えん‐し【円匙】
小型のシャベル。 [補説]「えんぴ」は誤読。
えん‐し【偃師】
《中国、周代の細工師の名から》人形遣い。傀儡師(くぐつし)。
えん‐し【煙死】
火事で、有毒ガスを吸い込んだり、煙にまかれたりして死ぬこと。
えん‐し【遠視】
調節していない状態の目に入る平行光線が、網膜よりも後ろに像を結ぶ状態。若年者では水晶体の調節で補正できるが、年齢が...
えん‐し【鉛糸】
一端に鉛のおもりをつけた糸。測量などで、鉛直方向を知るために使用する。
えん‐し【艶姿】
女性のなまめかしい姿。あでやかな姿。艶容。
えんし‐が【遠視画】
「浮き絵」に同じ。
えん‐しがいこう【遠紫外光】
遠紫外線のこと。
えん‐しがいせん【遠紫外線】
波長10〜200ナノメートル程度の紫外線。大気中の酸素分子や窒素分子に吸収されるため、地表には到達しない。真空状態...
えんしがいせん‐レジスト【遠紫外線レジスト】
遠紫外線を光源とするフォトレジスト。KrF(クリプトン・弗素(ふっそ)、波長248ナノメートル)、ArF(アルゴン...
えん‐しつ【煙室】
ボイラーで、煙を集めて煙突へ導き出すために設ける部分。
えん‐しつ【燕室】
《「燕」はくつろぐ意》休息する部屋。休憩室。「某伯爵の—に題す」〈鉄幹・東西南北〉
えんしつ‐ほう【鉛室法】
硫酸の工業的製法の一。二酸化硫黄に触媒として酸化窒素をまぜ、鉛張りの室内で空気と水を作用させて作る。現在は用いられない。
えん‐シフト【円シフト】
商社などが輸入の決済資金調達を外貨から円貨に変えること。商社はこの円貨で外貨を買い、対外決済を行う。日本の金利が外...
えん‐しゃ【園舎】
幼稚園・保育園などの建物。
えん‐しゃ【遠写】
写真・映画などで、遠くから場面を写すこと。ロングショット。
えん‐じゃ【演者】
《「えんしゃ」とも》 1 テレビ・舞台などに出て、芸や劇を演じる人。出演者。 2 演説をする人。
えん‐しゃくざん【閻錫山】
[1883〜1960]中国の軍人・政治家。辛亥(しんがい)革命を機に、山西省の軍および政権を握った。対日戦中は蒋介...
えん‐しゃっかん【円借款】
開発途上国の経済援助のために、日本政府が政府間の合意に基づいて行う円建ての低金利融資。→政府開発援助
えん‐しゅ【園主】
庭園・幼稚園など園という名称がつく施設の所有者、または代表者。
えん‐しゅう【円周】
1 円を形づくる線。円のまわり。 2 円を描くようにして動くこと。「互ひに手を取り—して踊る」〈航米日録・三〉
えん‐しゅう【円宗】
天台宗の異称。円頓(えんどん)宗。
えん‐しゅう【怨讐】
うらんでかたきとすること。うらみのあるかたき。おんしゅう。
えん‐しゅう【遠州】
遠江(とおとうみ)国の異称。 ⇒小堀遠州(こぼりえんしゅう) 「遠州流」の略。
えん‐しゅう【演習】
[名](スル) 1 慣れるために繰り返し習うこと。練習。「—問題」 2 実戦や非常時を想定して行う訓練。「実弾—」...
えんしゅう‐あんどん【遠州行灯】
小堀遠州が考案したと伝えられる円筒形の行灯。丸行灯。
えんしゅう‐おりもの【遠州織物】
静岡県浜松市付近で産する織物の総称。縞(しま)・絣(かすり)・織り色木綿など。
えんしゅう‐かく【円周角】
円周上の一点から他の二点に引いた二つの弦のつくる角。
えんしゅう‐ぎょがんレンズ【円周魚眼レンズ】
⇒全周魚眼レンズ
えんしゅう‐しがらき【遠州信楽】
小堀遠州の好みで作られた信楽焼の茶道具。「花橘(はなたちばな)」茶碗が代表的。
えんしゅう‐じま【遠州縞】
浜松市付近で産する木綿の縞織物。
えんしゅう‐たかとり【遠州高取】
小堀遠州の好みで作られた高取焼の茶道具。「染川」「横岳」「秋の夜」などの茶入れが代表的。
えんしゅう‐だいさきゅう【遠州大砂丘】
静岡県南部、御前崎付近から天竜川河口西方にかけての砂丘群。遠州灘(えんしゅうなだ)の沿岸流で堆積した。長さ50キロ...
えんしゅう‐なだ【遠州灘】
静岡県の御前崎(おまえざき)から愛知県の伊良湖(いらご)岬に至る太平洋の海域。
えんしゅう‐なながま【遠州七窯】
江戸前期、小堀遠州の好みの茶器を焼いた七つの窯。遠江(とおとうみ)の志戸呂(しとろ)焼、近江(おうみ)の膳所(ぜぜ...
えんしゅう‐ピッチ【円周ピッチ】
⇒サーキュラーピッチ
えんしゅう‐りつ【円周率】
円周の、直径に対する比。記号はπ(パイ)で表し、値は3.14159…で、ふつう3.14として計算する。
えんしゅう‐りゅう【遠州流】
1 茶道の流派の一。小堀遠州を開祖とし、江戸初期に成立した。 2 生け花の流派の一。宝暦・明和(1751〜1772...
えんしゅう‐りん【演習林】
林学を専攻する学生の実地研究のための森林。
えん‐しゅつ【演出】
[名](スル) 1 演劇・映画・テレビなどで、台本をもとに、演技・装置・照明・音響などの表現に統一と調和を与える作...
えん‐しゅつ【燕出】
天子のお忍びの外出。微行。
えんしゅつ‐か【演出家】
「演出1」を専門の業とする人。演出者。
えん‐しょ【炎暑】
《古くは「えんじょ」とも》真夏の焼けつくような暑さ。酷暑。《季 夏》「うまや路の—にたかき槙(まき)一樹/蛇笏」
えん‐しょ【艶書】
《古くは「えんじょ」とも》恋心を書き送る手紙。恋文。懸想文(けそうぶみ)。艶状。「袂(たもと)の中へいつの間にか入...
えんしょ‐あわせ【艶書合(わ)せ】
歌合わせの一。左右の組に分かれ、恋文や恋歌を作り合って優劣を競う遊び。懸想文(けそうぶみ)合わせ。
えん‐しょう【延焼】
[名](スル)火事が火元から他に燃え広がること。「—を免れる」「風にあおられて山火事が—する」
えん‐しょう【炎症】
生体が微生物の侵入や物理的・化学的刺激などを受けて、発熱・発赤・はれ・痛みなどの症状を呈すること。
えん‐しょう【袁紹】
[?〜202]中国、後漢末の群雄の一人。汝南汝陽の人。霊帝の没後、宮廷の宦官(かんがん)勢力を一掃。献帝を擁した董...
えん‐しょう【煙硝/焔硝】
1 硝酸カリウムのこと。 2 火薬。
えん‐しょう【煙嶂/烟嶂】
霞(かすみ)や雲などのかかっている峰。「石を集めては—の色を仮(か)り」〈太平記・二四〉