ひだ‐へんせいがん【飛騨変成岩】
飛騨山地や隠岐(おき)に分布する変成岩。片麻岩・角閃岩(かくせんがん)などからなる。先カンブリア時代後期から中生代...
ひだ‐へんまがん【飛騨片麻岩】
飛騨帯を構成する飛騨変成岩の一種。広域変成作用を受けた片麻岩。
ひ‐だま【火玉】
1 小さな火のかたまり。特に、キセルの火皿に残った火のかたまり。「灰吹きに—を落とす」 2 空中を飛ぶ球状の怪火。...
ひだまい‐の‐ふだ【日給の簡】
「にっきゅうのふだ」に同じ。「御前なる—に、内侍の督になすよしかかせ給ひて」〈宇津保・内侍督〉
ひ‐だまり【日溜まり】
日当たりがよくて暖かい場所。狭い範囲についていう。「公園の—」
ひ‐だら【干鱈】
薄塩に漬けて干した鱈。干し鱈。《季 春》「—あぶりてほろほろと酒の酔にゐる/鬼城」
ひだり【左】
1 東に向いたとき北にあたる方。大部分の人が、食事のとき茶碗を持つ側。左方。「四つ角を—に曲がる」⇔右。 2 左方...
ひだり‐うち【左打ち】
1 球技で、左手でボールを打つこと。⇔右打ち。 2 野球やソフトボールなどで、左打席で打つこと。「右投げ—」⇔右打...
ひだり‐うちわ【左団扇】
利き手でない左手でゆうゆうとうちわを使うこと。転じて、安楽に暮らすこと。ひだりおうぎ。「—で暮らす」「—の生活」
ひだり‐うま【左馬】
「馬」の字を左右反転させたもの。縁起のよい図柄とされる。 [補説]馬は左側から乗ると倒れないとされるため、また「う...
ひだり‐おうぎ【左扇】
「左団扇(ひだりうちわ)」に同じ。「お前がよう売ってぢゃから、かかさんは—ぢゃ」〈洒・箱枕〉
ひだり‐おり【左折り】
物を左に折ること。特に、烏帽子(えぼし)の上部を左に折ること。「三番の—に折りて給はり候へ」〈謡・烏帽子折〉
ひだりおり‐えぼし【左折烏帽子】
風折(かざおり)烏帽子で、左側に折り曲げたもの。ひだりえぼし。
ひだり‐がき【左書(き)】
文字を左から右の方へ書くこと。一般に左横書きのこと。
ひだり‐がって【左勝手】
1 「逆勝手(ぎゃくがって)」に同じ。 2 左ひざを立て、右ひざをついた座り方。「脇差(わきざし)さいて腰かがめ—...
ひだり‐がな【左仮名】
漢字の左側につける振り仮名。右に読み方、左に意味を示すことが多い。
ひだり‐がわ【左側】
左の方の側。さそく。
ひだり‐きき【左利き】
1 右手よりも左手のほうがよくきくこと。また、その人。左ぎっちょ。ぎっちょ。 2 酒が好きで強いこと。また、その人...
ひだり‐ぎっちょ【左ぎっちょ】
「左利き1」に同じ。
ひだり‐じんごろう【左甚五郎】
江戸初期の宮大工・彫刻師。播磨(はりま)の人。姓は伊丹、名は利勝。京都の禁裏大工棟梁遊左与平次の弟子。寺社の造営・...
ひだり・する【左する】
[動サ変][文]ひだり・す[サ変]左の方へ行く。左の道をとる。「右せんか—・せんか迷う」
ひだり‐ぜん【左膳】
⇒夷膳(えびすぜん)2
ひだり‐づかい【左遣い】
三人遣いの操り人形で、人形の左手の操作を受け持つ人。→三人遣い
ひだり‐づま【左褄】
1 着物の左身頃(みごろ)の褄。 2 芸者の異称。→左褄を取る
左褄(ひだりづま)を取(と)・る
《芸者が左手で着物の褄を取って歩くところから》芸者勤めをする。「昔、—・っていたらしい面影も浮んで来て」〈秋声・仮...
ひだり‐て【左手】
1 左方の手。 2 左の方。左側。「道の—」
ひだりてのためのピアノきょうそうきょく【左手のためのピアノ協奏曲】
《原題、(フランス)Concerto pour la main gauche》ラベルのピアノ協奏曲。1929年から...
ひだりてのピアノとかんげんがくのためのしゅだいとへんそう【左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏】
《原題、Diversions for Piano Left Hand and Orchestra》⇒ディバージョンズ
ひだり‐とう【左党】
「さとう(左党)」に同じ。
ひだり‐とじ【左綴じ】
表紙を上にして置いたとき、左側に綴じ目があること。また、そのような書物。本文はふつう横書きとなる。左開き。
ひだり‐どもえ【左巴】
紋所の名。巴の左巻きのもの。
ひだり‐なげ【左投げ】
スポーツで、ボールなどを左手で投げること。「—右打ち」⇔右投げ。
ひだり‐なわ【左縄】
1 左縒(よ)りにした縄。ふつうは右縒りだが、祭事に用いるものに多くみられる。 2 物事が思うようにならないこと。...
ひだり‐の‐うまづかさ【左馬寮】
⇒さまりょう(左馬寮)
ひだり‐の‐うまのかみ【左馬頭】
⇒さまのかみ(左馬頭)
ひだり‐の‐おおいもうちぎみ【左大臣】
⇒さだいじん(左大臣)
ひだり‐の‐おとど【左大臣】
⇒さだいじん(左大臣)
ひだり‐の‐かた【左の方】
1 二分したときの左側。また、左の組。 2 相撲(すまい)の節(せち)で、相撲人を左右に分けたときの左方。今の東方...
ひだり‐の‐つかさ【左の司】
左右に分けられた諸司のうち、左の役所。左近衛府(さこんえふ)・左馬寮(さまりょう)など。
ひだり‐ハンドル【左ハンドル】
ハンドルが左側の前部座席にあること。また、その自動車。左ハンドル車。 [補説]俗に、外車または輸入車をさしていうが...
ひだり‐ばらみ【左孕み】
腹の左の方にかたよってはらむこと。男子が生まれるとの俗信があった。「殊に—は御男子のしるし」〈浄・廿四孝〉
左(ひだり)平目(ひらめ)に右(みぎ)鰈(かれい)
ヒラメとカレイの見分け方をいうもの。両目のある側を奥に、腹を手前にして置いたとき、頭が左にあればヒラメ、右にあれば...
ひだり‐びらき【左開き】
左方向に開ける扉や書物など。書物の場合は左綴(と)じともいう。
ひだり‐ふうじ【左封じ】
1 書状の封の仕方で、左を上にして封をすること。果し状や遺言などの凶事に用いる。 2 野球で、左打者が活躍できない...
ひだり‐ふじ【左富士】
東海道で江戸から京に向かう際、道の左側に富士山が見えること。歌川広重の浮世絵にも描かれた。 [補説]東海道は太平洋...
ひだり‐まえ【左前】
1 相手から見て、左の衽(おくみ)を上に出して和服を着ること。普通の着方と反対で、死者の装束に用いる。ただし、女性...
ひだり‐まき【左巻(き)】
1 左の方へ巻くこと。時計の針の回り方と反対に巻いていること。 2 《つむじが左に巻いている人は頭が悪いという俗説...
ひだり‐まわり【左回り】
左の方へ向かって回ること。時計の針の進む方向と逆に回ること。反時計回り。
ひだり‐みぎ【左右】
1 左と右。左方と右方。さゆう。 2 左と右を取り違えること。みぎひだり。「サンダルを—に履く」 3 あれこれとす...
ひだり‐むき【左向き】
1 左の方へ向くこと。左の方に向いていること。 2 「左前(ひだりまえ)2」に同じ。