かわ【川/河】
雨などの自然の水が集まり、陸上のくぼみを傾斜に沿って流れ下る水路。河川(かせん)。
かわ【皮】
1 動植物の肉・身を包んでいる外側の膜。表皮。「みかんの—をむく」「鮫(さめ)の—」「魚の—をはぐ」 2 物の表面...
かわ【革】
《「皮」と同語源》獣類の表皮の毛を取り去り、なめしたもの。
かわ【側】
1 物の一つの方向・方面。一面。「家の西の—」「左っ—の目が痛い」 2 相対するものの一方。「労働者の—に立つ」 ...
かわ【鈹】
銅などの重金属を含む硫化鉱を精錬するときにできる中間生成物で、溶鉱炉で融解すると底に沈む不純な硫化物。
か‐わ【佳話】
心が温まるような、よい話。美談。
か‐わ【歌話】
和歌に関する話。歌談。
かわ‐あい【川合(い)】
川と川との合流する所。
かわ‐あいさ【川秋沙】
カモ科の鳥。全長は雄が約70センチ、雌が約50センチ。雄は頭部が光沢のある緑色で、背は黒く、下面は白色。雌は頭部が...
かわ‐あかり【川明(か)り】
あたりが暗い中で、川の表面だけがほのかに明るいこと。 [補説]書名別項。→河明り
かわあかり【河明り】
岡本かの子の小説。著者没後に発見された遺稿で、昭和14年(1939)「中央公論」誌に発表。
かわ‐あき【川明き】
1 増水していた水が引いて、川止めが解けること。かわあけ。 2 川で魚をとることが解禁されること。特に陰暦6月1日...
かわ‐あげ【川揚(げ)】
川の水をくみあげること。また、川船の積み荷を陸にあげること。
かわあげ‐みず【川揚(げ)水】
灌漑(かんがい)用に川から引いた水。
かわあげ‐ようすい【川揚(げ)用水】
川揚げ水を蓄えておく所。また、その水を田畑に流す水路。
かわ‐あそび【川遊び】
川で、泳いだり、魚をとったり、船を浮かべたりして遊ぶこと。
かわい【河井】
姓氏の一。 [補説]「河井」姓の人物河井寛次郎(かわいかんじろう)河井酔茗(かわいすいめい)河井継之助(かわいつぐ...
かわい【河合】
姓氏の一。 [補説]「河合」姓の人物河合栄治郎(かわいえいじろう)河合曽良(かわいそら)河合武雄(かわいたけお)
かわい【可愛】
《形容詞「かわいい」の語幹。また、「かわいい」の省略形とも》 1 愛らしく感じるさま。いとしく思うさま。「忌々(い...
カワイアハオ‐きょうかい【カワイアハオ教会】
《Kawaiahao Church》米国ハワイ州、オアフ島南東部の都市ホノルルにある教会。1842年に建造。ホノル...
かわい・い【可愛い】
[形]《「かわゆい」の音変化。「可愛い」は当て字》 1 小さいもの、弱いものなどに心引かれる気持ちをいだくさま。 ...
可愛(かわい)い子(こ)には旅(たび)をさせよ
子供がかわいいなら、甘やかさないで、世の中のつらさを経験させたほうがよい。
かわい‐えいじろう【河合栄治郎】
[1891〜1944]経済学者・思想家。東京の生まれ。東大教授。理想主義的自由主義の立場からマルクス主義にもファシ...
かわい‐おとくに【川井乙州】
江戸中期の俳人。近江(おうみ)の人。通称、又七。姓は河合とも。姉の智月、妻の荷月とともに芭蕉の弟子。芭蕉の遺稿「笈...
可愛(かわい)可愛(かわい)は憎(にく)いの裏(うら)
心の中では憎んでいながら、口先で盛んにかわいいと言うこと。また、過度の愛情は、憎悪に変わりやすいということ。
かわい‐かんじろう【河井寛次郎】
[1890〜1966]陶芸家。島根の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)・浜田庄司らと民芸運動を興した。素朴で重厚な作...
かわい‐がり【可愛がり】
1 かわいがること。「猫—」 2 (反語的に用いて)痛い目にあわせること。スポーツや武道などで、厳しくしごくこと。...
かわい‐が・る【可愛がる】
[動ラ五(四)] 1 かわいらしいと思って、優しく扱う。「子供を—・る」 2 ひいきする。目をかけてやる。「ひいき...
かわい‐ぎょくどう【川合玉堂】
[1873〜1957]日本画家。愛知の生まれ。本名、芳三郎。別号、偶庵。初め四条派、のち橋本雅邦に師事して狩野派を...
かわい‐げ【可愛げ】
[名・形動]かわいいところがあること。また、そのさま。「—がない子」
かわいこ‐ちゃん【可愛子ちゃん】
かわいらしい少女。男性の関心を集めるような愛らしく若い女性。
かわい‐さ【可愛さ】
かわいいこと。また、その度合い。
可愛(かわい)さ余(あま)って憎(にく)さが百倍(ひゃくばい)
かわいいと思う心が強いだけに、いったん憎いと思いはじめると、その憎しみは非常に強くなるものだということ。
かわい‐すいめい【河井酔茗】
[1874〜1965]詩人。本名、又平。大阪の生まれ。文庫派の中心として多くの後進を育成。詩集「無弦弓」「塔影」「...
かわい‐そう【可哀相/可哀想】
[形動][文][ナリ]同情の気持ちが起こるさま。ふびんに思えるさま。「—な境遇」「彼ばかり責めては—だ」「お—に」...
かわいそうなじどうしゃのはなし【かわいそうな自動車の話】
前川康男による児童文学作品。昭和56年(1981)刊行。第19回野間児童文芸賞受賞。
かわい‐そら【河合曽良】
[1649〜1710]江戸前期の俳人。信濃の人。旧姓、岩波。芭蕉の弟子で、「奥の細道」の旅に随行、その時の日記を残...
かわい‐たけお【河合武雄】
[1877〜1942]新派俳優。東京の生まれ。本名、内山武次郎。女形として活躍し、美貌とはでな芸風で人気を集めた。
かわい‐つぐのすけ【河井継之助】
[1827〜1868]幕末の越後長岡藩家老。名は秋義。号、蒼竜窟。継之助は「つぎのすけ」とも。山田方谷らに学び、長...
カワイヌイ‐しっち【カワイヌイ湿地】
《Kawai Nui Marsh》米国ハワイ州、オアフ島南東部にある湿地。カイルア市街の内陸側に広がり、ハワイ諸島...
カワイハエ
米国ハワイ州、ハワイ島北西部にある港町。南郊にプウコホラヘイアウ国立歴史公園がある。
かわい‐らし・い【可愛らしい】
[形][文]かはいら・し[シク]《「かわゆらしい」の音変化》 1 子供らしい無邪気さや見た目の好ましさで、人をほほ...
かわ‐いり【川入り】
6月1日に行われる水神祭。地方により12月1日に行われる。→川浸(かわびた)り
かわい‐りゅう【河井流】
日本泳法の一流派。加藤清正の家臣河井幸篤(かわいゆきあつ)を祖とする。
かわ‐いるか【河海豚】
クジラ目カワイルカ科の哺乳類の総称。淡水にすむ原始的なハクジラで、体長約2.5メートル。ガンジス川・揚子江・アマゾ...
かわ‐いろ【革色】
《革を染めるのに多く用いたところから》緑がかった紺色。
かわ‐う【河鵜/川鵜】
カツオドリ目ウ科の鳥。全長80センチくらい。全体に黒色。ユーラシア・アフリカ・北アメリカ東部に分布。日本にも留鳥と...
かわ‐うお【川魚】
川にすむ魚。また、淡水にすむ魚。コイ・フナ・アユなど。かわざかな。
かわ‐うす【皮薄】
[名・形動] 1 外皮が薄いこと。また、そのさま。 2 皮膚のきめが細かくて、滑らかなこと。また、そのさま。「姉の...
かわうそ
向田邦子の短編小説。昭和55年(1980)発表。同年、「花の名前」「犬小屋」とあわせ第83回直木賞受賞。