おこ【痴/烏滸/尾籠】
[名・形動]愚かなこと。ばかげていること。また、そのさま。「—の者」「退(すさ)れ卑きもの、魔道呼わり—なり」〈露...
お‐こう【御講】
1 寺院での読経、説経の集まり。 2 宮中などで行われた法華八講(ほっけはっこう)などの法会。 3 仏教各宗で、開...
お‐こう【汚行】
道徳に外れた不名誉な行い。
お‐こう【御香】
「香1」の美化語。
お‐こうこう【御香香】
「香香」の丁寧な言い方。漬物。香のもの。おこうこ。
おこう‐びより【御講日和】
報恩講の行われる11月の末ごろは好天気が続くこと。御講なぎ。《季 冬》
おこ‐え【痴絵/烏滸絵】
滑稽(こっけい)あるいは風刺を目的とした絵。戯画。
おこえ‐がかり【御声掛(か)り】
「声掛かり」に同じ。「社長の—で抜擢(ばってき)する」
おこ‐がまし・い【痴がましい/烏滸がましい】
[形][文]をこがま・し[シク] 1 身の程をわきまえない。差し出がましい。なまいきだ。「先輩をさしおいて—・いの...
おこ‐が・る【痴がる】
[動ラ四]ばからしいと思う。ばかにする。「この聞く男ども、—・りあざけりて」〈宇治拾遺・二〉
お‐こげ【御焦げ】
1炊いた釜(かま)の底に焦げついた飯。こげめし。 2⇒鍋巴(グオバ)
お‐こころ【御心】
相手を敬って、その気持ち・考え・思いやりなどをいう語。
お‐こころざし【御志】
相手の厚意を敬っていう語。「—はありがたいのですが、辞退いたします」
お‐こごと【御小言】
「小言2」の尊敬語・美化語。「—をいただく」
おこさこ【右近左近】
狂言「内沙汰(うちざた)」の、大蔵流での名称。
おこ‐さま【御子様】
1 相手を敬ってその子供をいう語。「—はおいくつですか」 2 子供。「—用品」
おこさま‐ランチ【御子様ランチ】
子供の好む食べ物が一皿に盛り付けられた定食。
おこ‐さん【御子さん】
相手を敬ってその子供をいう語。「お子様」のややくだけた言い方。
おこし【起(こ)し】
1 起こすこと。 2 田畑を耕すこと。 3 花札で、めくり札を開くこと。また、その札。
おこし【粔籹/興】
米・粟(あわ)などで作ったおこし種を水飴(みずあめ)と砂糖で固めた菓子。大豆・ピーナッツなどをまぜることもある。
お‐こし【御越し】
「行くこと」「来ること」の意の尊敬語。「—を願う」
お‐こし【御腰】
1 「腰」をいう尊敬語。 2 「腰巻き」の女性語。
おこし‐え【起(こ)し絵】
建物・樹木・人物などを切り抜いて枠の中に立てると、風景・舞台などが立体的に再現されるようになっている絵。茶室の絵図...
おこし‐がね【起(こ)し金】
鮑(あわび)などを岩からはがすために用いる鉄製の漁具。海女金(あまがね)。
おこし‐ごめ【粔籹米】
米に蜜(みつ)をまぜ合わせながら煎(い)った菓子。後世のおこしの原型。
おこし‐ずみ【熾し炭】
赤くおこした炭火。
おこし‐だね【粔籹種】
おこしの材料とする、米や粟を蒸し、乾かして煎ったもの。
おこし‐び【熾し火】
真っ赤におこった炭火。
おこじょ
イタチ科の哺乳類。体長18〜29センチ、尾長6〜12センチ。夏毛は背面が褐色、腹面は白色で、冬には尾端以外が白く変...
おこ・す【起(こ)す】
[動サ五(四)] 1 横になっているものを立たせる。「からだを—・す」「倒木を—・す」「転んだ子を—・す」 2 目...
おこ・す【熾す】
[動サ五(四)]《「起こす」と同語源》炭火などの勢いを盛んにする。また、炭などに火をつける。「火吹き竹で火を—・す...
おこ・す【興す】
[動サ五(四)]《「起こす」と同語源》 1 ひっそりしていたものを目立つ状態にする。衰えていたものを再び勢いづかせ...
おこ・す【遣す/致す】
[動サ下二] 1 よこす。届けてくる。「講師、もの、酒—・せたり」〈土佐〉 2 (動詞の連用形に付いて)その動作が...
おこぜ【鰧/虎魚】
オニオコゼの別名。また、ハオコゼ・ダルマオコゼなどを含めていうこともあり、一般に頭は凹凸が激しく、背びれのとげが強...
おこそ‐ずきん【御高祖頭巾】
《日蓮上人の像の頭巾に似るところから》縮緬(ちりめん)などの四角い布にひもをつけ、目だけを出して頭・顔を包む婦人の...
お‐こた
「炬燵(こたつ)」を丁寧にいう女性語。
おこたり【怠り】
1 なまけること。怠慢。「—なく励む」 2 怠慢から生じる過失。手落ち。「わが—にて流され給ふにしもあらず」〈大鏡...
おこたり‐ぶみ【怠り文】
謝罪の手紙。わび状。怠状(たいじょう)。「—を書きてたてまつりてん」〈今昔・二八・三六〉
おこた・る【怠る】
[動ラ五(四)] 1 すべきことをしないでおく。なまける。また、気をゆるめる。油断する。「学業を—・る」「注意を—...
お‐こつ【御骨】
「骨(こつ)1」の美化語。
おこつ・る【誘る】
[動ラ四]だまして人をさそう。また、機嫌をとる。「このふみの、けしきなく—・り取らむの心にて、あざむき申し給へば」...
お‐こづかい【御小遣(い)】
「こづかいせん(小遣い銭)」の美化語。特に、子供に与える金銭をいう。
おこづかい‐アプリ【御小遣(い)アプリ】
コンテンツ配信サービスなどでのダウンロード、アンケートの回答、ゲームへの参加などと引き換えに、何らかの特典や報酬が...
おこ‐づ・く
[動カ四] 1 ひくひく動かす。ぴくつかす。「鼻のわたり—・きて、語りなす」〈源・帚木〉 2 勢いづく。調子づく。...
おこ‐づ・く【痴付く/烏滸付く】
[動カ四] 1 愚かしく見える。「腰かがまりて—・きてなんありし」〈今昔・二八・二六〉 2 ばかにする。「男どもこ...
お‐こと【御事】
[名]「御事始め」または「御事納め」の略。 [代]二人称の人代名詞。あなた。親しみを込めていう語。主に中世・近世に...
おこと‐おさめ【御事納め】
1 江戸時代、陰暦2月8日に年神の棚を取り外したりして、正月の行事の終わりとしたこと。事納め。御事。⇔御事始め。 ...
おこと‐じる【御事汁】
御事始め・御事納めの日にこしらえた味噌汁。里芋・ごぼう・大根・小豆・人参・くわい・焼き栗・焼き豆腐などを入れたもの...
お‐ことづけ【御言付け/御託け】
「ことづけ1」の尊敬語。
おこと‐てん【乎古止点】
⇒をことてん