約によって設定される。他人の土地を通行したり、そこから引水した...
ちえ‐くらべ【知恵競べ/知恵比べ】
知恵の優劣をきそいくらべること。
ちえ‐こう【智慧光】
仏語。 1 仏・菩薩(ぼさつ)の備える智慧の輝き。 2 阿弥陀仏の十二光の一。生きとし生けるものの無知の闇を滅する光明。
ちえこういん‐どおり【智恵光院通り】
京都市街地北西部を南北に走る道路の呼び名。北の大徳寺南門前から、南の竹屋町通りに至る。全長約2.6キロ。
ちえこしょう【智恵子抄】
高村光太郎の詩集。昭和16年(1941)刊。恋愛から、結婚、死別までの、妻智恵子への愛を歌う。 中村登監督による映...
ちえことぶ【智恵子飛ぶ】
津村節子の長編小説。詩人・彫刻家の高村光太郎の妻、智恵子をモデルとする作品。平成9年(1997)刊行。翌年、第48...
ちえ‐しゃ【知恵者】
知恵のすぐれている人。
ちえ‐づ・く【知恵付く/智慧付く】
[動カ五(四)]成長するに従って子供に知恵が備わってくる。「—・く年ごろ」
ちえ‐なみ【千重波/千重浪】
いく重にも重なり合って押し寄せる波。「朝なぎに—寄せ夕なぎに五百重(いほへ)波寄す」〈万・九三一〉
ちえなみしき‐に【千重波頻に】
[副]波がいく重にも重なり合うようにしきりに。「ひと日には—思へども」〈万・四〇九〉
ちえ‐ねつ【知恵熱】
1 乳児にみられる原因のわからない発熱。昔は知能の発達と関係があると考えられていた。 2 俗に、頭を使いすぎたとき...
ちえ‐の‐いた【知恵の板】
玩具の一。四角・三角・円など、形の違う小さい板をさまざまな形に組み立てて遊ぶもの。知恵筏(ちえいかだ)。
ちえ‐の‐かがみ【知恵の鏡】
知恵がすぐれて明らかなことを鏡にたとえていう語。「知恵の鏡も曇る」の形で、正常な判断ができなくなることをいう。
ちえ‐の‐けん【智慧の剣】
仏語。煩悩を断ち切る智慧の力を剣にたとえていう語。智剣。智慧の利剣。
ちえ‐の‐こま【知恵の駒】
玩具の一つ。正方形の駒を縦横4個ずつ並べることのできる浅い箱に、番号を記した15個の駒を置き、1個分の空地を利用し...
ちえ‐の‐もちぐされ【知恵の持ち腐れ】
すぐれた知恵をもちながら、それをあまり役立てないでいること。
ちえ‐の‐わ【知恵の輪】
1 玩具の一。いろいろな形の金属の輪を組み合わせたり、解いたりして遊ぶもの。 2 紋所の名。九つの輪ちがいの模様。...
知恵(ちえ)は小出(こだ)しにせよ
知恵は一時に出してしまわずに、時に応じて少しずつ出すのがよい。
ちえ‐ば【知恵歯】
親知らず(第三大臼歯)のこと。
ちえ‐ぶくろ【知恵袋】
1 知恵のすべてが入っているという袋。転じて、ありったけの知恵。「—を絞る」 2 仲間の内でいちばん知恵のある人。...
ちえ‐まけ【知恵負け】
知恵があるため、考えすぎて、かえって失敗すること。
ちえ‐もんじゅ【智慧文殊】
《諸尊の中で智慧が最も秀でているところから》文殊菩薩のこと。
知恵(ちえ)を借(か)・りる
人に相談して、よい考えや方法を教えてもらう。「この際、長老の—・りるべきだ」
知恵(ちえ)を絞(しぼ)・る
あれこれ苦心して考える。
知恵(ちえ)を付(つ)・ける
わきの人が入れ知恵をする。
ち‐えん【地縁】
住む土地に基づいてできる縁故関係。「—社会」→血縁
ち‐えん【遅延】
[名](スル)予定された期日や時間におくれること。また、長引くこと。「雪のために列車が—した」「—証明」
ちえん‐かきこみ【遅延書(き)込み】
コンピューターで、一時的に主記憶装置にデータを保存しておき、他の処理の負荷が少ないときに、ハードディスクなどの補助...
ちえんがた‐アレルギー【遅延型アレルギー】
体内にアレルゲンとなる原因物質を取り込み、しばらく時間が経過したのちに生じるアレルギー。細胞性免疫に起因し、主にT...
ちえん‐しゅうだん【地縁集団】
一定地域に居住していることに基づいてつくられる社会集団。地縁団体。→血縁集団
ちえん‐じかん【遅延時間】
⇒レイテンシー
ちえん‐ちゃくしょう【遅延着床】
一部の哺乳類に見られる着床の形式。受精後、胚が子宮内を浮遊し、一定期間ののち、または一定の条件が整ったのち、着床す...
ちえん‐ちゅうせいし【遅延中性子】
⇒遅発中性子
ちえん‐は【遅延波】
⇒マルチパス
ちえん‐ばいしょう【遅延賠償】
債務の履行が遅れることによって生じる損害の賠償。
チェン‐マイ
タイ北部の都市。チャオプラヤー川の支流ピン川沿いに位置する。13世紀末から16世紀半ばまでランナータイ王国の首都と...
ちえん‐よみこみ【遅延読(み)込み】
コンピューターのプログラムの高速化手法の一。ブラウザーでウェブページを読み込む際、全体のデータを読み込んでから表示...
チェンライ
タイ北部の都市。チェンライ県の県都。ラオス、ミャンマーとの国境に近く、メコン川の支流コク川沿いに位置する。1263...
ちえん‐りそく【遅延利息】
金銭債務の不履行の場合に、弁済期が過ぎたことによる損害賠償として支払わなければならない金銭。延滞利息。