めつ【滅】
[常用漢字] [音]メツ(呉) [訓]ほろびる ほろぼす 1 存在しているものを絶やしなくする。なくなる。ほろびる...
めつ【滅】
1 仏語。 ㋐四相の一の滅相。「—に入る」 ㋑煩悩や苦悩の消滅。「苦集(くじゅう)—道」「—諦」 ㋒悟りの境地。涅...
め‐つき【目付き】
物を見るときの目のようす。「—が悪い」「鋭い—で見る」
め‐つぎ【芽接ぎ】
接ぎ木の一。新しく伸びた枝にできるじょうぶな芽を、周囲の木質部ごと削り取って接ぎ穂とし、台木の皮層を切り開いた部分...
め‐つけ【目付】
1 室町時代以降の武家の職名。室町初期、侍所(さむらいどころ)の所司代の被官として置かれ、戦国期には戦陣の監察や敵...
めつけ‐え【目付け絵】
一人に多くの絵の中の一つに目を付けさせておき、それを他の人が言い当てる遊戯。
めつけ‐じ【目付け字】
目付け絵に類する遊戯で、絵の代わりに文字をもってするもの。
めつけ‐ばしら【目付柱】
能舞台の向かって左側手前の柱。演者が動作の目印とする。見付柱。
めつけ‐やく【目付役】
監視する役。監督役。「お—を仰せつかる」
めつ‐ご【滅後】
1 滅亡したあと。 2 入滅のあと。特に、釈迦(しゃか)の死後。
めつ‐ご【滅期】
入滅の時期。臨終の時。
めつ‐ざい【滅罪】
仏語。懺悔(さんげ)・作善(さぜん)などの行いによって、罪障を消滅させること。
めつざい‐しょうぜん【滅罪生善】
仏語。現世の罪障を消滅させ、死後の善報を生じさせること。
めつ‐じん【滅尽】
[名](スル)ほろんでなくなること。また、ことごとくほろぼすこと。「心中の弱処病処の一時に—するを覚えたり」〈鴎外...
めつ‐ぜつ【滅絶】
[名](スル)ほろぼしなくすこと。また、ほろび絶えること。絶滅。「旧国の名あるプラーテヤを—せんとする」〈竜渓・経...
めつ‐ど【滅度】
《(梵)nirvāṇaの訳。涅槃(ねはん)と音写》仏語。 1 生死の迷いを超越した悟りの境地。 2 仏の死。転じて...
めつ‐どう【滅道】
仏語。四諦(したい)のうち、滅諦と道諦。
めつ‐にち【滅日】
⇒滅門日(めつもんにち)
め‐つぶし【目潰し】
灰・砂などをなげつけて相手の目をくらますこと。また、それに用いるもの。
めつ‐ぼう【滅亡】
[名](スル)ほろびること。絶えてなくなってしまうこと。「国が—する」
めつぼうとしょうり【滅亡と勝利】
《原題、(ドイツ)Verfall und Triumph》ドイツの詩人、ベッヒャーによる詩集。1914年刊行。
め‐つま【目褄】
人の見る目。人目。
目褄(めつま)に掛(か)か・る
人に見られる。「人の—・らないうちに掘ってお仕舞いよ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
目褄(めつま)を忍(しの)・ぶ
人に見られないようにする。また、男女が密会する。「彼の—・んでの、少しばかりの悪戯(いたずら)は大目に見よう」〈秋...
めつ‐もん【滅門】
「滅門日(めつもんにち)」の略。
めつもん‐にち【滅門日】
陰陽道(おんようどう)で、百事に凶であるという日。滅日。
め‐づら【目面】
《「めつら」とも》目と顔。また、顔かたちや目つき。「我も早苗を背負ひて、—まで土にして行くところへ」〈三河物語・上〉
めつ‐れつ【滅裂】
[名・形動]ばらばらになって形を失うこと。統一性がないこと。また、そのさま。「支離—な(の)言動」