ひら‐はぐるま【平歯車】
円筒に歯すじを回転軸と平行な直線に切った、最も普通の歯車。スパーギア。スパーギヤ。
ひら‐はぶたえ【平羽二重】
平織りの羽二重。
ひら‐ば【平場】
1 たいらな場所・土地。 2 「平土間(ひらどま)」に同じ。 3 普通の場。 ㋐競馬などで、特別レースでない一般の...
ひら‐ばかま【平袴】
「半袴(はんばかま)」に同じ。
ひら‐ばち【平撥】
三味線の山田流で用いる標準型の撥。→津山撥(つやまばち)
ひらばやし【平林】
姓氏の一。 [補説]「平林」姓の人物平林(ひらばやし)たい子(こ)平林初之輔(ひらばやしはつのすけ)
ひらばやし‐たいこ【平林たい子】
[1905〜1972]小説家。長野の生まれ。本名、タイ。各地を放浪し、職を転々としながらプロレタリア作家として出発...
ひらばやし‐はつのすけ【平林初之輔】
[1892〜1931]文芸評論家。京都の生まれ。「種蒔く人」「文芸戦線」同人。初期プロレタリア文学運動の理論家とし...
ひら‐ばり【平針】
1 平たい針。 2 「刃針(はばり)」に同じ。
ひら‐ばり【平張り】
棟を設けず、布帛(ふはく)を平らに張って屋根としたもの。また、その形式の仮屋。「舞台の左右に楽人の—打ちて」〈源・...
ひら‐ひも【平紐】
数本のより糸を平らに並べ、のりで固めて作った紐。
ひら‐ひら
[副](スル) 1 薄くて軽いものが揺れ動くさま。「花びらが—(と)舞い落ちる」「ハンカチを—(と)させる」 2 ...
ひら‐び【平日】
1 祝祭日など以外の、普通の日。へいじつ。 2 漢字の構成部分で、「曳」「替」などの「曰」の称。日偏(ひへん・にち...
ひら‐びたい【平額】
平安時代以降、女官が礼装の際、髪飾りとした平たい金具。
ひらふく‐ひゃくすい【平福百穂】
[1877〜1933]日本画家。秋田の生まれ。本名、貞蔵。画家平福穂庵の子。川端玉章に学び、自然主義を唱えて无声(...
ひら‐ふで【平筆】
日本画で彩色に用いる筆。穂先が平らにそろっている。塗り筆。
ひら‐ふん【平粉】
蒔絵(まきえ)用の金銀粉のうち、微細で平らなもの。平極(ひらごく)。
ひら・ぶ【平ぶ】
[動バ四]平たくなる。「掌を合はせて拝みて—・びゐぬ」〈発心集〉 [動バ下二]「平(ひら)める」に同じ。
ひら‐ぶたい【平舞台】
劇場の舞台面に、二重舞台などを置かずに本来のままの高さで使うもの。
ひら‐ぶち【平縁】
天井板や下見板などに用いる、断面が長方形の平たい押し縁。
ひら‐ぶみ【枚文】
1枚1枚の料紙に書いてある文書。→巻文(まいぶみ)
ひら‐ぶん【平文】
「クリアテキスト」に同じ。⇔暗号文。
ひら‐へし【平へし】
手加工用の鍛造工具の一。金槌状で、鋼材などを平らに延ばすのに用いる。
ひら‐べった・い【平べったい】
[形]平らである。ひらたい。「—・い鞄(かばん)」 [派生]ひらべったさ[名]
ひら‐ぼし【平干し】
[名](スル)洗濯物を板など平らな物の上に広げて干すこと。→吊り干し
ひら‐ぼね【平骨】
1 胸骨の俗称。 2 扇で、折り畳んだとき、親骨の幅が地紙の幅と同じもの。
ひら‐まい【平舞】
⇒文(ぶん)の舞
ひら‐まきえ【平蒔絵】
蒔絵の技法の一。漆で文様を描き、金・銀・錫(すず)粉などを蒔きつけて乾燥させ、のち文様の部分だけ漆をつけて磨いたも...
ひら‐まく【平幕】
1 相撲で、幕内力士のうち、横綱と三役を除いた者。前頭(まえがしら)。 2 平張りの幕。「ここかしこに—うたせられ...
ひら‐まさ【平政】
アジ科の海水魚。全長約2メートル。形態・生態ともブリに似るが、側扁が強く、体側中央を走る黄色縦帯の色が濃く、分布は...
ひらまつ‐まさじ【平松政次】
[1947〜 ]プロ野球選手。岡山の生まれ。昭和42年(1967)、大洋ホエールズ(横浜DeNAベイスターズの前身...
ひらみ【褶】
古代の衣服で、裳(も)の一種。男子は袴(はかま)の上に、女子は裙(くん)の上に着た。ひらおび。
ひら‐みつと【平三斗】
寺社建築で、斗栱(ときょう)の形式の一。大斗(だいと)の上に肘木(ひじき)をのせ、その上に3個の巻斗(まきと)を並...
ひらみ‐レモン【平実レモン】
⇒しいくわあさあ
ひら・む【平む】
[動マ四] 1 平たくなる。「手に—・める物さはる時に」〈竹取〉 2 ひれ伏す。平伏する。「宣旨(せんじ)ぞと仰す...
ひら‐むぎ【平麦】
精白した麦を平たく押しつぶしたもの。押し麦。
ひら‐むし【扁虫/平虫】
1 サナダムシなど、体が平たい虫の称。 2 渦虫綱の扁形動物の一群。体長5ミリ〜10センチ。体は楕円形・ひも状など...
ひらめ
《原題、(ドイツ)Der Butt》ドイツの小説家、グラスの長編小説。1977年刊行。グリム童話をモチーフに、石器...
ひら‐め【平め/平目】
[名・形動ナリ] 1 比較的平たいこと。また、そのさま。「—なる皿の中に」〈滑・膝栗毛・五〉 2 平板であること。...
ひら‐め【平目/比目魚/鮃】
1 カレイ目ヒラメ科の海水魚。全長約80センチ。体は長楕円形で側扁(そくへん)が著しく、両眼が頭部の左側に集まって...
ひら‐めか・す【閃かす】
[動サ五(四)] 1 一瞬きらりと光らせる。「やいばを—・す」 2 ひらひらとひるがえす。「扇を—・す」 3 才能...
ひら‐めか・す【平めかす】
[動サ四]平たくする。たいらにする。「墨の片つ方にしどけなく磨(す)り—・し」〈春曙抄本枕・二〇二〉
ひら‐めき【閃き】
1 一瞬するどく光ること。「ストロボの—」 2 ひらひらと揺れ動くこと。「旗の—」 3 すばらしい考えなどが瞬間的...
ひらめ‐きん【平目筋】
下腿(かたい)後部にある下腿三頭筋の一部。腓腹筋(ひふくきん)の深層に位置し、下方で合してアキレス腱となる。
ひら‐め・く【閃く】
[動カ五(四)] 1 一瞬するどく光る。きらめく。「雷光が—・く」 2 旗などがひらひらと揺れ動く。また、火が揺れ...
ひらめ‐じ【平目地】
蒔絵(まきえ)の地蒔きの一。平目粉をまき、透き漆を塗って研ぎ出したもの。
ひらめ‐ふん【平目粉】
金・銀・錫(すず)などの鑢粉(やすりふん)をたいらに薄く延ばし、大小にふるい分けたもの。
ひら・める【平める】
[動マ下一][文]ひら・む[マ下二]平たくする。「モチヲ—・メル」〈和英語林集成〉
ひら‐もとゆい【平元結】
丈長の紙を細く畳んで作った元結。中(ちゅう)元結。
ひら‐もの【平物】
1 菊の園芸品種で、単弁の花びらが平らに開くものの総称。 2 能楽で、特に習い物でない、普通の曲。 3 邦楽で、特...