おの‐が【己が】
[連語]《代名詞「おの」+格助詞「が」》 1 (連体格として) ㋐《「おの」は反射指示》自分自身の。各自の。「—罪...
おの‐が‐きぬぎぬ【己が衣衣】
《掛け合っていた着物を、朝になって男女がそれぞれに着るところから》共寝の朝の別れ。「しののめのほがらほがらと明けゆ...
おの‐が‐じし【己がじし】
[副]《「己(おの)が為(し)為(し)」の意》各自がめいめいに。それぞれに。「彼等は—勝手な真似をするだろう」〈漱...
おの‐が‐ちりぢり【己が散り散り】
それぞれがちりぢりになるさま。てんでんばらばら。「秋のもみぢとひとびとは—わかれなば」〈古今・雑体〉
おのがつみ【己が罪】
菊池幽芳の長編小説。大阪毎日新聞で明治32年(1899)に前編、明治33年(1900)に後編をそれぞれ連載。婦人向...
おの‐がどう【小野鵞堂】
[1862〜1922]書家。静岡の生まれ。本名、鐗之助(かんのすけ)。和様の研究や書道の普及に努めた。特に、書の実...
おの‐が‐どち【己がどち】
自分たち仲間どうし。「—の心よりおこれる懸想にもあらず」〈源・若菜上〉
おの‐が‐よよ【己が世世】
夫婦または恋人が離別して、それぞれが別の生活をすること。「—になりにければ、疎くなりにけり」〈伊勢・二一〉
おのがわ‐きさぶろう【小野川喜三郎】
[1758〜1806]江戸後期の力士。第5代横綱。近江(おうみ)の人。谷風・雷電の好敵手として活躍し、相撲の黄金時...
おのがわ‐こ【小野川湖】
福島県中北部にある堰止(せきと)め湖。明治21年(1888)磐梯山(ばんだいさん)の爆発で小野川がせき止められてで...