おも・う【思う/想う/憶う/念う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ある物事について考えをもつ。考える。 ㋐判断する。信じる。「これでよいと—・う」「そうは—...
おもう‐こころ【思ふ心】
[連語] 1 愛する心。恋心。「家にして結ひてし紐を解き放(さ)けず—を誰か知らむも」〈万・三九五〇〉 2 このよ...
思(おも)う事(こと)言(い)わねば腹(はら)膨(ふく)る
心に思っていることを言わないでいると不満がたまり、腹が張ったようで不快である。
おもう‐さま【御父様】
《母屋(おもや)にいる人の意から》父を敬っていう語。宮中・宮家・公家、また、東西本願寺両家などの家庭で用いる。おも...
おもう‐さま【思う様】
[副]満足のゆくまで。思う存分。「—酒を飲む」 [名]心に思っていること。考え。「あやしう思ひやりなきやうなれど、...
おもう‐ぞんぶん【思う存分】
[副]満足がいくまで。思いきり。「—(に)遊びたい」「—の働き」
おもう‐つぼ【思う壺】
[連語]《「壺」は、ばくちでさいころを入れて振る道具》意図した状態。たくらんだとおり。「相手の—にはまる」
思(おも)うところ無(な)・し
思慮分別がない。「所せきさましたる人こそ、うたて—・く見ゆれ」〈徒然・二〉
おもう‐どち【思ふどち】
[連語]気の合った者どうし。親しい者どうし。「梅の花今盛りなり—かざしにしてな今盛りなり」〈万・八二〇〉
思(おも)う仲(なか)の小諍(こいさか)い
むつまじい二人は、かえって小さなけんかをよくするということ。思う余りの小諍い。思う仲のつづり諍い。
おもう‐に【思うに/惟うに】
[副]考えてみるに。推察すると。「—彼はああいう性格なのだ」
思(おも)うに任(まか)せ◦ない
望んだとおりに事が進まない。「意見が続出して議事進行が—◦ない」
思(おも)うに別(わか)れ思(おも)わぬに添(そ)う
好きな人とは結婚できないで、そうでない人と一緒になる。男女の縁は思いどおりにならないということ。
思(おも)う念力(ねんりき)岩(いわ)をも通(とお)す
どんなことでも一心に行えばできないことはない。
おもう‐ひと【思う人】
[連語] 1 いとしい人。恋人。おもいびと。 2 気の合った人。親しい友。「鶉(うづら)鳴く古りにし郷(さと)の秋...
おもう‐まま【思う儘】
[副]心に思うとおりに。思うさま。「ピアノを—(に)操る」
おもう‐よう【思ふ様】
[名]「おもうさま(思う様)」に同じ。「この人をかうまで思ひやり言とふは、なほ—の侍るぞ」〈源・澪標〉 [形動ナリ...