おきな【翁】
1 年取った男。おじいさん。⇔嫗(おうな・おみな)。 2 老人の自称。「—の申さむことは聞き給ひてむや」〈竹取〉 ...
おきな【翁】
能で、別格に扱われる祝言曲。翁・千歳(せんざい)・三番叟(さんばそう)の三人の歌舞からなり、正月初会や祝賀能などの...
おきな‐あめ【翁飴】
水飴に寒天・香料などを加えて作った飴。新潟県高田地方の名産。
おきな‐あんどん【翁行灯】
江戸歌舞伎で、顔見世興行の初日などに舞台左右の大臣柱にかけた角形の行灯。
おきなえびす‐がい【翁戎貝/翁恵比須貝】
オキナエビスガイ科の巻き貝。深い海の岩礁底にすみ、貝殻は円錐形で、殻高・殻径とも8〜10センチ。殻口は深く切れ込み...
おき‐なお・る【起(き)直る】
[動ラ五(四)]横になっていた者が、からだを起こして、きちんと座る。「床の上に—・る」
おき‐なかし【沖仲仕】
船舶内で貨物の積み降ろし作業に従事する港湾労働者。船内荷役(にやく)作業員。
おきな‐がい【翁貝】
ソトオリガイ科の二枚貝。潮間帯付近の砂泥底にすむ。貝殻は楕円形で膨らみ、殻長約5センチ。殻は薄く、真珠光沢が強い白...
おきながたらしひめ‐の‐みこと【息長足媛命/息長帯比売命/気長足姫尊】
神功(じんぐう)皇后の名。
おきな‐き【翁忌】
《「翁」は松尾芭蕉をさす》松尾芭蕉の忌日、陰暦10月12日。芭蕉忌。桃青忌。時雨忌。おきなの日。《季 冬》
おきな‐ぐさ【翁草】
1 キンポウゲ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約30センチ。全体に長く白い毛が生え、葉は羽状複葉。春、暗...
おきなぐさ【翁草】
江戸中期の随筆。200巻。神沢貞幹著。初めの100巻は明和9年(1772)成立、のち100巻を加えたが天明8年(1...
おきな‐ごうし【翁格子】
格子縞の一。太い格子の中に、さらに多くの細かい格子を表したもの。
おきな‐さ・びる【翁さびる】
[動バ上一][文]おきなさ・ぶ[バ上二]老人らしくなる。また、老人らしく振る舞う。おきなぶ。「いや、—・びた事を言...
おきな‐じるこ【翁汁粉】
白餡(しろあん)に、求肥(ぎゅうひ)あるいは白玉・葛(くず)すいとんなどを入れた汁粉。
おきな‐じる【沖魚汁】
海でとった魚をすぐに用いて作った汁。沖汁。
おきな‐つき【翁付】
能で、最初に「翁」を演じる正式な番組立て。原則として、「翁」に続いて同じシテ・地謡(じうたい)・囃子方(はやしかた...
おきな・ぶ【翁ぶ】
[動バ上二]老人らしくなる。年寄りくさくなる。「何となく—・びたる心地して、世間の事もおぼつかなしや」〈源・常夏〉
おき‐なます【沖膾】
沖でとった魚を船中ですぐになますに作ったもの。また、それをまねた料理。《季 夏》「はらわたの塵を洗はん—/子規」
おきなもんどう【翁問答】
江戸前期の教訓書。2巻。中江藤樹著。寛永17年(1640)ころ成立。慶安3年(1650)刊。孝行を中心とする道徳哲...
おきな‐やき【翁焼(き)】
鯛(たい)の切り身を味醂(みりん)で溶いた白味噌に漬けておき、焼いてさらに白味噌を塗った料理。白髪の翁にあやかって...
おきな‐ゆり【翁百合】
シラタマユリの別名。
おき‐なり【沖鳴り】
津波などの前兆として、沖合から普段と違った音が聞こえてくること。
おきなわ【沖縄】
日本最南端の県。沖縄諸島・先島(さきしま)諸島、および尖閣・大東両諸島からなる。県庁所在地は那覇市。琉球王国があっ...
おきなわかいがん‐こくていこうえん【沖縄海岸国定公園】
沖縄県にある国定公園。沖縄本島中部の東シナ海に面した残波(ざんば)岬から名護(なご)にいたる海岸と、本部(もとぶ)...
おきなわかいはつ‐ちょう【沖縄開発庁】
沖縄の総合的開発事業の立案・実施、経済の振興を主な任務とした中央行政機関。沖縄の本土復帰に伴い、昭和47年(197...
おきなわ‐かいようはく【沖縄海洋博】
昭和50年(1975)7月20日から昭和51年(1976)1月18日までの間、沖縄で開催された国際博覧会(特別博)...
おきなわかがくぎじゅつ‐だいがくいんだいがく【沖縄科学技術大学院大学】
沖縄県国頭(くにがみ)郡恩納村(おんなそん)にある私立大学院大学。平成24年(2012)開学。
おきなわキリストきょうがくいん‐だいがく【沖縄キリスト教学院大学】
沖縄県中頭郡西原町にある私立大学。平成16年(2004)の開設。人文学部の単科大学。
おきなわ‐けん【沖縄県】
⇒沖縄
おきなわけん‐へいわきねんしりょうかん【沖縄県平和祈念資料館】
第二次大戦の沖縄戦に関する資料を展示している施設。糸満市の平和祈念公園敷地内にある。昭和50年(1975)県立資料...
おきなわけんりつ‐かんごだいがく【沖縄県立看護大学】
沖縄県那覇市にある公立大学。平成11年(1999)の開設。平成16年(2004)に大学院を設置した。
おきなわけんりつ‐げいじゅつだいがく【沖縄県立芸術大学】
沖縄県那覇市にある公立大学。昭和60年(1985)設置。
おきなわ‐こくさいかいようはくらんかい【沖縄国際海洋博覧会】
⇒沖縄海洋博
おきなわこくさい‐だいがく【沖縄国際大学】
沖縄県宜野湾市にある私立大学。昭和47年(1972)の開設。
おきなわ‐こどものくに【沖縄こどもの国】
沖縄県沖縄市にある、動物園を中心としたレジャー施設。毎年5月の連休期間に催し物が開かれる。
おきなわ‐し【沖縄市】
⇒沖縄
おきなわ‐しゃかいたいしゅうとう【沖縄社会大衆党】
沖縄県の地域政党。米軍施政下の昭和25年(1950)に結成。以降、日本社会党(現社会民主党)・民社党・日本共産党な...
おきなわ‐しょとう【沖縄諸島】
沖縄島を主島とする諸島。奄美(あまみ)群島と先島(さきしま)諸島の間にある。亜熱帯性気候で、サトウキビ・パイナップ...
おきなわしんこうかいはつ‐きんゆうこうこ【沖縄振興開発金融公庫】
沖縄における産業の開発を促進するため、長期資金の融資などを行う政府系金融機関。昭和47年(1972)設立。 [補説...
おきなわしんこう‐とくべつそちほう【沖縄振興特別措置法】
第二次大戦での苛烈な戦禍や米軍基地の集中といった沖縄の置かれた特殊な諸事情をふまえて沖縄振興計画を策定し事業を推進...
おきなわ‐じどうしゃどう【沖縄自動車道】
沖縄県名護市を起点にして那覇市に至る高速道路。昭和62年(1987)開通。全長57.3キロ。
おきなわ‐じま【沖縄島】
沖縄諸島中最大の島。北東から南西に細長い。面積1206.5平方キロメートル。中心は那覇市。第二次大戦の激戦地。沖縄...
おきなわ‐せん【沖縄戦】
第二次大戦末期、沖縄本島およびその周辺で行われた日米の激戦。昭和20年(1945)4月の米軍上陸から約3か月にわた...
おきなわせんごゼロねん【沖縄「戦後」ゼロ年】
目取真俊による評論。平成17年(2005)刊行。第二次大戦終結から60年を経た沖縄の現代の姿と歴史を描く。
おきなわせんせき‐こくていこうえん【沖縄戦跡国定公園】
沖縄本島南部、第二次大戦の沖縄戦終焉(しゅうえん)地一帯と約15キロメートルの海岸線を中心とする国定公園。ひめゆり...
おきな‐わたし【翁渡】
⇒式三番(しきさんば)2
おきなわ‐だいがく【沖縄大学】
沖縄県那覇(なは)市にある私立大学。沖縄で最初の私立大学で、昭和36年(1961)の開設。
おきなわ‐ちゅらうみすいぞくかん【沖縄美ら海水族館】
沖縄県国頭(くにがみ)郡本部(もとぶ)町の、海洋博公園内にある水族館。平成14年(2002)開館。水槽「黒潮の海」...
おきなわ‐とくそほう【沖縄特措法】
⇒駐留軍用地特別措置法