うら【心】
《「裏」と同語源で、表に見えないものの意から》 1 こころ。思い。内心。→心(うら)もなし 2 形容詞・動詞に付い...
うら【占/卜】
事物に現れる現象や兆候によって神意を問い、事の成り行きや吉凶を予知すること。うらない。うらえ。「武蔵野に占部(うら...
うら【末】
1 植物の葉や枝の先。こずえ。うれ。「小里なる花橘(はなたちばな)を引き攀(よ)ぢて折らむとすれど—若みこそ」〈万...
うら【浦】
《「裏」と同語源で、外海に対して内側の意》 1 海や湖が湾曲して陸地に入り込んだ所。入り江。 2 海辺。浜。
うら【裏】
1 ㋐二面ある物の、表面と反対側の面。裏面(りめん)。うしろ。「写真の—に撮影年月日を記す」「紙の表と—を間違える...
ウラ
ブータン中部、ブムタン地方のウラの谷の村。元は遊牧民の村だったが、ジャガイモ栽培の導入により、農業が盛んになった。...
うら
[代]《「おら」の音変化》一人称の人代名詞。おれ。われ。「—も握り飯食おう」〈中野重治・善作の頭〉
うら‐アカ【裏アカ】
「裏アカウント」の略。
うら‐アカウント【裏アカウント】
SNSなどで、同一人物がもつ複数アカウントのうち、本アカウントとは別に作成したアカウント。友人や知人などに知らせず...
うら‐あみ【裏編み】
棒針で編む基礎編みの一。メリヤス編みの裏のような編み目になる編み方。表編みの逆目となる。裏メリヤス編み。⇔表編み。...
うら‐あわせ【裏合(わ)せ】
裏どうしを向き合わせること。また、そうなっているもの。背中合わせ。⇔面(おも)合わせ。
うら‐いた【裏板】
1 物の裏側に張ってある板。 2 屋根裏に張りつけた板。
うら‐いん【裏印】
1 実印の他の一方の端に彫った小印。多く代印に用いる。 2 「裏判」に同じ。
うら・う【占ふ】
[動ハ下二]うらなう。「乃ち時日を—・へて降(あまくだ)ります」〈神代紀・上〉
うら‐うえ【裏表】
1 裏と表が入れ替わること。あべこべ。反対。「其言葉とは—に」〈花袋・生〉 2 裏と表。「墨のいと黒う、薄く、くだ...
うらうず‐がい【裏渦貝】
リュウテンサザエ科の巻き貝。殻高・殻径とも3センチくらい。殻は円錐形で、周辺から赤紫色の突起が出て歯車状に並ぶ。表...
うら‐うち【裏打ち】
[名](スル) 1 紙・布・革などの裏にさらに和紙や布などを張って厚く丈夫にすること。「—のしてある古文書」「作業...
うらうち‐がわ【浦内川】
沖縄県、西表(いりおもて)島中央部を流れる川。北東部にある同島最高峰古見(こみ)岳(標高469メートル)に源を発し...
うらうち‐ひたたれ【裏打ち直垂】
裏をつけた袷(あわせ)の直垂。もっぱら武士が常用した。
うら‐うつり【裏移り】
1 先に印刷した紙面に、次に刷った紙のインクがついて汚れること。裏汚れ。 2 (「裏写り」とも書く)印刷した紙の裏...
うら‐うめ【裏梅】
1 「梅3」に同じ。 2 紋所の名。梅の花の裏面を図案化したもの。
うら‐うら
[副] 1 日ざしが明るく穏やかなさま。「—とした春の一日」《季 春》 2 心ののどかなさま。「—とこそは御堂はお...
ウラウン‐さん【ウラウン山】
《Ulawun》パプアニューギニア、ニューギニア島東部の火山。標高2334メートル。18世紀以来、20回以上の噴火...
うら‐えり【裏襟/裏衿】
和服・洋服の襟の裏側につける別布。
うら‐おくみ【裏衽】
袷(あわせ)や綿入れなど、裏地付きの着物の裏のおくみ。うらおくび。
うら‐おもて【裏表】
1 物の表面と裏面。「紙の—」 2 表面に現れている事柄と、裏に隠されている事情。表面と内情。「業界の—に通じてい...
うら‐かいどう【裏街道】
1 公式の街道ではない道路。「日光街道の—」⇔表街道。 2 まっとうでない生き方、また、恵まれない生き方や生活のた...
うら‐カジノ【裏カジノ】
違法なカジノ(賭博施設)をいう。闇カジノ。違法カジノ。 [補説]日本では刑法で賭博行為を禁止しているため、カジノは...
ウラカス‐とう【ウラカス島】
《Urracas》太平洋西部、マリアナ諸島の島。サイパン島の北方約600キロメートル、同諸島北端に位置し、北マリア...
うら‐かぜ【浦風】
海辺を吹く風。浜風。
うら‐かた【占形/占方】
1 太占(ふとまに)や亀卜(きぼく)に現れた縦横の割れ目の形。占いの結果。「この—持って、泰親がもとへ行け」〈平家...
うら‐かた【裏方】
1 芝居で、舞台の裏側で働く人。大道具・小道具・衣装・音響・照明などの係、伝統芸能での囃子方(はやしかた)など。→...
うら‐かた【浦方】
中世・近世、漁村のこと。また、その住民。
うらかた‐ばんしょ【浦方番所】
江戸時代に、浦々の取り締まりのために設けられた番所。難破船の救助、海難船の処理、異国船の監視、密貿易の取り締まりな...
うらかみ【浦上】
長崎市北部の地名。キリシタンの里で、浦上天主堂がある。原爆の爆心地。
うらかみ‐くずれ【浦上崩れ】
江戸幕府が寛政2〜慶応3年(1790〜1867)にかけて4回にわたって長崎浦上の隠れキリシタンを弾圧した事件。
うらかみ‐てんしゅどう【浦上天主堂】
長崎市浦上にあるカトリックの大聖堂。大正3年(1914)にほぼ完成。大浦天主堂とともに二大天主堂といわれる。原爆に...
うらかみのたびびとたち【浦上の旅人たち】
今西祐行の小説。明治初期、流罪となった長崎県浦上のキリシタン達の苦悩を描く。昭和44年(1969)刊行。
うらかわ【浦河】
北海道中南部、浦河郡の地名。日高振興局所在地。日高馬や競走馬の飼育が盛ん。
うら‐がわ【裏革/裏皮】
《「うらかわ」とも》 1 皮の裏側を表にして使うこと。また、そのように使った皮革。 2 鞄(かばん)や袋物などの裏...
うらかわおき‐じしん【浦河沖地震】
昭和57年(1982)3月21日、北海道日高支庁(現、日高振興局)浦河郡沖を震源に発生したマグニチュード7.1の地...
うらかわ‐まち【浦河町】
⇒浦河
うらが【浦賀】
神奈川県横須賀市東部の地名。嘉永6年(1853)米国のペリー来航で知られる。
うら‐がえし【裏返し】
1 物の裏を返して表にすること。また、その状態。「シャツを—に着る」 2 反対の立場、逆の観点から見ること。また、...
うら‐がえ・す【裏返す】
[動サ五(四)] 1 表と裏とを逆にする。「畳を—・す」 2 物事を逆の立場から見る。「—・して言えば」
うら‐がえ・る【裏返る】
[動ラ五(四)] 1 裏が返って表になる。ひっくり返る。「葉が—・る」「声が—・る」 2 味方が敵となる。裏切る。...
うら‐がき【裏書(き)】
[名](スル) 1 文書・書画などの裏面に文字を書くこと。また、書いたもの。 ㋐巻物の裏に、注釈・補遺などを書くこ...
うらがき‐きんし【裏書禁止】
手形・小切手などの指図証券の、振出人または裏書人が、証券に裏書きを禁止する旨を記載すること。指図禁止。
うらがき‐じょうと【裏書譲渡】
指図証券上の権利を裏書きにより他人に譲渡すること。
うらがき‐にん【裏書人】
手形・小切手など、指図証券の裏書きをする人。