かん‐が【官衙】
役所。官庁。「重要な—や公共設備のビルディングを」〈寅彦・地図をながめて〉
かん‐が【閑雅】
[名・形動] 1 しとやかで優雅なこと。また、そのさま。「何故ああ—な動揺のない顔つきをしていられるのだろう」〈野...
かん‐が【漢画】
1 中国、漢代の絵画。また、中国絵画の総称。 2 伝統的な大和絵に対して、宋元(そうげん)画の様式による日本の水墨画。
かん‐がい【干害/旱害】
ひでりのために生じる農作物などの災害。
かん‐がい【菅蓋】
《「かんかい」とも》スゲで作って長柄(ながえ)につけ、背後からさしかける大きいかさ。大嘗祭(だいじょうさい)のとき...
かん‐がい【寒害】
季節外れの寒さによって受ける農作物などの被害。冷害。
かん‐がい【感慨】
心に深く感じて、しみじみとした気持ちになること。また、その気持ち。「—にひたる」「—を込めて歌う」
かん‐がい【管外】
権限の及ぶ区域の外。管轄区域の外。⇔管内。
かん‐がい【灌漑】
[名](スル)農作物の生育に必要な水を、水路を引くなどして供給し、耕作地をうるおすこと。「—用水」
かんがい‐たんかんがん【肝外胆管癌】
胆管癌のうち、肝臓外の胆管(肝管・総胆管)から発生する癌。狭義の胆管癌。
かんがい‐ぶか・い【感慨深い】
[形]しみじみと心に感じる度合いが強い。「—・い思い出話」
かんがい‐むりょう【感慨無量】
[名・形動]感慨がはかり知れないほど大きいこと。また、そのさま。感無量。「—な(の)面持ち」
かんが・う【考ふ】
[動ハ下二]「かんがえる」の文語形。
かんがえ【考え】
考えること。また、考えて得た結論・判断・予測・決意など。「—をまとめる」「—を示す」「甘い—」「そういうことならこ...
かんがえ‐あわ・す【考え合(わ)す】
[動サ五(四)]「考え合わせる」に同じ。「あれこれ—・してみればわかる」 [動サ下二]「かんがえあわせる」の文語形。
かんがえ‐あわ・せる【考え合(わ)せる】
[動サ下一][文]かんがへあは・す[サ下二]他の物事と比べたり結びつけたりして検討する。「双方の事情を—・せて結論...
かんがえ‐おち【考え落ち】
落語の落ちの一。よく考えないとその意味やおかしみがわからない落ち。
かんがえ‐かた【考え方】
1 考える方法。思考の筋道。「自分なりの—で解く」 2 考える方向。思考の傾向。「君とは—が違う」
かんがえ‐こ・む【考え込む】
[動マ五(四)]一つのことに集中して、深く考える。また、深刻に考える。「どうしたらいいのか—・んでしまった」
かんがえ‐ごと【考え事】
1 頭の中で思いめぐらすこと。また、その内容。「—をする」 2 気がかりなこと。心配事。「—があって眠れない」
かんがえ‐だ・す【考え出す】
[動サ五(四)] 1 考えて、新しい案・方法などをつくり出す。「画期的な戦術を—・す」 2 考えはじめる。「そんな...
かんがえ‐ちがい【考え違い】
誤った考え方をすること。また、その考え。思い違い。「どうも—をしていたようだ」
かんがえ‐つ・く【考え付く】
[動カ五(四)]考えが浮かぶ。思いつく。「うまいことを—・いた」
かんがえ‐なお・す【考え直す】
[動サ五(四)] 1 同じことをもう一度考えてみる。「始めから—・してみよう」 2 今までの考え方を変える。「今か...
かんがえ‐なし【考え無し】
思慮に欠けること。他人の立場や自分の責任などについて、深く考えないこと。また、そのような人。「—の発言をたしなめる」
かんがえ‐ぶか・い【考え深い】
[形]深く考えをめぐらすさま。思慮深い。「—・い目つき」
かんがえ‐ぶみ【考へ文/勘へ文】
「勘文(かんもん)」に同じ。「みちみちの—ども奉れるにも」〈源・薄雲〉
かんがえ‐もの【考え物】
1 十分に考えるべき事柄。また、考え直す必要があること。「彼に頼むのは—だ」 2 相手が考え込むような問いをこしら...
かんが・える【考える/勘える】
[動ア下一][文]かんが・ふ[ハ下二] 1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。 ㋐判断する。結論...
考(かんが)える葦(あし)
パスカルの「パンセ」の中の言葉。「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」とし...
かんがえるひと【考える人】
《(フランス)Le Penseur》ロダンの代表的ブロンズ彫刻。沈思する男性座像。群像彫刻「地獄の門」に用いるため...
かん‐がかり【神懸かり】
⇒かみがかり1
かん‐がく【官学】
1 官立の学校。主に大学についていう。⇔私学。 2 政府が認めた学問。江戸時代の朱子学など。
かん‐がく【勧学】
[名](スル) 1 学問を勧め励ますこと。奨学。 2 浄土宗や浄土真宗本願寺派などで授ける、学階の最高位。
かん‐がく【漢学】
1 日本で、中国の古典をもとに中国思想や詩文を研究する学問。国学・洋学に対していう。 2 中国で、漢代の訓詁学(く...
かん‐がく【管楽】
管楽器で演奏する音楽。吹奏楽。
かん‐がく【関学】
「関西学院大学」または「関東学院大学」の略称。
かんがく‐いん【勧学院】
平安時代の大学別曹(だいがくべっそう)の一。藤原氏の子弟を教育するために、弘仁12年(821)藤原冬嗣(ふじわらの...
勧学院(かんがくいん)の歩(あゆ)み
平安時代、藤原氏の氏の長者の家に慶事があったとき、勧学院の学生一同が整列し、練り歩いて、慶賀に赴いたこと。
勧学院(かんがくいん)の雀(すずめ)は蒙求(もうぎゅう)を囀(さえず)る
勧学院の雀は、学生が「蒙求」を読むのを聞き覚えて、それをさえずる。ふだん見慣れ聞き慣れていることは、自然に覚えると...
かんがく‐え【勧学会】
康保元年(964)に慶滋保胤(よししげのやすたね)らの始めた、一種の念仏結社。3月と9月の15日に、比叡山の僧20...
かんがく‐しゃ【漢学者】
漢学1の学者。
かんがく‐でん【勧学田】
平安時代、大学寮・典薬寮・陰陽寮(おんようりょう)などの学生の、食料・費用などをまかなうために設けられた田。学田。
かんがく‐は【漢学派】
中国、清代の一学派。訓詁を重んじ、漢・唐代の学問を尊重する学派。日本では、江戸時代の新注・古義学などに対抗して興っ...
かん‐がっき【管楽器】
管で作り、息を吹き込んで管内の空気を振動させて音を出す楽器の総称。通常、木管楽器と金管楽器とに二分される。吹奏楽器...
かんが‐は【漢画派】
鎌倉末期以降に興った、宋元画の水墨技法を中心とした絵画様式の流れをくむ画家たちの系統。如拙(じょせつ)・周文・雪舟...
かんが・みる【鑑みる/鑒みる】
[動マ上一][文][マ上一]《「かがみる」の音変化》過去の例や手本などに照らして考える。「時局に—・みて決定する」
かんが・む【鑑む/鑒む】
[動マ上二]「かんがみる」(上一)の上二段化。「湛然たるところに物影—・むべきと同じく」〈露伴・いさなとり〉
かん‐がらす【寒烏】
冬の烏。寒鴉(かんあ)。ふゆがらす。《季 冬》「貧かこつ隣同士の—/子規」
カンガルー
有袋目カンガルー科の哺乳類の総称。尾が長く、後ろ足が大きく発達し、跳躍が巧み。草食性。雌の下腹部に育児嚢(いくじの...