きめ【決め/極め】
約束。きまり。とりきめ。「仲間うちの—を守る」
き‐め【木目/肌理】
1 (木目)もくめ。「—の通った板壁」 2 皮膚や物の表面の細かいあや。また、それに触れたときの感じ。「—の細かい肌」
き‐めい【忌明】
きあけ。いみあけ。
き‐めい【記名】
[名](スル)氏名を書きしるすこと。「持ち物に—する」
き‐めい【記銘】
記憶の第一段階。新しい経験を受け入れ、それを覚え込むこと。
き‐めい【貴名】
相手を敬って、その名前をいう語。
き‐めい【貴命】
貴人・年長者の命令。また、相手を敬って、その命令をいう語。仰せ言。
きめい‐かぶけん【記名株券】
株主の氏名が券面に記載されている株券。記名株。→無記名株券
きめい‐がっき【気鳴楽器】
空気そのものが振動して発音体となり音を発する楽器の総称。管楽器のほか、オルガン・アコーディオン・ハーモニカなど。
きめい‐さいけん【記名債券】
債権者の氏名が券面に記載されている債券。→無記名債券
きめい‐しき【記名式】
証券などに権利者の氏名または商号を記載する方式。
きめいしき‐うらがき【記名式裏書】
手形・小切手などやその補箋(ほせん)に被裏書人の氏名または商号の記載と裏書人の署名がある裏書。正式裏書。完全裏書。...
きめい‐しゃさい【記名社債】
社債権者の氏名が社債原簿および債券面に記載されている社債。日本では、社債は通常無記名式である。
きめい‐しょうけん【記名証券】
権利者の氏名が券面に記載されている有価証券。指名証券。→無記名証券
きめい‐とうひょう【記名投票】
投票用紙に投票者の氏名を書く投票の方式。→無記名投票
きめい‐りょく【記銘力】
新しく体験したことを覚える能力。過去に体験したことを保持する能力を記憶力というのに対していう。
きめいりょく‐しょうがい【記銘力障害】
新しく体験したことを覚えておくことができなくなる障害。重度な場合、数秒あるいは数分前のことを記憶にとどめられなくな...
きめ‐うち【決め打ち】
[名](スル) 1 囲碁などで、あらかじめ手を決めておき、その通りに打つこと。 2 物事の展開や結論を前もって決め...
木目(きめ)が細(こま)か・い
細かいところまで気が配られている。「—・い仕事ぶり」
きめ‐こまか【木目細か/肌理細か】
[形動][文][ナリ]《「きめごまか」とも》 1 皮膚や物の表面がなめらかなさま。「—な肌」 2 物事に細かく気を...
きめ‐こまか・い【木目細かい/肌理細かい】
[形][文]きめこまか・し[ク]「木目が細かい」に同じ。「—・い泡」
きめ‐こみ【木目込み/極め込み】
1 押絵の一。和紙をはり重ねて厚くつくった紙に、綿を入れないで平らに切れ地をはりつけたもの。 2 俳優の化粧法の一...
きめこみ‐にんぎょう【木目込み人形】
木彫りの人形に金襴(きんらん)などの切れ地をはり、その端を彫った溝に埋め込んで衣装とした人形。江戸中期ごろから作ら...
きめ‐こ・む【決め込む/極め込む】
[動マ五(四)] 1 事実がどうであろうと、自分で勝手にそうだと決める。思い込む。「できないと—・んでいる」 2 ...
きめ‐ごと【決め事】
お互いに合意して決めた約束や規則。決まり事。「町内の—を守る」
きめ‐ぜりふ【決め台詞】
演劇などで、最高潮に達したときや区切りの場面に決まって言う、気の利いたせりふ。
きめ‐たおし【極め倒し】
相撲のきまり手の一。相手の差し手の関節をきめてひねり倒す技。
きめ‐だし【極め出し】
相撲のきまり手の一。相手の差し手の関節を、かんぬき・片かんぬき・なた・泉川(いずみがわ)などできめて寄り進み、土俵...
きめ‐だま【決め球】
⇒ウイニングショット
きめ‐つ・ける【決め付ける/極め付ける】
[動カ下一][文]きめつ・く[カ下二] 1 一方的に断定する。「最初から犯人と—・ける」 2 一方的にきびしくしか...
きめ‐て【決め手/極め手】
1 物事の真偽や勝負事での勝ち負けを決定する手段・方法。また、そのよりどころ。「—を欠く」「物的証拠が—となる」 ...
決(き)めてかか・る
初めからそうなると思い込む。「第一球はストレートがくると、—・る」
きめ‐どころ【決め所/極め所】
1 物事の決着をつけるのに都合のよい箇所。また、その時機。「ここが勝負の—だ」 2 要所。急所。「湯風呂に長入りし...
キメラ
1 ライオンの頭、蛇の尾、ヤギの胴をもち、口から火を吐くというギリシャ神話の怪獣。キマイラ。 2 生物学で、異なる...
キメラ‐こうげんじゅようたい【キメラ抗原受容体】
がん細胞を認識する一本鎖抗体と、T細胞を活性化させる分子のシグナル伝達領域を組み合わせた、キメラたんぱく質。遺伝子...
キメラこうげんじゅようたいティーさいぼう‐りょうほう【キメラ抗原受容体T細胞療法】
⇒CAR-T細胞療法
キメラこうげんじゅようたいはつげんティーさいぼう‐りょうほう【キメラ抗原受容体発現T細胞療法】
⇒CAR-T細胞療法
キメラ‐たんぱくしつ【キメラ蛋白質】
遺伝子操作によって2種類以上のたんぱく質を結合させて作ったたんぱく質。→キメラ2
キメラ‐マウス
2種類以上の異系統のマウスの発生初期の胚を融合させることにより、人工的に作られるマウス。2種以上の遺伝的に異なる細...
きめられない‐せいじ【決められない政治】
議会の二院間で多数派が異なるねじれ現象や、連立政権内の不一致などによって、国政の重要課題が先送りされる政治の状態をいう。
き・める【決める/極める】
[動マ下一][文]き・む[マ下二] 1 不確実・未定であった物事をはっきりさせる。 ㋐決定する。「日時を—・める」...
き‐めん【鬼面】
鬼の顔。また、鬼の顔にかたどった仮面。
き‐めん【貴面】
相手を敬って、その人と面会することをいう語。お目にかかること。「—ならねば便りも聞かず」〈浄・天の網島〉
きめん‐がに【鬼面蟹】
ヘイケガニ科のカニ。海底にすむ。甲は四角形で、甲幅約3.5センチ。甲の表面にいぼ状の突起があり、鬼面のように見える...
きめんざん‐たにごろう【鬼面山谷五郎】
[1826〜1871]幕末の力士。第13代横綱。美濃(みの)の人。本名、田中新一。優勝7回。史上最も高齢の43歳で...
鬼面(きめん)人(ひと)を威(おど)す
見せかけだけ恐ろしそうにして人をおどかす。鬼面人を驚かす。