おき【沖/澳】
1 海または湖などで、岸から遠く離れた所。「—に出る」 2 広々とした田畑や野原の遠い所。
おき【息】
いき。「おきそ(息嘯)」など複合語の要素としてのみ用いられる。
おき【起き】
起きること。「けさの—にぞ袖ぬらしつる」〈千五百番歌合・一七〉 [補説]現代では通例、複合語の要素として用いられる...
おき【置き】
[名] 1 置くこと。やめること。→置きにする 2 「置き唄」の略。 3 「置き浄瑠璃」の略。 [接尾]時間・距離...
おき【燠/熾】
1 赤くおこった炭火。おきび。「かっかと赤くおこった火鉢の—のやまに」〈野上・迷路・四〉 2 まきなどが燃えて炭火...
おき【隠岐】
旧国名の一。現在の島根県隠岐諸島にあたる。隠州(いんしゅう)。
おき‐あい【沖合】
沖のほう。沖の辺り。
おきあいかいていしぜんかんきょう‐ほぜんちいき【沖合海底自然環境保全地域】
自然環境が優れた状態を維持しており、その保全が必要と認められる海域。自然環境保全法に基づいて指定される。→自然環境...
おきあい‐ぎょぎょう【沖合漁業】
沖合で行われる漁業。沿岸漁業と遠洋漁業の中間規模のもの。沖合底引き網漁業・サンマ棒受け網漁業など。近海漁業。
おきあがり‐こぼし【起(き)上(が)り小法師】
達磨(だるま)の形などに作った人形の底におもりをつけ、倒れてもすぐに起き上がるようにしたおもちゃ。不倒翁(ふとうお...
おき‐あが・る【起(き)上(が)る】
[動ラ五(四)]横になっていたものがからだを起こす。また、立ち上がる。「寝床から—・る」「—・って伸びをする」
おき‐あさり【沖浅蜊】
マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は三角形で厚く、殻長約5センチ、淡褐色の地に灰青色の斑紋がある。本...
おき‐あじ【沖鰺】
1 アジ科の海水魚。全長約40センチ。体は側扁し、ぜんごとよぶ硬いうろこが体側にある。南日本および太平洋とインド洋...
おき‐あま・る【置き余る】
[動ラ四]露・霜などが、置き所もないほどにたくさんおりる。「秋の野らは—・る露に埋(うづ)もれて」〈徒然・四四〉
おき‐あみ【置(き)網】
網を水中に張っておき、魚のかかるのを待つ漁法。また、その網。待ち網。
おき‐あみ【沖醤蝦】
甲殻綱オキアミ目の節足動物の総称。エビに似るが、えらが露出していることなどが異なる。体長1〜5センチ。ナンキョクオ...
おき‐あわせ【置(き)合(わ)せ】
取り合わせること。また、その対象。特に、茶道などで、道具を調和よく配置すること。
おき‐いけ【置(き)生け】
生け花で、下に置いた花器に花を挿す形式。畳床(たたみどこ)には薄板を敷き、板床にはじかに置く。
おき‐いし【置(き)石】
1 趣を添えるために庭園などに置かれる石。 2 囲碁で、弱いほうが前もって二子(にし)以上の石を置くこと。また、そ...
おき‐いち【置(き)位置】
置いておく場所。置く場所。置き場。「灯籠の—を決める」
おき‐うお【沖魚】
沖でとれる魚。
おき‐うた【置(き)唄】
長唄の舞踊曲で、踊り手が登場する前に歌われる、序奏的な部分。おき。
おきうと
⇒おきゅうと
おき‐うり【沖売り】
商船や漁船が問屋を通さずに沖合で商品や漁獲物を売買すること。
おき‐かえ【置(き)換え/置(き)替え】
1 おきかえること。置換(ちかん)。 2 《「おきがえ」とも》買い手が売り手に保証金を預けておき、必要に応じて品物...
おき‐か・える【置(き)換える/置(き)替える】
[動ア下一][文]おきか・ふ[ハ下二] 1 物をどかして他の物をそのあとに置く。「床の間の置物を生け花に—・える」...
おき‐かき【燠掻き/熾掻き】
1 燠をかき立てたり、かき寄せたりする道具。火かき。 2 燠を持ち運ぶ道具。十能(じゅうのう)。〈物類称呼〉
おき‐がかり【沖掛(か)り/沖繋り】
船が沖に停泊すること。
おき‐がけ【起(き)掛け】
起きだしたばかりのこと。起きぬけ。
おき‐がさ【置(き)傘】
不意の雨に備えて、勤め先などに置いておく傘。また、店などで客に貸し出す傘。
おき‐がた【置(き)形/置(き)型】
布や紙に型紙を置き、墨や絵の具をすりつけて模様を表したもの。また、その型紙。「細い矢羽根の—の浴衣」〈秋声・足迹〉
お‐ききおよび【御聞(き)及び】
「聞き及び」に同じ。「すでに—でしょうが」
おき‐くうこう【隠岐空港】
島根県隠岐郡隠岐の島町にある空港。地方管理空港の一。昭和43年(1968)開港。隠岐諸島中最大の島、島後の南部に位...
おきくさん【お菊さん】
《原題、(フランス)Madame Chrysanthème》ロチの小説。1887年刊行。海軍士官として長崎に滞在し...
おき‐くち【置(き)口】
《「おきぐち」とも》手箱・硯箱(すずりばこ)の縁や、女性の衣服の袖口や裾を金銀などで縁飾りすること。また、その縁。
おきく‐むし【阿菊虫/螠虫】
アゲハチョウ類のさなぎの俗称。繭を作らず、枝に尾の先をつけ、胸部は1本の糸で枝に懸かる。その姿が後ろ手に縛られたよ...
オキクルミ
《アイヌ語》アイヌの創世神話に登場する英雄神。アイヌの祖とされる。アイヌラックル。
おき‐ぐすり【置(き)薬】
使用分の代金をあとで支払ってもらう約束で、売薬行商人が家庭に置いていく薬。富山の薬売りが有名。配置薬。
おき‐ごたつ【置き炬燵/置き火燵】
自由に移動できるこたつ。底板のあるやぐらの中に、炭火をいける陶器を置いたもの。切りごたつ・掘りごたつに対していう。...
おき‐ことば【沖言葉/沖詞】
漁師や船乗りが海上で使うことを忌む言葉。転じて、その代わりとして使う言葉。「ながもの(蛇)」「こまもの(イワシ)」...
おき‐ご【置(き)碁】
囲碁で、弱いほうが碁盤の星の位置に、前もって二子(にし)以上の置き石をして打つ碁。→井目2
おき‐ごい【置き鯉】
近世、祝宴、特に婚礼の席の飾りとした雌雄の鯉。置き鳥と対をなす。
オキサイド
「酸化物」に同じ。
お‐きさき【御后/御妃】
「きさき」の尊敬語。
おき‐ざり【置(き)去り】
《「おきさり」とも》 1 その場に残したまま、行ってしまうこと。置き捨て。「子供を—にする」「絶海の孤島に—にされ...
おき‐さ・る【置(き)去る】
[動ラ五(四)]《「おきざる」とも》その場所に残したまま行ってしまう。その場に置いて立ち去る。「駅に子供を—・る」
オキサロ‐さくさん【オキサロ酢酸】
《oxaloacetic acid》生物の呼吸で重要なTCA(トリカルボン酸)回路の一員。ジカルボン酸の一。ピルビ...
おき‐さわら【沖鰆】
ウシサワラの別名。また、サワラをいうことがある。
オキザリス
カタバミ科オキザリス属の植物の総称。特に園芸種をさし、花の色は黄・紫・桃色などがある。葉と花は、夜間あるいは雨天や...
オキシアルデヒド
⇒ヒドロキシアルデヒド