うっ
[接頭]《接頭語「う(打)ち」の音変化》カ・サ・タ・ハ行の頭音をもつ動詞に付いて、その動作・作用を強める意を表す。...
うっ‐かい【鬱懐】
心配ごとなどで晴れ晴れとしない思い。「胸の裡(うち)の、寂しさとムシャクシャした—とを」〈菊池寛・俊寛〉
うっか‐と
[副]《「うかと」の促音添加》ぼんやりと。ぼうっと。「—なって、むさとわづらうて気を悪がるほどに」〈虎明狂・梟〉
うっかり
[副](スル) 1 ぼんやりして注意が行き届かないさま。「—(と)秘密をしゃべる」「—して大事な物を置き忘れた」 ...
うっかり‐しっこう【うっかり失効】
不注意によって有効期限日を過ぎてしまい、運転免許を失効すること。 [補説]失効して6か月以内であれば、所定の講習と...
うっかり‐とくやく【うっかり特約】
自動車保険における特約の一。保険契約の継続手続きを忘れていた場合でも、一定の条件を満たせば満期日から30日以内の事...
うっかり‐ミス
ぼんやりしていて、しくじること。通常は起こるはずのない失敗。「気を引き締めて—を防ぐ」
うっかり‐もの【うっかり者】
ぼんやりしている人。不注意な人。まぬけ者。 [補説]曲名別項。→うっかり者
うっかりもの【うっかり者】
《原題、(イタリア)Il distratto》ハイドンの交響曲第60番ハ長調の通称。1774年作曲。自身による同名...
うっ‐き【鬱気】
気のふさぐこと。心の晴れ晴れしないこと。気鬱。「—を払う」
うっ‐くつ【鬱屈】
[名](スル)気分が晴れ晴れしないこと。心がふさぐこと。「—した心情」
うっ‐けつ【鬱血】
[名](スル)静脈の血液の流れが悪くなって滞留する状態。静脈の一部が強く圧迫されたり、詰まったりして局所的に起こる...
うっ‐けつ【鬱結】
[名](スル) 1 ふさがり滞ること。「血液が—する」 2 気分が晴れ晴れしないこと。鬱屈。「時子の胸に—した疑団...
うっけつせい‐しんふぜん【鬱血性心不全】
心臓のポンプ機能が低下することにより、心臓に戻る静脈内に血液がたまることで起こる心不全。
うっ‐こ【鬱乎】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 草木の盛んに茂っているさま。「—たる森林」 2 物事が盛んなさま。「—たる勢力...
うっこん‐こう【鬱金香】
チューリップの別名。
うっ‐さん【鬱散】
ふさいだ気分を晴らすこと。うさ晴らし。気晴らし。
ウッジ
ポーランド中央部の都市。ワルシャワの南西約120キロメートルに位置する。同国最大の工業都市で、繊維工業により発展し...
ウッジャイン
インド中央部、マディヤプラデシュ州の都市。州都ボパールの西約165キロメートル、チャンバル川の支流シプラ川沿いに位...
うっすら【薄ら】
[副]《「うすら」の音変化》濃さ・明瞭度・厚さなどの程度がわずかであるさま。ほのかに。かすかに。うすく。「—(と)...
うっすり【薄り】
[副]「うっすら」に同じ。「彼は—眼を開けて、彼女を見た」〈徳永・太陽のない街〉
うっ・する【鬱する】
[動サ変][文]うっ・す[サ変]心がふさぎ、気持ちが晴れ晴れしない。心が沈む。「なんとなく気が—・する」
ウッセイ
⇒ウーサイ
うっ‐せき【鬱積】
[名](スル) 1 不平不満や怒りなどの感情が、はけ口のないままに心の中に積もっていること。「心中に—した憤懣(ふ...
うっ‐そう【鬱蒼/鬱葱】
[ト・タル][文][形動タリ]樹木が茂ってあたりが薄暗いさま。「—とした森林」
うっそり
[副]心を奪われてぼうっとしているさま。「凩(こがらし)の吹く世の中を忘れたように、—として歩いて行く」〈芥川・枯...
うった・う【訴ふ】
[動ハ下二]「うったえる」の文語形。
うったえ【訴え】
1 訴えること。「—を起こす」 2 裁判などを申し立てること。ある者が他の者または行政庁を相手として、民事訴訟・行...
うった・える【訴える】
[動ア下一][文]うった・ふ[ハ下二]《「うるた(訴)う」の音変化》 1 物事の善悪、正邪の判定を求めて裁判所など...
ウッタラカンド
インド北部にある州。2000年にウッタルプラデシュ州の北部、ヒマラヤ山脈部が分離して成立。州都はデヘラードゥーン。...
うったらそう【鬱多羅僧】
《(梵)uttarāsaṅgaの音写》三衣(さんえ)の一つの、七条の袈裟(けさ)。
ウッタル‐プラデシュ
《北の地の意味》インド北部にある州。ヒンドスタン平原の中核を占め、古くから同国の政治・経済・文化の中心地。バラナシ...
ウッチ
⇒ウッジ
ウッチェロ
[1397〜1475]フィレンツェの画家。ゴシック様式風の装飾性と、新しい画法だった遠近法を生かし、「サン‐ロマー...
うっち‐おっそう【尉遅乙僧】
中国唐代初期の画家。西域の于闐(うてん)国の人。西域風の人物・花鳥・仏画を得意とし、長安・洛陽の寺院に壁画を描いた...
うっちゃら‐か・す【打っ遣らかす】
[動サ五(四)]物事を打ち捨てたままにしておく。ほったらかす。「勉強を—・して遊んでいる」
うっちゃり【打っ遣り/打っ棄り】
1 相撲のきまり手の一。相手が寄ってくるのを土俵際でこらえ、からだをひねって相手を逆に土俵の外へ出す技。 2 土壇...
うっちゃ・る【打っ遣る/打っ棄る】
[動ラ五(四)]《「うちやる」の音変化》 1 投げ捨てる。「窓からごみを—・る」 2 そのままにしておく。ほうって...
ウッチュ
パキスタン東部、パンジャブ州の都市。バハーワルプルの西約75キロメートルに位置する。13世紀頃に中央アジアから多く...
うっ‐て【討っ手】
《「うちて」の音変化》賊軍・罪人などを討伐または逮捕する人。「—をさし向ける」
打(う)って一丸(いちがん)とな・る
すべての関係者が一つにまとまる。団結する。「再建めざして全員—・る」
うって‐かわ・る【打って変(わ)る】
[動ラ五(四)]前の状態・態度と全く変わる。がらりと変わる。「昨日とは—・って快晴になった」
うって‐がえ【打って替え】
1 交替すること。入れ替わり。また、情況ががらりと一変すること。「此度は—に、饑饉疫病等の流行するは」〈田口・日本...
うって‐がえし【打って返し】
「打って替え2」に同じ。
うって‐つけ【打って付け】
[名・形動]物事がぴったりと当てはまること。また、そのさま。あつらえ向き。「—な役柄」「この仕事は君に—だ」
うって・でる【打って出る】
[動ダ下一] 1 敵に対して攻撃に出る。「敵の正面に—・でる」 2 活動の場にみずから進んで出る。「知事選挙に—・でる」
うってん‐ばってん
《「うんでいばんり(雲泥万里)」の音変化》物事の違いのはなはだしいこと。「僕と彼とを同視するのは、月とすっぽん、—...
ウッディンビル
米国ワシントン州北西部の町。シアトルの北東約20キロメートルに位置する。同州有数のワイン産地として知られる。
ウッディー
[形動]木質であるさま。木の部分の多いさま。また、木に似せたさま。
うっ‐とう【鬱陶】
心がふさいで晴れないこと。「聊(いささ)か君の—を慰め、且つ共に心よく談笑しようと思って」〈露伴・露団々〉 「精神...