い・ず【出づ】
[動ダ下二] 1 ある場所から外の方へ移る。そこから離れる。出発する。「住む館(たち)より—・でて船に乗るべき所へ...
いずくのかに【いづくの蟹】
光岡明の小説。昭和51年(1976)「文学界」誌に発表。第75回芥川賞候補作となる。
い‐づつ【井筒】
1 井戸の地上部分に設けた円筒状あるいは方形の囲み。 2 鉄筋コンクリート製の底もふたもない筒。建造物の基礎を作る...
いづつ【井筒】
謡曲。三番目物。世阿弥作。伊勢物語に取材したもので、紀有常の娘の霊が在原業平との思い出を語り、井筒を回りながら、水...
いづつ‐かずゆき【井筒和幸】
[1952〜 ]映画監督。奈良の生まれ。関西を舞台にした青春映画「岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIO...
いづつ‐きそ【井筒基礎】
建造物の基礎の一。井筒を地盤に据え、内部を掘って沈下させ、硬層などのある深さまで継ぎ足し、その中にコンクリートを充...
いづな【飯綱】
1 飯綱使いが用いるという小動物。→管狐(くだぎつね) 2 「飯綱使い」の略。
いづな‐つかい【飯綱使い】
1 古くから起こり、中世以後に流行した妖術。また、それを使う人。信州飯綱(いいづな)神社に起源をもつともいわれ、荼...
いづはら【厳原】
長崎県、対馬(つしま)市南部の地名。もと宗(そう)氏の城下町。港をもち、対馬の行政・交通の中心地。
いずも【出雲】
旧国名の一。現在の島根県東部にあたる。出雲神話の舞台。雲州。 島根県北東部の市。中心部の今市は山陰道の宿場町・市場...
いずもえんむすび‐くうこう【出雲縁結び空港】
出雲空港の愛称。
いずも‐おおやしろ【出雲大社】
⇒いずもたいしゃ(出雲大社)
いずもおおやしろ‐きょう【出雲大社教】
教派神道の一。明治15年(1882)、出雲神社の大宮司千家尊福(せんけたかとみ)が出雲大社敬神講(いずもたいしゃけ...
いずも‐かぐら【出雲神楽】
神楽の分類の一。出雲の佐太神社の神楽の様式が広まったもので、中国・九州地方を中心に全国に分布。ふつう採物(とりもの...
いずも‐くうこう【出雲空港】
島根県出雲市にある空港。地方管理空港の一。昭和41年(1966)開港。宍道湖の西端に位置する。愛称、出雲縁結び空港。
いずも‐ぐつわ【出雲轡】
くつわの一。鏡板(かがみいた)の部分を十字形に彫り透かしたもの。十文字轡。名は、平安末期、出雲守宗介の創案によるか...
いずも‐ごと【出雲琴】
⇒八雲琴(やくもごと)
いずもざき【出雲崎】
新潟県中部、三島郡の地名。もと北陸街道の宿駅で、佐渡への官船往来の港。日本最初の油井(ゆせい)が掘られた所。良寛(...
いずも‐し【出雲市】
⇒出雲
いずも‐しんわ【出雲神話】
出雲地方を舞台とする神話の総称。国引き・八岐大蛇(やまたのおろち)などの説話がある。
いずも‐たいしゃ【出雲大社】
島根県出雲市大社町杵築東にある神社。正称は「いずもおおやしろ」。旧官幣大社。主祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと...
いずも‐でら【出雲寺】
毘沙門堂(びしゃもんどう)の寺号。
いずも‐の‐おくに【出雲阿国】
阿国歌舞伎の創始者。出雲大社の巫女(みこ)の出身で、慶長(1596〜1615)ころ京に上り歌舞伎踊りを始めたという...
いずものおくに【出雲の阿国】
有吉佐和子の長編小説。昭和42年(1967)より「婦人公論」誌にて連載。昭和43年(1968)、第6回婦人公論読者...
いずも‐の‐かみ【出雲の神】
出雲大社の祭神、大国主命(おおくにぬしのみこと)。 《毎年陰暦10月、全国の神々が出雲に集まり、男女の縁を結ぶとい...
いずも‐の‐くに【出雲国】
⇒出雲
いずものくにふどき【出雲国風土記】
奈良時代の地誌。1巻。出雲臣広島編。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一つで、天平5年(733)成立。...
いずも‐ぶし【出雲節】
江戸末期、出雲国安来(やすぎ)で発生した民謡。海路、日本海沿岸および九州地方にまで伝わった。博多節・安来節などの源...
いずも‐へいや【出雲平野】
島根県北東部、宍道(しんじ)湖の西にある沖積平野。斐伊(ひい)川・神戸(かんど)川の下流を占める。簸川(ひのかわ)平野。
いずも‐やき【出雲焼】
出雲地方で生産される陶器。楽山(らくざん)焼・布志名(ふじな)焼など。
いづら【五浦】
茨城県北東部、北茨城市大津町にある海岸。海食崖をなす景勝地。明治39年(1906)に岡倉天心が日本美術院を移した所。
い‐づら・い【居辛い】
[形][文]いづら・し[ク]その場にいることが気詰まりで落ち着かない感じである。「若い人には—・い集まりだ」