かいよう
日本の海洋研究開発機構が所有する海洋調査船。昭和60年(1985)、飽和潜水実験ニューシートピア計画の作業船として...
かい‐よう【海洋】
1 広くて大きい海。大洋。 2 大洋と、その付属海。「—観測船」
かい‐よう【海容】
[名](スル)海のように広い寛容な心で、相手の過ちや無礼などを許すこと。主に手紙文で用いる。「失礼の段、ご—ください」
かい‐よう【解傭】
[名](スル)雇い主が使用人に暇を出すこと。解雇。「あのカッフェを—される事になった」〈芥川・葱〉
かい‐よう【潰瘍】
皮膚・粘膜などの表層がただれて崩れ落ち、欠損を生じた状態。
かい‐よう【懐孕】
子をはらむこと。懐妊。懐胎。「甚平妻—の由」〈鴎外・霞亭生涯の末一年〉
かいよう‐エネルギー【海洋エネルギー】
波・潮流・海流や表層水と深層水の温度差など、海洋のもつ力学的エネルギーや熱エネルギーの総称。
かいようエネルギーしげんりようすいしん‐きこう【海洋エネルギー資源利用推進機構】
海洋エネルギーの実用化を目的として平成20年(2008)に設立された一般社団法人。波力発電や潮力発電など実証研究・...
かいようおせん‐ぼうしほう【海洋汚染防止法】
《「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」の略称》船舶の油・廃棄物の排出などによる海水汚染や海上災害を防止する...
かいよう‐おんどさはつでん【海洋温度差発電】
海水の、暖かい表層水と冷たい深層水の温度差を利用した発電。OTEC(ocean thermal energy co...
かいよう‐かんそく【海洋観測】
海洋における諸現象や状態についての情報を得るための観測。
かいようかんり‐きょうぎかい【海洋管理協議会】
⇒エム‐エス‐シー(MSC)
かいよう‐がく【海洋学】
海洋の自然現象などを研究する学問。海洋物理学・海洋化学・海洋生物学・海洋地質学など。海洋科学。
かいよう‐きしょうだい【海洋気象台】
気象庁にあった地方機関。函館・神戸・舞鶴・長崎に設置され、海上気象・海流・潮汐(ちょうせき)・水温などの観測、気象...
かいよう‐きだん【海洋気団】
海洋上で発生する気団。多湿なのが特徴で、オホーツク海気団のような海洋性寒帯気団、小笠原気団のような海洋性熱帯気団な...
かいよう‐きほんけいかく【海洋基本計画】
海洋に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために政府が策定する計画。海洋基本法の規定に基づいておおむね5年ごとに...
かいよう‐きほんほう【海洋基本法】
海洋の開発・利用等に関する基本的な理念や施策等を定めた法律。政府に海洋基本計画の策定を義務付けるなど、国・国民・事...
かいよう‐けんえき【海洋権益】
自国の領海や排他的経済水域などにおける権利・利益。安全保障・漁業・資源開発・環境保護などに関する主権あるいは主権的...
かいようけんきゅうかいはつ‐きこう【海洋研究開発機構】
文部科学省所管の国立研究開発法人。平成16年(2004)に海洋科学技術センターから独立行政法人に移行し、現在の名称...
かいよう‐こく【海洋国】
⇒海洋国家
かいよう‐こっか【海洋国家】
国土の全部または大部分が海に囲まれている国。海とのかかわりあいが大きい国。日本・イタリア・ノルウェー・英国など。海洋国。
かいよう‐さいきん【海洋細菌】
海中に生息する細菌。魚やプランクトンの死骸など有機物を炭素・窒素・燐などに分解する。また、自身が原生動物などの餌となる。
かいよう‐さんせいか【海洋酸性化】
大気中の二酸化炭素が海に吸収されることによって、弱アルカリ性の海水が酸性化して中性に近づくこと。海の酸性化。
かいよう‐しげん【海洋資源】
海洋に存在し、人類が利用できる資源・エネルギー源の総称。海底や海底地盤中にある鉱物、海水に溶存する塩・マグネシウム...
かいよう‐しんそうすい【海洋深層水】
太陽光の届かない水深200メートル以上の深海に分布する水。地球上にある水の約90パーセントが深層水だといわれる。成...
かいよう‐じゆう【海洋自由】
海洋全般にわたって、いずれの国の船舶も自由に航行できるとする説。17世紀初頭オランダのグロティウスが主張。領海を除...
かいようせい‐きこう【海洋性気候】
島や沿岸など、海洋の影響を強く受ける地方にみられる気候型。気温の年変化・日変化が小さく、一年じゅう温暖で湿度が高く...
かいようせい‐だいちょうえん【潰瘍性大腸炎】
大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる難病。直腸から結腸にかけて連続的に病変が広がり、下痢や腹痛が頻繁に起こる。炎症性腸...
かいよう‐せいぶつ【海洋生物】
海に生息する生物の総称。植物は藻類が多く、高等植物はみられないが、動物では有孔虫などの原生動物からクジラなどの脊椎...
かいようせいぶつかんきょう‐けんきゅうしょ【海洋生物環境研究所】
沿岸海域等における環境・生物・生態系に関する学術調査研究を行う機関。発電所の温排水が漁場環境に与える影響の科学的解...
かいようせいぶつしげんほぞんかんり‐ほう【海洋生物資源保存管理法】
⇒TAC法
かいようせいぶつ‐の‐センサス【海洋生物のセンサス】
海洋生物の多様性・分布・個体数などを調査・解析する国際研究ネットワーク。2000年から2010年にかけて、80か国...
かいようせいぶつ‐レッドリスト【海洋生物レッドリスト】
絶滅のおそれがある海洋生物の種のリスト。環境省と水産庁が、日本に生息・生育する魚類・サンゴ類・甲殻類・軟体動物(頭...
かいよう‐だいじゅんかん【海洋大循環】
地球規模で循環する海流。海洋の表層で風によって生じる風成循環と、水温や塩分濃度の差によって生じる熱塩循環によって引...
かいよう‐ちかく【海洋地殻】
海洋底を構成する地殻。主に玄武岩からなる。厚さ約6キロメートル。海嶺で生成。大陸地殻に比べて密度が高い。
かいようちきゅうかんそくたんさ‐システム【海洋地球観測探査システム】
地球観測・災害監視・資源調査などの観測・探査活動の基盤となるシステム。第3期科学技術基本計画に盛り込まれた国家基幹...
かいよう‐てい【海洋底】
海の底。大陸棚・大陸斜面・深海底・中央海嶺・海溝・海山などに区分される。
かいようてい‐かくだいせつ【海洋底拡大説】
マントル対流によって中央海嶺の中軸で高温物質が湧き出し、新しい海底となって海嶺の両側に広がっていき、古い海底は海溝...
かいようていさんそ‐じへん【海洋低酸素事変】
⇒海洋無酸素事変
かいよう‐とう【海洋島】
⇒洋島
かいよう‐とうき【海洋投棄】
廃棄物を、海洋に投棄し処分すること。 [補説]1972年、海洋環境の保全のため、ロンドン条約が採択され、水銀・カド...
かいようとうき‐きせいじょうやく【海洋投棄規制条約】
⇒ロンドン条約
かいよう‐ねっぱ【海洋熱波】
海水温の極端な高温状態が、数日から数年にわたって継続する現象。過去の統計で10パーセント以下しか起こらない高温が5...
かいよう‐はく【海洋博】
⇒沖縄海洋博
かいようはく‐こうえん【海洋博公園】
沖縄県国頭(くにがみ)郡本部(もとぶ)町にある公園。昭和50年(1975)に開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して...
かいよう‐びょう【潰瘍病】
細菌の寄生により柑橘(かんきつ)類やトマトなどの葉・茎・果実にかさぶた状の突起やくぼみを形成する病害。
かいよう‐ぶつりがく【海洋物理学】
海水の物性および物理現象を研究する海洋学の一分野。潮流・波浪・水塊など扱う内容は広い。
かいよう‐プラスチック【海洋プラスチック】
適切に処理されず、海洋に流出したプラスチックごみ。微生物の働きで分解されず、長期にわたって海洋を漂う。また、断片化...
かいよう‐プラットホーム【海洋プラットホーム】
海洋開発などの作業を行う土台となる構造物。海底油田や天然ガス田の採取、海底ケーブルの敷設などに利用する。海底に打ち...
かいよう‐プレート【海洋プレート】
地球表面を覆うプレートのうち、海洋底からなるもの。平均密度が高く強固なため、海溝において大陸プレートの下に沈み込む...