うたがい【疑い】
うたがうこと。怪しいと思うこと。疑念。不審。「—がかかる」「贈賄の—で逮捕される」
うた‐がい【歌貝】
蛤(はまぐり)の貝殻の両片に、1首の和歌の上の句と下の句を分けて書き、歌ガルタのように取り合いする遊戯。のち、貝殻...
うたがい‐なく【疑い無く】
[連語](副詞的に用いて)まちがいなく。きっと。確実に。「—合格するだろう」
うたがい‐ぶか・い【疑い深い】
[形][文]うたがひぶか・し[ク]疑う気持ちが強い。簡単に信用しない。うたぐりぶかい。「—・い質(たち)」
うたが・う【疑う】
[動ワ五(ハ四)] 1 本当かどうか怪しいと思う。不審に思う。うたぐる。「—・う余地がない」「自分の目を—・う」 ...
うたがうらく‐は【疑うらくは】
[連語]《動詞「うたがう」の終止形+接尾語「らく」+係助詞「は」》疑ってみることには。恐らく。ひょっとして。「—君...
うた‐がき【歌垣】
1 古代、求愛のために、男女が春秋2季、山や市(いち)などに集まって歌い合ったり、踊ったりした行事。東国では嬥歌(...
うた‐かた【泡沫】
《「うたがた」とも》 1 水面に浮かぶ泡(あわ)。「—の如(ごと)く消える」 2 はかなく消えやすいもののたとえ。...
うたがた‐も
[副]《平安時代以後「うたかたも」とも》 1 必ず。きっと。「離れ磯(そ)に立てるむろの木—久しき時を過ぎにけるか...
うた‐がたり【歌語り】
和歌についての話。歌にまつわる物語。うたものがたり。「又すきずきしき—なども」〈源・賢木〉
うた‐がっせん【歌合戦】
二組に分かれ、歌のうまさを競い合うこと。→紅白歌合戦
うた‐がま・し【歌がまし】
[形シク]ひとかどの歌らしい。「さすがに—・しう、われはと思へるさまに最初(さいそ)によみ侍らむ」〈枕・九九〉
うた‐がら【歌柄】
和歌の品格や風格。
うた‐ガルタ【歌ガルタ】
小倉百人一首などの和歌を利用したカルタ。読み札には1首の全句を、取り札には下の句のみを記してあり、読み札に一致する...
うたがわ【歌川】
姓氏の一。 [補説]「歌川」姓の人物歌川国貞(うたがわくにさだ)歌川国芳(うたがわくによし)歌川豊国(うたがわとよ...
うたがわ‐くにさだ【歌川国貞】
[1786〜1865]江戸後期の浮世絵師。本名、角田庄蔵。号、一雄斎・五渡亭など。初世歌川豊国に学ぶ。初め草双紙の...
うたがわ‐くによし【歌川国芳】
[1798〜1861]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。通称、孫三郎。号、一勇斎など。初世歌川豊国に学び、特に勇壮な武...
うたがわし・い【疑わしい】
[形][文]うたがは・し[シク] 1 真実かどうか疑いたくなるようすである。信用できない。「—・い説」 2 はたし...
疑(うたが)わしきは罰(ばっ)せず
刑事訴訟で、犯罪事実がはっきりと証明されないときは、被告人の利益になるように決定すべきであるという原則。疑わしきは...
疑(うたが)わしきは被告人(ひこくにん)の利益(りえき)に
「疑わしきは罰せず」に同じ。
うたがわ‐とよくに【歌川豊国】
浮世絵師。 (初世)[1769〜1825]江戸の人。本姓、倉橋。通称、熊吉。号、一陽斎。歌川豊春の門下で、美人画や...
うたがわ‐とよはる【歌川豊春】
[1735〜1814]江戸中期の浮世絵師。歌川派の始祖。通称、但馬屋庄次郎。号、一竜斎など。豊後(ぶんご)の人で、...
うたがわ‐とよひろ【歌川豊広】
[1773〜1830]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。通称、岡島藤次郎。号、一柳斎。豊春の弟子。美人画、草双紙の仇討...
うたがわ‐は【歌川派】
江戸後期の浮世絵の一派。浮世絵に洋画の遠近法を取り入れた歌川豊春を祖とし、役者絵の国貞、武者絵の国芳、風景画の広重...
うたがわ‐ひろしげ【歌川広重】
[1797〜1858]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本姓、安藤。歌川豊広に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎...