おおつ【大津】
滋賀県南西部の市。県庁所在地。琵琶湖の南西岸にあり、市域はL字状をなす。天智天皇の大津宮が置かれたという地。古くか...
おお‐つうじ【大通事/大通詞】
江戸時代、長崎に置かれた通訳官兼商務官である唐通事・オランダ通詞の長。
おおつ‐うま【大津馬】
大津の宿駅で荷物の運送に使われていた馬。「—の、雨の降りたる日、粟田口の大道を通りけるに」〈著聞集・二〇〉
おおつ‐え【大津絵】
1 江戸時代、大津の追分、三井寺の辺りで売られていた軽妙な筆致による民芸的な絵。 2 大津絵を題材にした舞踊。大津...
おおつえ‐ぶし【大津絵節】
俗曲。大津絵のこっけいな画題を詠み込んだものだが、替え唄が多い。幕末に流行。
おおつか【大塚】
姓氏の一。 [補説]「大塚」姓の人物大塚金之助(おおつかきんのすけ)大塚楠緒子(おおつかくすおこ)大塚久雄(おおつ...
おおつか‐きんのすけ【大塚金之助】
[1892〜1977]経済学者。東京の生まれ。「日本資本主義発達史講座」の経済思想史を執筆。第二次大戦後、一橋大学...
おおつか‐くすおこ【大塚楠緒子】
[1875〜1910]歌人・小説家。東京の生まれ。本名、久寿雄(くすお)。美学者大塚保治の妻。著作に与謝野晶子の「...
おおつかこくさい‐びじゅつかん【大塚国際美術館】
徳島県鳴門市の、鳴門公園内にある美術館。平成10年(1998)開館。延床面積は約3万平方メートル。西洋絵画を中心に...
おお‐つかさ【大学寮】
⇒だいがくりょう(大学寮)
おおつか‐ひさお【大塚久雄】
[1907〜1996]経済史学者。京都の生まれ。法大教授・東大教授・国際基督教大学教授。マックス=ウェーバーやマル...
おおつか‐やすじ【大塚保治】
[1869〜1931]美学者。群馬の生まれ。東大教授。日本における美学を確立。
おおつか‐やのすけ【大塚弥之助】
[1903〜1950]地質学者。東京の生まれ。東京帝大地震研究所員・同大教授。地形学・古生物学・堆積学などを幅広く...
おおつか‐ゆうぞう【大塚勇三】
[1921〜2018]児童文学者・翻訳家。満州の生まれ。リンドグレーンの作品やマーク=トウェーンの「トム=ソーヤー...
おおつき【大月】
山梨県東部の市。桂川が貫流し、日本三奇橋の一つ、猿橋がある。甲斐絹(かいき)の産地。人口2.8万(2010)。
おおつき【大槻】
姓氏の一。 [補説]「大槻」姓の人物大槻玄沢(おおつきげんたく)大槻如電(おおつきじょでん)大槻磐渓(おおつきばん...
おおつき‐げんたく【大槻玄沢】
[1757〜1827]江戸後期の蘭学者。陸奥(むつ)の人。名は茂質(しげかた)、字(あざな)は子煥(しかん)。杉田...
おおつき‐し【大月市】
⇒大月
おおつき‐じょでん【大槻如電】
[1845〜1931]漢学者。江戸の生まれ。磐渓の長男。文彦の兄。本名、清修。和漢洋の学に通じ、特に日本音楽に精通...
おおつき‐ばんけい【大槻磐渓】
[1801〜1878]幕末から明治初期の儒学者。江戸の人。玄沢の次男。仙台藩侍講。外国事情と西洋砲術を研究し、開港...
おおつき‐ふみひこ【大槻文彦】
[1847〜1928]国語学者。江戸の生まれ。号は復軒。磐渓の三男。辞典の編修、文法書の著述、国字問題への尽力など...
おおつ‐きゃはん【大津脚絆】
《大津で作られたところから》綿布製で下を狭くし、上下にひもをつけた脚絆。紺染めが普通。
おおつぐない‐かぐら【大償神楽】
⇒早池峰大償神楽
おお‐つごもり【大晦/大晦日】
おおみそか。《季 冬》→晦(つごもり) [補説]書名別項。→大つごもり
おおつごもり【大つごもり】
樋口一葉の小説。明治27年(1894)発表。大みそかを背景に、女中奉公をしている薄幸の娘お峰の哀感を描く。
おおつ‐し【大津市】
⇒大津
おおつ‐じけん【大津事件】
明治24年(1891)、訪日したロシア皇太子ニコライ(のちのニコライ2世)が、大津市で警備中の巡査津田三蔵に切りつ...
おお‐つち【大地】
だいち。土地が広大なことをいう語。「—は採り尽くすとも世の中の尽くし得ぬものは恋にしありけり」〈万・二四四二〉
おお‐つちぐも【大土蜘蛛】
クモ目オオツチグモ科に属する大形のクモの総称。南北アメリカ・アフリカ・東南アジア・オーストラリアに広く生息し、俗に...
おお‐つづみ【大鼓】
能・長唄などの囃子(はやし)に用いる打楽器の一。大型で、左ひざの上に横たえて右手で打つ。おおかわ。大胴。→小鼓(こ...
おおつづみ‐かた【大鼓方】
能楽の囃子方(はやしかた)の一。大鼓を受け持つ。葛野(かどの)・大倉・高安・石井・観世の各流派がある。
おお‐つづらふじ【大葛藤】
ツヅラフジの別名。
おおつなみ‐けいほう【大津波警報】
地震が発生した時に気象庁が発表する、津波に関する警報・注意報の一つ。予想される津波の高さが3メートルを超える場合に...
おおつ‐の‐おうじ【大津皇子】
[663〜686]天武天皇の第3皇子。文武にすぐれ太政大臣となった。草壁皇子とともに皇位継承の候補とされたが、天武...
おおつの‐ひつじ【大角羊】
ビッグホーンの別名。
おおつ‐の‐みや【大津宮】
天智・弘文天皇2代の都。天智天皇6年(667)に遷都。弘文天皇1年(672)に壬申(じんしん)の乱で荒廃。大津市に...
おお‐つぶ【大粒】
[名・形動]粒が大きいこと。大きな粒。また、そのさま。「—な真珠」「—の雨」⇔小粒。
おおつ‐ぶくろ【大津袋】
茶の湯で、中棗(ちゅうなつめ)を入れる紫縮緬(ちりめん)または茶縮緬の袋。千利休の工夫という。
おお‐つぼ【大壺】
1 大きな壺。 2 溲瓶(しびん)や、おまるのこと。「夜中、暁、—参らせなどし候ひし」〈宇治拾遺・五〉
おおつぼ‐りゅう【大坪流】
馬術の流派の一。室町初期、大坪慶秀が始めたもの。
おおつま‐じょしだいがく【大妻女子大学】
東京都千代田区に本部がある私立大学。大妻技芸学校、高等女学校、大妻女子専門学校を経て、昭和24年(1949)新制大...
おお‐つるぼ【大蔓穂】
キジカクシ科の多年草。葉は広線形で花茎の高さは20〜50センチ。5月頃、青紫色の円錐(えんすい)花序をつける。地中...