ない‐こ【内顧】
国・家などの内をかえりみること。「国内に威福の行われて—の患なかりしこと」〈福沢・文明論之概略〉
ない‐こう【内向】
[名](スル)心のはたらきが自分の内部に向かうこと。「—しがちな性格」「—的な人」⇔外向。
ない‐こう【内考】
律令制で、内位の人についての勤務評定。→外考(げこう)
ない‐こう【内攻】
[名](スル)病気が身体の表面に表れないで、内部に広がり悪くなること。精神的なものにもいう。「嫉妬心が—する」
ない‐こう【内航】
国内を航行すること。また、その航路。⇔外航。
ない‐こう【内訌】
内部の乱れ。内部の騒ぎ。うちわもめ。内紛。「四方を囲繞(いじょう)する政党の軍勢中に—を生じて」〈鉄腸・雪中梅〉
ない‐こう【内港】
港湾の内部にあり、乗客の乗下船や荷役を行う区域。⇔外港。
ない‐こう【内項】
比例式で、内側にある項。a:b=c:dではbとc。⇔外項。
ない‐こう【内腔】
管状あるいは袋状の器官の内側の空間。管腔。ルーメン。「小胞体の—」 [補説]医学では慣用的に「ないくう」という。
ない‐こう【乃公】
[代]⇒だいこう(乃公)
ないこう‐うんそう【内航運送】
内航海運業法で、櫓(ろ)や櫂(かい)で運転する船や漁船を除く船舶によって、国内の港の間で物品を運送すること。→内航...
ないこう‐かいうん【内航海運】
国内の港の間を航行する船舶によって貨物を運ぶこと。内航海運業法では「内航運送」として規定。 [補説]広義には、人の...
ないこう‐かいうんぎょう【内航海運業】
内航運送をする事業、および内航運送に使用する船舶の貸し渡しをする事業の総称。内航海運業法に規定。
ないこうかいうんぎょう‐ほう【内航海運業法】
内航運送の円滑で適確な運営を確保することによって、輸送の安全を確保し、内航海運業の健全な発達を図ることを目的とする...
ないこうかもん‐きょう【内行花文鏡】
中国、後漢代の銅鏡の一。半円状の弧形を内に向かうように連環状に連ねた文様をもつ。日本の弥生時代から古墳時代にかけて...
ない‐こうしょう【内交渉】
内々の交渉。非公式の交渉。
ないこう‐せい【内向性】
興味や関心が自己の内面に向けられ、主観的、内気・孤独で思慮深い反面、実行力・社交性に乏しい性格特性。⇔外向性。
ないこう‐せん【内航船】
内国航路を航行する船舶。⇔外航船。
ないこうせんぱくゆそう‐とうけい【内航船舶輸送統計】
船舶による国内の貨物輸送に関する実態に関する把握を目的とする、国の基幹統計。国土交通省が内航船舶輸送統計調査を行っ...
ないこうせんぱくゆそう‐とうけいちょうさ【内航船舶輸送統計調査】
内航船舶輸送統計を作成するために、国土交通省が行う基幹統計調査。一定規模以上の船舶を使用して貨物を輸送する事業所お...
ないこう‐てき【内向的】
[形動]興味や関心が自分の内部にばかり向かうさま。⇔外向的。
ないこう‐どうぶつ【内肛動物】
⇒曲形(きょくけい)動物
ないこう‐の‐せだい【内向の世代】
昭和45年(1970)前後に登場した若手作家の呼称。古井由吉(よしきち)・黒井千次・小川国夫など。文芸評論家の小田...
ない‐こうもんかつやくきん【内肛門括約筋】
肛門の周囲にある平滑筋。自律神経の支配を受ける不随意筋で、交感神経の刺激で収縮し、副交感神経の刺激で弛緩(しかん)する。
ないこう‐ゆそう【内航輸送】
国内の港と港の間を航行する船舶によって人や物を運ぶこと。輸送対象によって内航旅客輸送と内航貨物輸送に区分される。→...
ない‐こきゅう【内呼吸】
「細胞呼吸」に同じ。⇔外呼吸。
ない‐こく【内国】
その国のうち。国内。「—の人民」
ないこく‐かわせ【内国為替】
同一国内における貸借の決済や送金を現金の輸送によらず、送金為替・取立為替などによって行う方法。
ないこく‐こうろ【内国航路】
一国の領土内の航路。国内航路。
ないこく‐さい【内国債】
⇒内債
ないこく‐じん【内国人】
その国の国籍をもつ人。⇔外国人。「外国の士人又は—にても」〈福沢・福翁百話〉
ないこく‐ぜい【内国税】
国内の人や物に課せられる税。消費税・流通税・収得税など。
ないこく‐ほう【内国法】
国際私法上、渉外的法律関係の準拠法となる裁判所の所在地国の法律。
ないこくみん‐たいぐう【内国民待遇】
裁判・税金・契約や団体への参加、事業活動などに関して、相手国の国民を自国民と同等に待遇すること。
ないこく‐ゆうびん【内国郵便】
一国の領土内だけで往復する郵便。国内郵便。
ない‐こっかく【内骨格】
動物の体内にあって、体を支え、筋肉の付着点となる硬い器官。脊椎動物でよく発達。海綿類やナマコ・サンゴなどの骨片も含...
ない‐こていじゅつ【内固定術】
骨折などの際に、麻酔をしたうえで骨のずれを直し、金属のピン・ワイヤー・プレートなどで固定する手術のこと。→外固定術
ない‐こん【内婚】
⇒族内婚(ぞくないこん)