あや【文/綾】
1 物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、線が斜めに交わった模様。 2 特に苦心した、文中の言い回し。含みのあ...
あや【漢】
⇒漢氏(あやうじ)
あや【綾】
宮崎県中部、東諸県(ひがしもろかた)郡の地名。国内有数の照葉樹林群が広がり、九州中央山地国定公園に含まれる。
あ‐や
[感]ひどく驚いたときに発する声。あっ。「弁慶が大長刀を打ち流して、手並みのほどは見しかば、—と肝を消す」〈義経記・三〉
あや‐いがさ【綾藺笠】
藺草(いぐさ)を綾織りに編み、裏に布を張った笠。中央に髻(もとどり)を入れる巾子形(こじがた)という突出部があり、...
あや‐いと【綾糸】
1 綾取り遊びに使う糸。 2 美しいいろどりの糸。 3 「綜糸(あぜいと)」に同じ。
あやいと‐おり【綾糸織】
「一楽織(いちらくおり)」に同じ。
あやう・い【危うい】
[形][文]あやふ・し[ク] 1 危険が迫っている。あぶない。「—・いところを助かった」 →危ない[用法] 2 気...
あやうく【危うく】
[副]《形容詞「あやうい」の連用形から》 1 やっとのことで。かろうじて。「—間にあった」 2 まかりまちがえば。...
あや‐うじ【漢氏】
古代、中国から渡来した氏族。東漢氏(やまとのあやうじ)と西漢氏(かわちのあやうじ)がある。姓(かばね)は直(あたえ...
あや‐おどし【綾威】
鎧(よろい)の威の一。綾を切って細く畳み、芯(しん)に麻を入れた緒でおどしたもの。
あや‐おどり【綾踊り】
綾織り竹を持って踊る民俗芸能。滋賀・静岡・千葉などの各地に分布。
あや‐おり【綾織(り)】
1 綾を織ること。また、その人。 2 「綾織物」に同じ。 3 「斜文(しゃもん)織り」に同じ。 4 曲芸の一。数本...
あやおり‐だけ【綾織(り)竹】
竹に色紙を螺旋(らせん)形に巻き、端に同色の房をつけたもの。踊りに、また、綾織りの曲芸に使う。綾竹。
あや‐おりもの【綾織物】
いろいろな模様を浮き出すように織った織物。あやおり。
あやかし
1 船が難破する時に海上に現れるという化け物。 2 不思議なこと。また、そのもの。妖怪(ようかい)。 3 コバンザ...
あやかり‐しょうひん【肖り商品】
有名人・キャラクター・名所や、話題となっている出来事に関連した商品。「定額給付金—」「坂本竜馬—」
あやかり‐しょうほう【肖り商法】
⇒便乗商法
あやかり‐もの【肖り者】
他の人があやかりたいと思うほどの幸せな人。また、同じ果報にめぐりあった幸せ者。
あやか・る【肖る】
[動ラ五(四)] 1 影響を受けて同様の状態になる。感化されてそれと同じようになる。ふつう、よい状態になりたい意に...
あや‐がさ【綾笠】
「綾藺笠(あやいがさ)」に同じ。
あや‐がわ【綾川】
香川県中央部を流れる川。県最長の川で、長さ38キロ。讃岐(さぬき)山脈最高峰の竜王山北麓に源を発して北流し、坂出(...
あやがわ‐ごろうじ【綾川五郎次】
[1703?〜1765]江戸中期の力士。初代横綱明石志賀之助と同様に伝説的な力士で、第2代横綱とされているが、確証...
あや‐ぎぬ【綾絹】
綾織りの絹。あやけん。
あやぎり【綾切】
雅楽の舞曲。高麗楽(こまがく)。高麗壱越調(いちこつちょう)。四人舞。本来は女舞で、のちに男舞となる。愛妓女(あい...
あや‐ぎれ【文切れ/紋切れ】
発音などがはっきりしていること。歯切れがよいこと。「言葉の—せぬことのみ多し」〈浮・一代女・一〉
あやぐ
沖縄県宮古諸島の歌謡の総称。狭義にはその民謡をさすが、広義には、はやり歌からわらべ歌まで、歌謡全般をさす。
あや‐こまい【綾子舞】
新潟県柏崎市女谷(おなだに)の下野・高原田両地区に伝わる民俗芸能。踊り・囃子(はやし)舞・狂言からなり、初期歌舞伎...
あや‐ゴロ【綾ゴロ】
綾織りのゴロフクレン。
あやし・い【怪しい】
[形][文]あや・し[シク]《感動詞「あや」の形容詞化》普通ではない事物、正体のはっきりしない事物に対する不可解な...
あやしいらいきゃくぼ【怪しい来客簿】
色川武大の短編連作集。戦中・戦後の混乱期を生きる人々を描く。昭和52年(1977)刊。
あやし‐ば・む【怪しばむ】
[動マ四]怪しそうに見える。うさんくさい感じがする。「この辺に—・うだる旅人のとどまったる所やある」〈平家・一二〉
あやし‐び【怪し火】
1 原因がわからない火事。不審火(ふしんび)。 2 化け物や怪物が発するという不思議な火。鬼火・人魂(ひとだま)の...
あやし・ぶ【怪しぶ】
[動バ四]「あやしむ」に同じ。「相人驚きて、あまたたび傾き—・ぶ」〈源・桐壺〉
あやし・む【怪しむ】
[動マ五(四)]《形容詞「あやし」の動詞化》変だと思う。疑わしく思う。いぶかる。「人に—・まれる」「成功するかどう...
あや‐じ【綾地】
綾織りの布地。
あや・す
[動サ五(四)]機嫌をとってなだめすかす。「赤ん坊を—・す」 [可能]あやせる
あや・す【零す】
[動サ四]血・汗などを滴らせる。流す。こぼす。「血を—・して婆羅門に飲ましめ」〈今昔・四・一七〉
あや‐すぎ【綾杉】
1 サワラの園芸品種ヒムロの別名。 2 エンコウスギの別名。 3 杉の薄板を網代(あじろ)のように編んだ垣。 4 ...
あや‐すじ【綾筋】
屋根瓦の獅子口(ししぐち)に付けた山形の筋。締筋。
アヤズ‐カラ
ウズベキスタン西部、カラカルパクスタン共和国にある都城遺跡。キジルクム砂漠の縁に位置する都城の一つで、6世紀から7...
あやせ【綾瀬】
神奈川県中部の市。米軍の厚木航空基地がある。人口8.3万(2010)。
あやせ【綾瀬】
東京都足立区の地名。綾瀬川の下流。江戸時代は鷹狩りの場。
あやせ‐がわ【綾瀬川】
埼玉県東部を南東に流れる川。草加(そうか)市付近から南流して東京都足立区に入り、葛飾区で中川に合流する。長さ約48...
あやせ‐し【綾瀬市】
⇒綾瀬
アヤ‐せだい【AYA世代】
《AYAはadolescents and young adults(思春期と若年成人)の略》がん患者のうち、15歳...
アヤソフィア
《「アギアソフィア」「ハギアソフィア」とも》 トルコ北西部の都市イスタンブールにある大聖堂。4世紀、東ローマ皇帝コ...
あや‐だけ【綾竹】
1 機織り機で、縦糸のもつれを防ぎ、順序を正しくするために、その間に入れる細い竹の棒。綜竹(あぜたけ)。 2 引き...
あや‐だすき【綾襷】
背中でX字形になるように結んだ、たすき。
あやっ‐こ【綾っ子】
生まれた子を初めて宮参りさせるとき、鍋墨(なべずみ)や紅で額に×印や「犬」の字などを書く風習。魔よけや子の成長を願...