ひつ【匹】
[常用漢字] [音]ヒツ(漢) [訓]ひき 〈ヒツ〉 1 対になる相手。「匹偶・匹敵」 2 一人の男や女。また、身...
ひつ【必】
[音]ヒツ(漢) [訓]かならず [学習漢字]4年 1 きっとそうなること。間違いなく。「必死・必至・必勝・必定(...
ひつ【泌】
[常用漢字] [音]ヒツ(漢) ヒ(呉)(漢) [訓]しみる 〈ヒツ〉液体がにじみ出る。「分泌」 〈ヒ〉にじみ出る...
ひつ【畢】
[人名用漢字] [音]ヒツ(漢) [訓]おわる おえる おわる。おえる。「畢竟(ひっきょう)・畢生(ひっせい)」
ひつ【弼】
[音]ヒツ(漢) [訓]すけ 付き添って助け正す。補佐する人。「匡弼(きょうひつ)・輔弼・良弼」 [名のり]すけ・...
ひつ【筆】
[音]ヒツ(漢) [訓]ふで [学習漢字]3年 〈ヒツ〉 1 ふで。一般に、文字を書く道具。「筆硯(ひっけん)/鉛...
ひつ【逼】
[音]ヒツ(慣) [訓]せまる 事態が差しせまる。身動きできない。「逼塞(ひっそく)・逼迫」
ひつ【謐】
[音]ヒツ(慣) [訓]しずか ひっそりと静かなさま。静かで平隠なさま。「静謐」
ひつ【櫃】
1 ふたが上方に開く大形の箱。唐櫃(からびつ)・長櫃(ながびつ)など。 2 飯を入れる器。→おひつ
ひつ【畢】
二十八宿の一。西方の第五宿。牡牛(おうし)座の顔部分の七星をさす。あめふりぼし。畢宿。
ひつ【弼】
1 律令制で、弾正台(だんじょうだい)の次官(すけ)。大・少各1名。 2 奈良時代、紫微中台(しびちゅうだい)の次官。
ひつ【筆】
[名] 1 ふで。 2 筆で書くこと。また、書いたもの。「空海の—」 [接尾]助数詞。上に来る語によっては「ぴつ」...
ひつ【蹕】
1 貴人の通行のとき、先払いをすること。みちおさえ。 2 天皇の行幸。鹵簿(ろぼ)。
ひ・つ【漬つ/沾つ】
《江戸中期からは「ひづ」とも》 [動タ四]ぬれる。ひたる。「嘆きつつますらをのこの恋ふれこそ我が結ふ髪の—・ちてぬ...
ひつ‐あつ【筆圧】
文字を書くとき、筆・ペンなどの先に加えられる圧力。「—の強い字」
ひつ‐い【筆意】
1 筆を運ぶときの気構え。また、書画のおもむき。ふでづかい。 2 詩文に現れる筆者の心構え。文章のおもむき。
ひ‐ついで【日次いで】
暦の上での日の吉凶。日の都合。日がら。「御服もこの月には脱がせ給ふべきを、—なむよろしからざりける」〈源・藤袴〉
ひ‐つう【悲痛】
[名・形動]あまりに悲しくて心が痛むこと。また、そのさま。「—な面持ち」「—な叫び」
ひ‐つき【日月】
1 太陽と月。「この照らす—の下は」〈万・八〇〇〉 2 歳月。月日。「ひさかたの天知らしぬる君故に—も知らず恋ひ渡...
ひ‐つき【火付き】
火が燃えつくぐあい。火のつきぐあい。「—のいい炭」
ひつ‐ぎ【棺/柩】
《古くは「ひつき」》死体を入れて葬る木の箱。かん。棺桶。
ひつき‐ぼし【ひつき星】
二十八宿の一、斗宿(としゅく)の和名。ひきつ星。→斗(と)
ひ‐つぎ【日次】
1 毎日。日ごと。また、日々のこと。「吹き渡す比良の吹雪の寒くとも—の御狩せでやまめやは」〈堀河百首〉 2 毎日奉...
ひ‐つぎ【日嗣】
《日の神の詔命で大業を次々にしろしめす意という》天皇の位を敬っていう語。あまつひつぎ。「天(あま)つ御子(みこ)の...
ひ‐つぎ【火継】
出雲国内諸社の祭祀をつかさどる出雲国造(いずものくにのみやつこ)の代替わりの際、国造家伝来の火鑽臼(ひきりうす)と...
ひつぎ‐の‐みこ【日嗣の御子】
天皇の位を受け継ぐ御子。皇太子。東宮。春宮。「皇子(みこ)神渟名川耳尊(かむぬなかはみみのみこと)を立てて、—とし...
ひつ‐ぐう【匹偶/匹耦】
[名](スル)夫婦となること。また、夫婦。つれあい。配偶。「男女—して相い踏舞し」〈村田文夫・西洋聞見録〉
ひ‐つけ【火付け】
家などに火をつけること。放火。また、その犯人。
ひつけとうぞく‐あらため【火付盗賊改】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、江戸市中を巡回して、放火・盗賊・ばくち打ちなどの取り締まりや検挙にあたった。火方(ひ...
ひつけ‐やく【火付け役】
火をつける役。転じて、事件・論議などのきっかけをつくる役。また、その人。「ブームの—」
ひつこ・い
[形][文]ひつこ・し[ク]「しつこい」の音変化。「—・くつきまとう」
ひつじ【未】
1 十二支の8番目。 2 方角の名。南から西へ30度の方角。南南西。 3 時刻の名。今の午後2時ごろ、およびその後...
ひつじ【羊】
偶蹄(ぐうてい)目ウシ科ヒツジ属などの哺乳類の総称。中形で、毛は柔らかく、角は大きくて渦巻き状。主に地上の草をかみ...
ひつじ【穭/稲孫】
《室町時代ころまでは「ひつち」》刈ったあとの株から再び伸びる稲。《季 秋》「鶉(うづら)伏す刈田の—おひ出でてほの...
ひつじ‐かい【羊飼い】
羊を飼育する人。また、放牧された羊の世話や番をする人。 [補説]書名別項。→羊飼い
ひつじかい【羊飼い】
《原題The Shepherd》ブランデンによる詩集。1922年刊。同年のホーソンデン賞を受賞。別邦題「牧人」。
ひつじかい‐えいせい【羊飼い衛星】
惑星の環の近傍を公転し、構成粒子に力学的な影響を及ぼし、環の形状を維持するはたらきをもつ衛星。名称は群れから羊が離...
ひつじかいのおうさま【羊飼いの王様】
《原題、(イタリア)Il rè pastore》モーツァルトのイタリア語によるオペラ。全2幕。1775年にザルツブ...
ひつじかいのしょうねん【羊飼いの少年】
《原題、(ノルウェー)Gjætergut》グリーグのピアノ曲。1891年作曲のピアノ曲集「抒情小曲集」第5集の第1...
ひつじかいのれいはい【羊飼いの礼拝】
《原題、(イタリア)Adorazione dei pastori》 ジョルジョーネの絵画。板に油彩。縦91センチ、...
ひつじがおか‐てんぼうだい【羊ヶ丘展望台】
北海道札幌市にある高台。札幌市街や石狩平野を見渡すことができる。敷地内にはクラークの銅像や結婚式場などがあり、観光...
ひつじ‐ぐさ【未草】
スイレン科の水生の多年草。池沼に生える。葉は楕円形で基部が深く切れ込み、水面に浮かぶ。夏、水上に白い花を開く。名は...
ひつじぐさ【莠句冊】
読本。都賀庭鐘作。天明6年(1786)刊。「水滸伝」などの中国の説話に日本の伝承を絡めて翻案した奇談集。
ひつじ‐ぐも【羊雲】
高積雲の俗称。羊の群れのように見えるところからいう。
ひつじ‐さる【未申/坤】
未(ひつじ)と申(さる)との中間の方角。南西。
ひつじ‐だ【穭田】
穭が一面に生え出た田。《季 秋》「—や痩(や)せて慈姑(くわゐ)の花一つ/子規」
ひつじ‐どし【未年】
暦法で、十二支の8番目、未に当たる年。また、その年に生まれた人。
羊(ひつじ)の歩(あゆ)み
《「北本涅槃経」三八から》 1 屠所(としょ)にひかれてゆく羊の歩み。死がしだいに近づくことのたとえ。 2 歳月。...
羊(ひつじ)の皮(かわ)を着(き)た狼(おおかみ)
《a wolf in sheep's clothing/a wolf in a lamb's skin》親切そうに...
ひつじ‐ばえ【羊蠅】
双翅(そうし)目ヒツジバエ科の昆虫。体長1センチくらい。体が密に毛に覆われ、ミツバチに似て、黄色で黒色の顆粒(かり...