か‐こ【水夫/水手】
《「か」は梶(かじ)、「こ」は人の意》舟をこぐ人。また、船乗り。船頭。「月読(つくよみ)の光を清み夕なぎに—の声呼...
か‐こ【鹿子】
《「かご」とも》シカ。また、シカの子。「名児(なご)の海を朝漕ぎ来れば海中(わたなか)に—そ鳴くなるあはれその—」...
か‐こ【鉸具】
1 革帯などの留め金具。革緒の端を通す鉸具頭(かこがしら)という鐶(かん)と、革緒の穴に通す刺鉄(さすが)とからな...
か‐こ【過去】
1 現在より以前の時。過ぎ去った時。昔。「—を振り返る」 2 好ましくない経歴・前歴。「—を清算する」 3 仏語。...
か‐こ【課戸】
律令制で、課口(かこう)がいる戸。
かこい【囲い】
1 周囲を取り巻くこと。「苗木にわらで—をする」 2 周囲を取り巻くもの。特に、塀や垣根など。「畑に—をする」 3...
かこい‐おんな【囲い女】
「囲い者」に同じ。
かこい‐こみ【囲い込み】
1 外へ出ないよう囲いの中に入れること。中に取り込むこと。「羊の—」 2 他者に取られないよう確保すること。「人材...
かこい‐こ・む【囲い込む】
[動マ五(四)] 1 囲いを作って中へ入れる。取り込む。「柵を作って羊を—・む」 2 手元に集めた資金・資材・人員...
かこい‐ごめ【囲い米】
「かこいまい」に同じ。
かこい‐じょろう【囲ひ女郎】
「囲い8」に同じ。
かこい‐の‐ま【囲いの間】
茶室。また、離れ座敷。
かこい‐まい【囲い米】
江戸時代、幕府・諸藩・郷村で備荒貯蓄・米価調節・軍事用などに米を蓄えたこと。また、その米。囲い籾(もみ)。かこいごめ。
かこい‐もの【囲い物】
貯蔵しておく野菜・果物。
かこい‐もの【囲い者】
こっそり別宅などに住まわせておく情婦。妾(めかけ)。かこいおんな。かこいめ。
かこい‐もみ【囲い籾】
「囲い米(まい)」に同じ。
かこい‐や【囲い屋】
ホームレスなどの生活困窮者に住居や食事を提供する代わりに生活保護を申請させ、支給された生活保護費の大半を収奪する悪...
かこい‐やま【囲い山】
江戸時代、緊急の要に備えるため、有用な樹木の伐採を禁止してある山林。囲い林。
かこい‐わな【囲い罠】
捕獲対象とする動物を柵や金網で囲われた場所に誘導して閉じ込める罠。主にシカ・イノシシなどの大型哺乳類の大量捕獲に用...
かこいんがきょう【過去因果経】
「過去現在因果経」の略。
か‐こう【下降】
[名](スル)下へ向かって移動、または、変化すること。「飛行機が—する」「支持率が—する」⇔上昇。
か‐こう【火口】
1 火山の、噴出物が放出される開口部。噴火口。 2 ボイラーの火のたき口。
か‐こう【火工】
火薬や爆薬を詰めること。また、その作業をする人。
か‐こう【火光】
炎が出す光。また、灯火の光。「—は湿を帯びて焔青く」〈織田訳・花柳春話〉
か‐こう【加工】
[名](スル) 1 原料や素材に手を加えて新しい物を作ること。細工をすること。「—を施す」「魚を—して練り製品を作...
か‐こう【加功】
[名](スル)助力すること。法律では、犯罪に加担することをいう。「ハルマ釈辞の書は、彼が—して、其の業を助成せりと...
か‐こう【仮構】
[名](スル)実際にはないことを存在するものとして仮に作り設けること。想像によってつくり出すこと。また、そのもの。...
か‐こう【花香】
1 花の香り。 2 仏前、霊前にそなえる花と香。「仏に—奉り」〈盛衰記・二〉
か‐こう【花候】
花の咲くころ。はなどき。
か‐こう【花梗】
⇒花柄(かへい)
か‐こう【佳肴/嘉肴】
うまい酒のさかな。おいしい料理。「珍味—」
か‐こう【河口】
河川が海や湖に注ぎ入る所。かわぐち。
か‐こう【河港】
河口または河岸に造られた港。
か‐こう【架構】
材を組み立ててつくった構造物。
か‐こう【華甲】
《「華」の字を分解すると六つの「十」と「一」とになり、「甲」は甲子(きのえね)で十干と十二支のそれぞれの最初を指す...
か‐こう【歌行】
楽府(がふ)の一体。同じ題が南北朝以前の楽府になく、古体詩で七言の長編が多い。
か‐こう【歌稿】
歌の草稿。歌の下書き。詠草。
か‐こう【課口】
律令制で、調(ちょう)・庸(よう)・雑徭(ぞうよう)を負担する者。17歳以上の男子で、正丁(せいてい)・老丁・中男...
か‐こう【火孔】
火山の火口内、または周辺部に新たに形成された小さい噴出口。
か‐こう【稼行】
[名](スル)地下資源を掘り取ること。採掘。「現に—されている炭鉱」
か‐こう【下後】
下部の後方。
かこ・う【囲う】
[動ワ五(ハ四)] 1 外部からそこなわれないように、まわりを取り巻く。中に取り込めて、外との境を作る。「敷地を塀...
嘉肴(かこう)ありと雖(いえど)も食(く)らわずんばその旨(うま)きを知(し)らず
《「礼記」学記から》 1 聖人の教えも、学ばなければ、そのよさがわからない。 2 大人物も、用いてみなければ、その...
かこう‐かい【華興会】
中国清末の1904年、黄興(こうこう)・宋教仁(そうきょうじん)らによって湖南地方で結成された革命団体。1905年...
かこう‐がん【花崗岩】
深成岩の一。粗粒で、粒のそろった岩石。主に石英・カリ長石・斜長石・黒雲母(くろうんも)からなり、角閃石(かくせんせ...
かこう‐きゅう【火口丘】
「中央火口丘」の略。
かこう‐きりゅう【下降気流】
下向きの大気の流れ。これが生じている所は雲がなく、天気がよい。
かこう‐けっちょう【下行結腸】
大腸の主要部分である結腸の一部。横行結腸に続き、腹部の左側を下へ向かい、S状結腸へつながる部分。
かこう‐げん【火口原】
複式火山の、中央火口丘と外輪山との間の平地。箱根仙石原(せんごくはら)など。
かこうげん‐こ【火口原湖】
火口原に水がたまってできた湖。箱根山の芦(あし)ノ湖、榛名(はるな)山の榛名湖など。