おおせ【仰せ】
《動詞「おお(仰)す」の連用形から》 1 目上の人からの「言いつけ」「命令」の尊敬語。お言いつけ。ご命令。「—の通...
おおせ‐あわ・す【仰せ合はす】
[動サ下二]「言い合わせる」の尊敬語。ご相談になる。「上皇もこの大臣を深く御頼みありて、—・せらるる事懇(ねんごろ...
おおせ‐いだ・す【仰せ出だす】
[動サ四]「言い出す」の尊敬語。言葉にお出しになる。また、お命じになる。「この事いかんあるべきと—・されければ」〈...
おおせ‐か・く【仰せ掛く】
[動カ下二]上位の者が下位の者に言葉をかける。命令する。また、その意の尊敬語。「ゆるし給ふよし—・けて帰りぬれば」...
おおせ‐かた【負せ方】
貸し方。貸し主。債権者。「—は身分相応の損あり」〈都鄙問答・二〉
おおせ‐がき【仰せ書き】
貴人の言葉を書き記すこと。また、その文書。仰せ文。「人づての—にはあらぬなめりと、胸つぶれて、とく開けたれば、紙に...
おおせ‐き・ける【仰せ聞ける】
[動カ下一]《「聞ける」は「聞かせる」の意》「言い聞かせる」の尊敬語。言ってお聞かせになる。「御生国はいづくいづく...
おおせ‐ごと【仰せ言】
仰せられた言葉。お言葉。また、命令のお言葉。「雪は今日までありや、と—あれば」〈枕・八七〉
おお‐せたい【大世帯】
「大所帯(おおじょたい)1」に同じ。
おお‐せっか【大雪加】
スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。全長13センチくらい。背中は褐色で黒い縦縞(たてじま)があり、腹は白い。本州...
おお‐せっき【大節季】
《「おおぜっき」とも》年末。大みそか。《季 冬》「大坂の—、よろづ宝の市ぞかし」〈浮・胸算用・一〉
おおせ‐つか・る【仰せ付かる】
[動ラ五(四)]「言いつかる」の意の、命令する者を敬っていう語。お言いつけ、ご命令を受ける。「大役を—・る」
おおせ‐つかわ・す【仰せ遣はす】
[動サ四]上の者が下の者に命じる。お言いつけになるために、人をおやりになる。「京のけいしのもとに—・して」〈源・須磨〉
おおせ‐つ・ける【仰せ付ける】
[動カ下一][文]おほせつ・く[カ下二]「言いつける」の尊敬語。お命じになる。「何事なりと—・けください」
おおせ‐ら・れる【仰せられる】
[動ラ下一][文]おほせら・る[ラ下二]《動詞「仰(おお)す」に受身・尊敬の助動詞「られる」の付いた連語の一語化》...
おお・せる【果せる】
[動サ下一][文]おほ・す[サ下二]動詞の連用形に付いて、完全に…する意を表す。成し遂げる。すっかりし終える。「ま...
おお‐せんじ【大宣旨】
平安時代、太政官(だいじょうかん)から所属の官庁や寺社に下した公文書。大臣が発令し、弁官が奉ずる様式。⇔小宣旨(こ...