ねん‐ぎれ【年切れ】
樹木が年によっては実を結ばないこと。としぎれ。
ねん‐ぐ【年貢】
1 荘園領主・封建領主が農民に課した租税。平安末期に始まり、江戸時代には物成(ものなり)といって、原則として田の年...
ねんぐ‐かいさいもくろく【年貢皆済目録】
江戸時代、年貢を完納したときに、領主側から地方(じかた)に交付した請取書。地方三帳の一。皆済目録。
年貢(ねんぐ)の納(おさ)め時(どき)
《租税の滞納を清算する時の意から》悪事をしつづけた者が、捕まって罪に服する時。転じて、物事をあきらめなくてはならな...
ねんぐ‐まい【年貢米】
年貢として納める米。ねんぐごめ。
ねんぐ‐わっぷ【年貢割符】
江戸時代、納入すべき年貢額を記入して地方(じかた)に通達した帳簿。地方三帳の一。年貢免状。年貢割付状。下げ札。
ねん‐ぐん【捻軍】
中国、清末の華北におこった農民反乱軍。安徽(あんき)省北部を中心に活動していた遊侠の集団(捻子(ニエンツ))に窮乏...
ねん‐けい【年契】
2国以上の歴史上の出来事を年代順に対照して記した年表。
ねんけつ‐たん【粘結炭】
加熱すると一部が溶融し、ガス・タールなどを発生したのち多孔質の硬いコークスとなる石炭。製鉄に用いる。
ねん‐げ【拈華】
花をひねること。
ねん‐げつ【年月】
年と月。歳月。「長い—がたつ」
ねんげ‐みしょう【拈華微笑】
仏語。釈迦が霊鷲山(りょうじゅせん)で説法した際、花をひねり大衆に示したところ、だれにもその意味がわからなかったが...
ねん‐げん【年限】
年を単位として定めた期限。また、取り決めた年の期限。「—が切れる」「修業—」
ねん‐こ【拈古】
禅宗で、古人の公案を取り上げて、批評すること。拈則。
ねん‐こう【年功】
1 長年にわたる功労・功績。「—に報いる」 2 長年その事に携わって積んだ経験。長年の訓練で得た技術。「—を積む」
ねん‐こう【念校】
印刷で、校了の直前に、もう一度念のため行う校正。また、その校正刷り。
ねん‐こう【拈香】
1 香をつまんでたくこと。 2 「拈香文」の略。
ねん‐こう【年縞】
氷河堆積物や湖水堆積物に見られる一年ごとの縞模様。ひとつの層に含まれる物質やその同位体の比などから、過去の自然環境...
ねんこう‐かほう【年功加俸】
年功によって、本俸以外に給与する俸給。「—の話などが出る」〈花袋・田舎教師〉
ねんこう‐きゅう【年功給】
⇒年功賃金
ねんこう‐じょれつ【年功序列】
勤続年数や年齢が増すに従って地位や賃金が上がること。「—型賃金」
ねんこうじょれつがた‐ちんぎん【年功序列型賃金】
⇒年功賃金
ねんこう‐たいせきぶつ【年縞堆積物】
氷河や湖底などで、一年ごとの縞(しま)模様(年縞)が見られる堆積物。
ねんこう‐ちんぎん【年功賃金】
勤続年数や年齢に応じて賃金が昇給する制度。年功序列型賃金。年功給。→定期昇給制度
ねんこう‐ぶん【拈香文】
禅僧が、拈香の後、死者に哀悼の意を表して朗読する文。
ねん‐こん【念根】
仏語。五根の一。正法を記憶し忘れないこと。
ねん‐ごう【年号】
年につける称号。中国の漢の武帝の時の建元を初めとし、日本では645年の大化に始まる。即位・瑞祥(ずいしょう)・災変...
ねんごろ【懇ろ】
《「ねもころ」の音変化》 [形動][文][ナリ] 1 心がこもっているさま。親身であるさま。「—にとむらう」「—な...
ねんごろ‐あい【懇ろ合ひ】
親しい間柄であること。また、男女が情を交わした仲であること。「小かんがいとしがる人と言うて互ひの—」〈浄・氷の朔日〉
ねんごろ‐が・る【懇ろがる】
[動ラ四]親しいようすをする。「—・らむ人のねぎごとに」〈源・常夏〉
ねんごろ‐き・る【懇ろ切る】
[動ラ四]縁を切る。男女の関係を断つ。「傾城なれば飽いた時は—・る」〈浄・用明天王〉
懇(ねんご)ろにな・る
親しい仲になる。特に、男女が情を通じる間柄になる。
ねんごろ‐ぶん【懇ろ分】
親しい間柄の人。特に、男色の関係を結んでいる人。「役者仲間に—を求めて」〈浮・男色大鑑・七〉
ねん‐さ【年差】
月の黄経に現れる周期的な摂道の一。振幅0.19度、周期は1近点年(365.2596日)。地球軌道が楕円形であるため...
ねん‐さい【年歳】
《中国の周では「年」、夏(か)では「歳」の字を用いたというところから》とし。年。
ねん‐さい【燃犀】
物事をよく見抜くこと。中国、東晋(とうしん)の温嶠(おんきょう)が、犀の角を燃やして深淵を照らし、水中の怪物の姿を...
ねん‐さん【年三】
⇒年星(ねそう)
ねん‐さん【年産】
1年間の生産高。「—百万トン」
ねん‐ざん【年算】
《「ねんさん」とも》とし。よわい。年齢。「—の賀(=長寿の祝い)」
ねん‐ざ【捻挫】
[名](スル)手や足などの関節に無理な力がかかり、外れかかって靭帯(じんたい)や腱(けん)が損傷された状態。痛み・...
ねん‐し【年始】
1 年のはじめ。年頭。年初。「年末—」 2 新年を祝うこと。また、新年のあいさつ。年賀。「—の客」《季 新年》
ねん‐し【年歯】
とし。よわい。年齢。としは。「主人(あるじ)は—五十有余」〈魯庵・社会百面相〉
ねん‐し【念紙】
日本画で、下絵を本紙または壁や板に写しとるときに用いる紙。木炭の粉末やベンガラなどを和紙の裏に塗ったもので、下絵と...
ねん‐し【撚糸】
糸を1本または2本以上そろえて撚(よ)りをかけること。また、その糸。
ねん‐しき【年式】
自動車などの、製造年による型。「古い—の車」
ねんし‐じょう【年始状】
「年賀状」に同じ。《季 新年》
ねんし‐まわり【年始回り】
新年のあいさつのために、長上・知人などの家々を回ること。
ねん‐しゃ【念写】
心霊現象の一。心の中で念じることによって、写真乾板やフィルムに感光させたり、映像を出現させたりすること。
ねん‐しゃ【念者】
《「ねんじゃ」とも》いろいろ気をくばって物事をする人。念入りな人。
ねん‐しゃく【年爵】
年給の一。平安時代以降、上皇・三后(さんこう)・東宮・親王などの所得とするために、毎年一定数の叙爵希望者を募って推...