かれ【涸れ】
水がかれること。「井戸—」
かれ【嗄れ】
声がかれること。「声の—がひどい」
カレ
木星の第37衛星。2001年に発見。名の由来はギリシャ神話のゼウスの娘。非球形で平均直径は約2キロ。
かれ【彼】
[代] 1 男性をさす三人称の人代名詞。あの男。西欧語の三人称男性代名詞の訳語。「—は君の弟かい」⇔彼女。 2 三...
かれ【故】
[接]《代名詞「か」に動詞「あり」の已然形「あれ」の付いた「かあれ」の音変化。「かあれば」の意から》 1 前述の事...
かれい【餉】
「かれいい」の音変化。「常知らぬ道の長手をくれくれといかにか行かむ—はなしに」〈万・八八八〉
かれい【鰈】
カレイ目カレイ科の海水魚の総称。体は楕円形で、側扁が著しい。頭部が右にねじれ、両眼が体の右側にあり、背びれとしりび...
か‐れい【加齢】
[名](スル)誕生日または新年を迎えて、年齢が増加すること。加年。
か‐れい【佳例/嘉例】
めでたい先例。吉例(きちれい)。
か‐れい【佳麗】
[名・形動] 1 整っていて美しいこと。また、そのさま。「五街の楼館互に—を競う」〈服部誠一・東京新繁昌記〉 2 ...
か‐れい【家令】
1 皇族や華族の家の事務・会計を管理し、使用人の監督に当たった人。 2 律令制で、一品(いっぽん)以下四品(しほん...
か‐れい【家例】
1 その家に代々伝わる特別なしきたり・慣習。「—として…家族が揃って遊びに出る日の出来事」〈漱石・彼岸過迄〉 2 ...
か‐れい【華麗】
[名・形動]はなやかで美しいこと。はでやかなこと。また、そのさま。「—な舞踏会」 [派生]かれいさ[名]
か‐れい【過冷】
1 過度に冷やすこと。 2 「過冷却」に同じ。
か‐れい【遐齢】
長生きをすること。長寿。「猿楽は是—延年の方なればとて」〈太平記・二三〉
かれ‐いい【餉/乾飯】
炊いた米を乾燥させたもの。旅行などに携帯した。ほしいい。かれい。「木の蔭に下りゐて、—食ひけり」〈伊勢・九〉
かれいおうはん‐へんせいしょう【加齢黄斑変性症】
加齢に伴って網膜の黄斑が変性し、視野の中心部が見えにくくなる疾患。ものが歪んで見えたり、暗く見えたりする。視力が急...
かれい‐がく【加齢学】
⇒ジェロントロジー
か‐れいきゃく【過冷却】
液体や蒸気を融点または沸点以下に冷やしても、固化や液化が起こらない状態。過冷。
かれい‐げんしょう【加齢現象】
⇒エージング現象
かれい‐しゅう【加齢臭】
中高年に特有の体臭。男女差はなく、加齢とともに増加する。皮脂中に脂肪酸が増え、ノネナールができることが原因。俗に、...
かれいせいきんにくげんじゃく‐しょう【加齢性筋肉減弱症】
⇒サルコペニア
かれいせい‐なんちょう【加齢性難聴】
⇒老人性難聴
かれいだんせい‐せいせんきのうていか‐しょうこうぐん【加齢男性性腺機能低下症候群】
⇒LOH症候群
かれ‐いど【涸れ井戸】
かれて水が出なくなった井戸。
カレイドスコープ
⇒カレードスコープ
かれいなるいちぞく【華麗なる一族】
山崎豊子の小説。昭和45〜46年(1970〜1971)発表。関西の財界に君臨する銀行頭取一族の策謀と親子の確執を描...
かれいなるしゅうぶん【華麗なる醜聞】
佐野洋の長編小説。昭和39年(1964)刊。ルポルタージュの体裁で描かれている。昭和40年(1965)、第18回日...
かれいなるだいえんぶきょく【華麗なる大円舞曲】
《原題、(フランス)Grande Valse brillante》ショパンのピアノ曲。変ホ長調。1833年作曲。ウ...
かれ‐いろ【枯れ色】
1 草木の枯れた色。また、枯れしぼんだようす。 2 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は青。一説に、表は白、裏は薄...
かれ‐えだ【枯れ枝】
枯れた木の枝。また、葉の枯れ落ちた木の枝。《季 冬》
かれ‐お・ちる【枯れ落ちる】
[動タ上一][文]かれお・つ[タ上二]草木の花や葉が枯れて落ちる。「木の葉が—・ちる」
かれ‐おばな【枯れ尾花】
枯れたすすきの穂。枯れすすき。《季 冬》「狐火(きつねび)の燃えつくばかり—/蕪村」
かれおばな【枯尾華】
江戸中期の俳諧集。2冊。宝井其角(たからいきかく)編。元禄7年(1694)刊。「芭蕉翁終焉記」ほか門人による追善の...
かれ‐がし【彼某】
[代]三人称の人代名詞。名を知らぬ人、また、知っていても名を言わないでいう場合に用いる。多く、「それがし」と並べて...
かれ‐がた【離れ方】
親しかった者、特に男女の気持ちが、疎遠になりがちなこと。「相知れりける人の漸(やうや)く—になりける間に」〈古今・...
かれ‐がれ【枯れ枯れ】
[形動][文][ナリ]草木が今にも枯れそうなさま。「激しい霜のために—になった桑畠の間を通して」〈藤村・家〉
かれ‐がれ【涸れ涸れ】
[形動][文][ナリ]水の乾いていくさま。川の水などがなくなっているさま。「水の—な池」
かれ‐がれ【嗄れ嗄れ】
[形動][文][ナリ]声がかすれるさま。声がかれ衰えるさま。「余命のなさそうな虫が…—に鳴いている」〈三重吉・小鳥の巣〉
かれ‐がれ【離れ離れ】
[形動ナリ]男女の交際がとだえがちなさま。疎遠なさま。「—におはせしをだに、飽かず胸いたく思ひ侍りしを」〈源・葵〉
かれ‐き【枯れ木】
1 枯れた木。 2 葉の落ちつくした木。《季 冬》「家遠し—のもとの夕けぶり/召波」
か‐れき【歌歴】
和歌を作るようになってからの年月。歌人としての経歴。
かれき‐がく【花暦学】
⇒フェノロジー
かれきなだ【枯木灘】
中上健次の長編小説。昭和52年(1977)刊行。同年の第31回毎日出版文化賞、翌昭和53年(1978)の第28回芸...
枯(か)れ木(き)に花(はな)
いったん衰えたものが再び栄えることのたとえ。
かれきのあるふうけい【枯木のある風景】
宇野浩二の短編小説。昭和8年(1933)「改造」誌に発表。洋画家の小出楢重をモデルとした作品で、題名は小出の絶筆と...
枯(か)れ木(き)も山(やま)の賑(にぎ)わい
《枯れ木も山に風情を添えるのに役立つ意から》つまらないものでも、ないよりはましであることのたとえ。 [補説]文化庁...
かれ‐くさ【枯れ草】
1 枯れた草。特に、冬枯れの草。《季 冬》 2 飼料にする干し草。まぐさ。
かれくさ‐いろ【枯れ草色】
枯れ草のような色。くすんだ黄緑色。
かれくさのね【枯草の根】
陳舜臣の長編推理小説。昭和36年(1961)に第7回江戸川乱歩賞を受賞した著者のデビュー作。